拡張 (Expand) (Spatial Analyst)

ArcGIS Pro 3.4 | | ヘルプのアーカイブ

Spatial Analyst のライセンスで利用可能。

サマリー

指定されたラスターのゾーンを指定されたセル数分拡張します。

拡張ツールの詳細

拡張の図
OutRas = Expand(InRas1, 1, 5)

使用法

  • 指定したゾーンの値はフォアグラウンド ゾーン、残りのゾーン値はバックグラウンド ゾーンと見なされます。 このツールを使用すると、フォアグラウンド ゾーンをバックグラウンド ゾーンに拡大できます。

  • 2 つのフォアグラウンド ゾーンが同一のバックグラウンド ゾーンに対する拡大で競合している場合は、周囲のセルの最頻値に基づいて競合が解決されます。

  • NoData のセルは常にバックグラウンド セルと見なされます。したがって、任意の値を持つ近傍セルが NoData のセルに拡大できます。 NoData のセルが近傍に拡大することはありません。

  • このツールに適用されるジオプロセシング環境の詳細については、「解析環境と Spatial Analyst」をご参照ください。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力ラスター

指定ゾーンが拡大される入力ラスター。

整数タイプでなければなりません。

Raster Layer
セル数

各指定ゾーンを拡大するときのセル数。

1 より大きい整数値を指定する必要があります。

Long
ゾーン値

拡大するゾーンのリスト。

ゾーン値は整数でなくてはいけません。 順序は任意です。

Long
拡大方法
(オプション)

選択したゾーンの拡大に使用する方法。

[距離] オプションは並列化をサポートし、[並列処理ファクター] 環境設定を使用して制御できます。

  • モーフォロジー数学的形態手法を使用して、ゾーンを拡大します。 これがデフォルトです。
  • 距離距離ベースの手法を使用して、ゾーンを拡大します。
String

戻り値

ラベル説明データ タイプ
出力ラスター

ジェネラライズされた出力ラスター。

入力ラスターの指定ゾーンは、指定したセル数で拡大されます。

出力は常に整数型になります。

Raster

ライセンス情報

  • Basic: 次のものが必要 Spatial Analyst
  • Standard: 次のものが必要 Spatial Analyst
  • Advanced: 次のものが必要 Spatial Analyst

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