ユーティリティ ネットワークの作成 (Create Utility Network) (ユーティリティ ネットワーク)

サマリー

ユーティリティ ネットワークをエンタープライズ、ファイル、またはモバイル ジオデータベースのフィーチャ データセット内に作成します。

ユーティリティ ネットワークが作成され、構造物ネットワークがそのフィーチャクラスのコレクションとともに、ターゲット フィーチャ データセットに追加されます。 構造物フィーチャクラスは、ユーティリティ ネットワーク用に作成され、構成されると、すべてのドメイン ネットワークで共有されます。

システム要件とサポートされているデータベースについては、ユーティリティ ネットワークの作成をご参照ください。

使用法

  • [入力フィーチャ データセット] パラメーターと [供給エリア フィーチャクラス] パラメーターの値には、同じ空間参照が必要です。

  • [供給エリア フィーチャクラス] パラメーターの値は、入力フィーチャ データセット内に存在し、z 対応および m 対応でなければなりません。

  • DEFAULTS コンフィグレーション キーワードは、出力ユーティリティ ネットワークに使用されます。

  • エンタープライズ ジオデータベースを操作する場合、次の要件を満たす必要があります。

    • バージョン 6 以前のユーティリティ ネットワークを作成するには、ジオデータベースのバージョンが、10.8.1.2.6 以降である必要があります。

    • ユーティリティ ネットワーク バージョン 7 以降を作成するには、ジオデータベースのバージョンが、11.2.0.3.2 以降である必要があります。

    • ユーティリティ ネットワークは、オペレーティング システム認証ユーザー、データベースの管理者、またはジオデータベースの管理者アカウントによって所有できません。
    • コンテンツを公開する権限を持つアカウントでサイン インして、アクティブな ArcGIS Enterprise ポータルを設定する必要があります。これらの権限では、サーバーベースのレイヤーを公開するだけでなく、コンテンツを作成、更新、削除することもできます。 デフォルトの公開者ロールには、これらの権限が組み込まれています。 アクティブな ArcGIS Enterprise ポータル アカウントは、ポータル ユーティリティー ネットワークの所有者としてネットワーク プロパティーに記録されます。

    ライセンス:
    アクティブなポータル アカウントは、エンタープライズ ジオデータベースでユーティリティ ネットワークを作成、公開、操作するための ArcGIS Advanced Editing ユーザー タイプ エクステンションのライセンスが付与される必要があります。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力フィーチャ データセット

ユーティリティ ネットワークとスキーマを作成するジオデータベースのフィーチャ データセット。

Feature Dataset
ユーティリティ ネットワーク名

作成する新しいユーティリティ ネットワークの名前。

String
供給エリア フィーチャクラス

ユーティリティ ネットワークの地理的範囲を作成するために使用する既存のポリゴン フィーチャクラス。 ユーティリティ ネットワーク フィーチャは、この範囲外には作成できません。

フィーチャクラスは、Z 対応および M 対応である必要があります。

Feature Layer; Feature Class
ユーティリティ ネットワーク バージョン
(オプション)

作成されるユーティリティ ネットワークのバージョンを指定します。

  • 互換性ありArcGIS Pro および ArcGIS Enterprise の最新リリースと互換性のある最新バージョンのユーティリティ ネットワークが作成されます。 シングルユーザー デプロイメントで作業している場合、ArcGIS Pro の最新リリースと互換性のある最新バージョンのユーティリティ ネットワークが作成されます。 エンタープライズ デプロイメントで作業している場合、ArcGIS Enterprise の最新リリースと互換性のある最新バージョンのユーティリティ ネットワークが作成されます。 さまざまなバージョンの ArcGIS Enterprise がインストールされた複数コンピューター デプロイメントの場合、ポータルのフェデレーション サーバーがすべてチェックされ、使用可能な最新リリースと互換性のあるユーティリティ ネットワークのバージョンが作成されます。 これがデフォルトです。
  • 最新ArcGIS Pro の最新リリースと互換性のある最新バージョンのユーティリティ ネットワークが作成されます。
  • 7バージョン 7 のユーティリティ ネットワークが作成されます。
  • 6バージョン 6 のユーティリティ ネットワークが作成されます。
  • 5バージョン 5 のユーティリティ ネットワークが作成されます。
String

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
出力ユーティリティ ネットワーク

出力ユーティリティ ネットワーク。

Utility Network

arcpy.un.CreateUtilityNetwork(in_feature_dataset, in_utility_network_name, service_territory_feature_class, {utility_network_version})
名前説明データ タイプ
in_feature_dataset

ユーティリティ ネットワークとスキーマを作成するジオデータベースのフィーチャ データセット。

Feature Dataset
in_utility_network_name

作成する新しいユーティリティ ネットワークの名前。

String
service_territory_feature_class

ユーティリティ ネットワークの地理的範囲を作成するために使用する既存のポリゴン フィーチャクラス。 ユーティリティ ネットワーク フィーチャは、この範囲外には作成できません。

フィーチャクラスは、Z 対応および M 対応である必要があります。

Feature Layer; Feature Class
utility_network_version
(オプション)

作成されるユーティリティ ネットワークのバージョンを指定します。

  • COMPATIBLEArcGIS Pro および ArcGIS Enterprise の最新リリースと互換性のある最新バージョンのユーティリティ ネットワークが作成されます。 シングルユーザー デプロイメントで作業している場合、ArcGIS Pro の最新リリースと互換性のある最新バージョンのユーティリティ ネットワークが作成されます。 エンタープライズ デプロイメントで作業している場合、ArcGIS Enterprise の最新リリースと互換性のある最新バージョンのユーティリティ ネットワークが作成されます。 さまざまなバージョンの ArcGIS Enterprise がインストールされた複数コンピューター デプロイメントの場合、ポータルのフェデレーション サーバーがすべてチェックされ、使用可能な最新リリースと互換性のあるユーティリティ ネットワークのバージョンが作成されます。 これがデフォルトです。
  • CURRENTArcGIS Pro の最新リリースと互換性のある最新バージョンのユーティリティ ネットワークが作成されます。
  • VERSION_7バージョン 7 のユーティリティ ネットワークが作成されます。
  • VERSION_6バージョン 6 のユーティリティ ネットワークが作成されます。
  • VERSION_5バージョン 5 のユーティリティ ネットワークが作成されます。
String

派生した出力

名前説明データ タイプ
out_utility_network

出力ユーティリティ ネットワーク。

Utility Network

コードのサンプル

CreateUtilityNetwork の例 (Python ウィンドウ)

EsriCoOp という名前のフィーチャ データセットおよび ServiceArea という名前の供給エリア レイヤー内に、MyNetwork という名前のユーティリティ ネットワークを作成します。


import arcpy
arcpy.un.CreateUtilityNetwork(r"C:\MyProject\unownerconnection.sde\UNdatabase.UNOWNER.EsriCoOp", 
                              "MyNetwork", "ServiceArea")

ライセンス情報

  • Basic: No
  • Standard: Yes
  • Advanced: Yes

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