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ワークフロー データベースの作成 (Create Workflow Database) (Workflow Manager (Classic))

このトピックの内容

  1. サマリー
  2. 使用法
  3. パラメーター
  4. 環境
  5. ライセンス情報

Workflow Manager のライセンスで利用可能。

サマリー

Workflow Manager (Classic) スキーマを作成し、エンタープライズ ジオデータベースを Workflow Manager (Classic) データベースとして構成します。

Workflow Manager (Classic) データベースは、業務管理システムのジョブ情報と構成情報を格納するために使用されます。 Workflow Manager (Classic) データベースの作成は、指定したエンタープライズ ジオデータベースに Workflow Manager (Classic) スキーマを作成する管理アクティビティです。 Workflow Manager (Classic) データベース スキーマは、システム テーブルと、ジョブの対象地域 (AOI) のジオメトリを格納するために使用される 1 つのフィーチャクラスで構成されます。

注意:

このツールで作成される Workflow Manager (Classic) システム テーブルは、エンタープライズ ジオデータベースに登録されているジオデータベース テーブルです。 これらのテーブルは、データベース ツールを使用して削除または変更しないことをお勧めします。

注意:

Workflow Manager (Classic) リポジトリ名は、<instance name>_<username> など、データベースのインスタンス名とユーザー名に基づいて設定されます。 オペレーティング システム認証を使用する場合は、システムにログインしたユーザーの名前が使用されます。

レガシー:

このツールは「非推奨」のツールです。 現在の Workflow Manager (Classic) ユーザーはサービス主体の ArcGIS Workflow Manager for ArcGIS Pro を使用して新規プロジェクトを開始することをお勧めします。

Workflow Manager (Classic) の廃止の詳細

使用法

  • Workflow Manager (Classic) データベースを作成する際、更新、挿入、選択、および削除の権限を持つデータ作成者のユーザー アカウントが必要になり、エンタープライズ ジオデータベースへのダイレクト コネクション ファイル (**.sde) を使用する必要があります。

    注意:

    更新、挿入、選択、および削除の権限はデータベースレベルの権限であり、Workflow Manager (Classic) データベースのデータベース管理者により割り当てられます。

  • Workflow Manager (Classic) データベースを作成する際は、AOI フィーチャクラスの空間参照を定義します。 AOI フィーチャクラス用に選択した空間参照は、Workflow Manager (Classic) データベース内のすべての AOI に適用されます。 ジョブの AOI を世界のさまざまな場所に配置する場合は、グローバル空間参照を使用することをお勧めします。

    注意:

    Workflow Manager (Classic) の AOI の詳細については、「対象場所の指定」をご参照ください。

  • Workflow Manager (Classic) データベースを作成する際、Workflow Manager (Classic) エレメントがある構成がインポートされます。 [構成のインポート] パラメーターには、新しい Workflow Manager (Classic) データベースに構成をインポートする、以下の 3 つのオプションがあります。

    • [最小構成] - Workflow Manager (Classic) システムが正常に機能するために必要な基本エレメントをインポートします。 インポートに必要なファイルは、Workflow Manager (Classic) のインストールに含まれています。 インポートされるエレメントの一覧を次に示します。
      • 権限
      • ユーザー グループ - 管理者グループのみ
      • ステータス タイプ
      • アクティビティ タイプ
      • ジョブ通知タイプ
      • 設定
      • 優先度
      • ホールド タイプ
    • [クイック構成] - [最小構成] オプションのすべてのエレメント、および他のエレメントのサンプルがインポートされます。 インポートに必要なファイルは、Workflow Manager (Classic) のインストールに含まれています。 次のようなサンプルがあります。
      • ユーザー
      • ユーザー グループ
      • ジョブ クエリ
      • ステップ タイプ
      • ホールド タイプ
      • 設定
      • ジョブ タイプ
      • デフォルト プロパティ
      • ワークフロー
      • 命名スキーマ
    • [カスタム構成] - 既存の Workflow Manager (Classic) データベースから構成をインポートします。 既存の Workflow Manager (Classic) データベースから構成をエクスポートして、インポートに必要なファイルを生成できます。

      構成ファイルのエクスポートの詳細

      ジョブを含む構成のエクスポートの詳細

  • 特定のキーワードが Workflow Manager (Classic) に設定されている場合に使用されるデータベース コンフィグレーション キーワードの詳細は、データベース管理者に問い合わせてください。 コンフィグレーション キーワードが指定されていない場合、DEFAULTS キーワードが使用されます。

  • [ユーザー ストア] パラメーターは、ユーザーとロールの情報のインポート元のユーザー ストアを定義します。 [ポータル] が選択されている場合、ユーザーが既存のポータルから取得され、Workflow Manager (Classic) リポジトリに追加されます。 [トラディショナル] が選択されている場合、ユーザーとグループが ArcGIS Workflow Manager (Classic) Administrator の管理者により定義されます。 ロールは、Active Directory からインポートするか、手動で作成できます。

    注意:

    [ポータル] オプションを使用してユーザー ストア情報をインポートするには、ポータルにサイン インする必要があります。

  • 出力は、Workflow Manager (Classic) スキーマを含むデータベース ファイル (*.jtc) です。

    *.jtc ファイルは、プロジェクト フォルダーに格納されます。

パラメーター

ダイアログPython

ラベル説明データ タイプ
入力データベース コネクション

Workflow Manager (Classic) スキーマと構成をホストするエンタープライズ ジオデータベース コネクション ファイルの場所。 コネクション ファイルはデータベースに直接接続する必要があり、接続はデータベース所有者として行う必要があります。

Workspace
AOI 空間参照

AOI フィーチャクラスの空間参照。 空間参照の指定方法には、次の方法があります。

  • 空間参照を選択する。
  • 適用する空間参照のフィーチャクラスまたはフィーチャ データセットを選択する。

Coordinate System
構成のインポート

新しい Workflow Manager (Classic) データベースにインポートする Workflow Manager (Classic) エレメントを指定します。 デフォルトは、[最小構成] (Python では Minimum Configuration) です。

  • 最小構成—Workflow Manager (Classic) システムが必要とする基本エレメントをインポートします。
  • クイック構成—最小構成エレメントといくつかのエレメントのサンプルを含みます。
  • カスタム構成—既存のデータベースからエクスポートされた、[入力カスタム構成] パラメーターで Workflow Manager (Classic) 構成ファイルを指定します。
String
入力カスタム構成

既存の Workflow Manager (Classic) データベースからエクスポートされたカスタム構成ファイル。

File
ユーザー ストア
(オプション)

ユーザーとロールの取得元のユーザー ストアを指定します。 ユーザーは、ポータルからインポートでき、Workflow Manager (Classic) リポジトリに作成されたロールに割り当てられます。 ポータルのユーザー プロファイル情報は、ArcGIS Workflow Manager (Classic) Administrator を使用して編集することはできません。 ユーザーとロールは、[トラディショナル] オプションを使用して Workflow Manager (Classic) リポジトリに作成できます。 [トラディショナル] オプションを使用すると、ArcGIS Workflow Manager (Classic) Administrator で Active Directory からユーザーとロールをインポートできます。

  • ポータル—ユーザーは、現在サイン インしているポータルからインポートされます。
  • トラディショナル—ユーザーとロールは ArcGIS Workflow Manager (Classic) Administrator を使用して Workflow Manager (Classic) リポジトリに作成されます。 このオプションを使用すると、ユーザーとロールを Active Directory からインポートできます。 これがデフォルトです。
String

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
出力データベース パス (*.jtc)

Workflow Manager (Classic) スキーマを含む出力データベース ファイル (*.jtc)。

*.jtc ファイルは、プロジェクト フォルダーに格納されます。

File

arcpy.wmx.CreateWorkflowDatabase(Input_Database_Connection, AOI_Spatial_Reference, Import_Configuration, Input_Custom_Configuration, {User_Store})
名前説明データ タイプ
Input_Database_Connection

Workflow Manager (Classic) スキーマと構成をホストするエンタープライズ ジオデータベース コネクション ファイルの場所。 コネクション ファイルはデータベースに直接接続する必要があり、接続はデータベース所有者として行う必要があります。

Workspace
AOI_Spatial_Reference

AOI フィーチャクラスの空間参照。 空間参照の指定方法には、次の方法があります。

  • *.prj ファイルへのパスを入力する (例: c:/workspace/watershed.prj)。
  • このツールの使用前に空間参照オブジェクトを定義し (AOI_Spatial_Reference = arcpy.SpatialReference("c:/data/Africa/Carthage.prj") や AOI_Spatial_Reference = arcpy.SpatialReference('WGS 1984') など)、次に、この定義を空間参照パラメーターとして使用する。

Coordinate System
Import_Configuration

新しい Workflow Manager (Classic) データベースにインポートする Workflow Manager (Classic) エレメントを指定します。 デフォルトは、[最小構成] (Python では Minimum Configuration) です。

  • Minimum Configuration—Workflow Manager (Classic) システムが必要とする基本エレメントをインポートします。
  • Quick Configuration—最小構成エレメントといくつかのエレメントのサンプルを含みます。
  • Custom Configuration—既存のデータベースからエクスポートされた、[入力カスタム構成] パラメーターで Workflow Manager (Classic) 構成ファイルを指定します。
String
Input_Custom_Configuration

既存の Workflow Manager (Classic) データベースからエクスポートされたカスタム構成ファイル。

File
User_Store
(オプション)

ユーザーとロールの取得元のユーザー ストアを指定します。 ユーザーは、ポータルからインポートでき、Workflow Manager (Classic) リポジトリに作成されたロールに割り当てられます。 ポータルのユーザー プロファイル情報は、ArcGIS Workflow Manager (Classic) Administrator を使用して編集することはできません。 ユーザーとロールは、TRADITIONAL オプションを使用して Workflow Manager (Classic) リポジトリに作成できます。 TRADITIONAL オプションを使用すると、ArcGIS Workflow Manager (Classic) Administrator で Active Directory からユーザーとロールをインポートできます。

  • PORTAL—ユーザーは、現在サイン インしているポータルからインポートされます。
  • TRADITIONAL—ユーザーとロールは ArcGIS Workflow Manager (Classic) Administrator を使用して Workflow Manager (Classic) リポジトリに作成されます。 このオプションを使用すると、ユーザーとロールを Active Directory からインポートできます。 これがデフォルトです。
String

派生した出力

名前説明データ タイプ
Output_DatabasePath

Workflow Manager (Classic) スキーマを含む出力データベース ファイル (*.jtc)。

*.jtc ファイルは、プロジェクト フォルダーに格納されます。

File

コードのサンプル

CreateWorkflowDatabase の例 1 (スタンドアロン スクリプト)

このスクリプトでは、既存のエンタープライズ ジオデータベースに Workflow Manager (Classic) データベースを作成して設定します。ユーザー ストアは ArcGIS Workflow Manager (Classic) Administrator に設定されます。 データベース コンフィグレーション キーワードが指定されないため、ツールは DEFAULTS を使用します。

# Import arcpy module
import arcpy

# Local variables:
Input_Database_Connection = r'C:\wmxrepository.sde'
AOI_Spatial_Reference = arcpy.SpatialReference('WGS 1984')
Import_Configuration = 'Quick Configuration'
User_Store = 'Traditional'

# Process: Create Workflow Database
arcpy.wmx.CreateWorkflowDatabase(Input_Database_Connection, 
                                 AOI_Spatial_Reference, Import_Configuration, 
                                 "", "", User_Store)
CreateWorkflowDatabase の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

このスクリプトでは、既存のエンタープライズ ジオデータベースに Workflow Manager (Classic) データベースを作成して設定します。ユーザー ストアは、現在サイン インしているポータルからインポートされます。 データベース コンフィグレーション キーワード WMX が使用されます。

# Import arcpy module
import arcpy

# Local variables:
Input_Database_Connection = r'C:\wmxrepository.sde'
AOI_Spatial_Reference = arcpy.SpatialReference('WGS 1984')
Import_Configuration = 'Minimum Configuration'
Config_keyword = 'WMX'
User_Store = 'Portal'

# Process: Create Workflow Database
arcpy.wmx.CreateWorkflowDatabase(Input_Database_Connection, 
                                 AOI_Spatial_Reference, Import_Configuration, 
                                 "", Config_keyword, User_Store)
CreateWorkflowDatabase の例 3 (スタンドアロン スクリプト)

このスクリプトでは、既存のエンタープライズ ジオデータベースに Workflow Manager (Classic) データベースを作成して設定します。ユーザー ストアは、現在サイン インしているポータルからインポートされます。

# Import arcpy module
import arcpy

# Local variables:
Input_Database_Connection = r'C:\wmxrepository.sde'
AOI_Spatial_Reference = arcpy.SpatialReference('WGS 1984')
Import_Configuration = 'Custom Configuration'
Config_File = r'C:\WMX\CustomConfiguration.jxl'
User_Store = 'Traditional'

# Process: Create Workflow Database
arcpy.wmx.CreateWorkflowDatabase(Input_Database_Connection, 
                                 AOI_Spatial_Reference, Import_Configuration, 
                                 Config_File, "", User_Store)

環境

出力データのコンフィグレーション キーワード

ライセンス情報

  • Basic: No
  • Standard: 次のものが必要 Workflow Manager
  • Advanced: 次のものが必要 Workflow Manager

関連トピック

  • 構成ツールセットの概要
  • ジオプロセシング ツールの検索
  • ワークフロー データベースのアップグレード (Upgrade Workflow Database)

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  3. パラメーター
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