アンダーパスの作成 (Create Underpass) (カートグラフィ)

サマリー

ライン交差部にブリッジ パラペットおよびポリゴン マスクを作成してアンダーパス (低路交差) を示します。

アンダーパスの作成ツールの図
下の青色のライン フィーチャが上の赤色のライン フィーチャと交差する位置で、下の青色のライン フィーチャを隠すためのマージンの寸法から、黄色のポリゴン マスクが作成されます。 角度付きのウィング ティックを含む灰色のブリッジ パラペット装飾も作成されます。

使用法

  • 入力として、シンボル表示された交差ライン フィーチャが必要となります。

  • このツールは [オーバーパスの作成 (Create Overpass)] ツールとほぼ同じです。異なる点は、アンダーパスの作成ツールでは [式] パラメーター値が同ツールにある [入力下部フィーチャ] パラメーター値から選択を行い、[オーバーパスの作成 (Create Overpass)] ツールにある [入力上部フィーチャ] パラメーター値からも選択を行うという点です。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力上部フィーチャ

[入力下部フィーチャ] パラメーター値内のラインと交差するラインを格納する入力ライン フィーチャ レイヤー。上を通過するフィーチャとしてシンボル表示されます。

Layer
入力下部フィーチャ

[入力上部フィーチャ] パラメーター値内のラインと交差するラインを格納する入力ライン フィーチャ レイヤー。下を通過するフィーチャとしてシンボル表示されます。 これらのフィーチャは、[出力アンダーパス フィーチャクラス] パラメーター値で作成されたポリゴンによってマスクされます

Layer
横の余白

[入力上部フィーチャ] パラメーター値の横方向に沿ったマスク ポリゴンの長さ。これは、[入力下部フィーチャ] パラメーター値のストローク シンボルの幅を超えてマスクが延在するページ単位の距離です。 このパラメーター値は 0 以上でなくてはなりません。 余白のページ単位 (ポイント、ミリメートルなど) を選択します。デフォルトはポイントです。

Linear Unit
縦の余白

[入力上部フィーチャ] パラメーター値の縦方向に沿ったマスク ポリゴンの幅。これは、[入力上部フィーチャ] パラメーター値のストローク シンボルの幅を超えてマスクが延在するページ単位の距離です。 このパラメーター値は 0 以上でなくてはなりません。 余白のページ単位 (ポイント、ミリメートルなど) を選択します。デフォルトはポイントです。

Linear Unit
出力アンダーパス フィーチャクラス

[入力下部フィーチャ] パラメーター値をマスクするポリゴンを格納するための、出力フィーチャクラスを作成します。

Feature Class
出力マスク リレーションシップ クラス

アンダーパス マスク ポリゴンと [入力下部フィーチャ] パラメーター値のライン間のリンクを格納するための、出力リレーションシップ クラスを作成します。

Relationship Class
(オプション)

[入力上部フィーチャ] パラメーター値からフィーチャのサブセットを選択する場合に使用される SQL 式。

フィールド名に二重引用符を使用します (たとえば、"MY_FIELD")。

SQL 構文の詳細については、「ArcGIS で使用されるクエリ式への SQL リファレンス」をご参照ください。

SQL Expression
出力装飾フィーチャクラス
(オプション)

パラペット フィーチャを格納するために作成される、出力ライン フィーチャクラス

Feature Class
ウィング タイプ
(オプション)

パラペット フィーチャに使用されるウィング スタイルを指定します。

  • 上部フィーチャと下部フィーチャの間に角度をなすウィング ティックパラペットのウィング ティックが、[入力上部フィーチャ] パラメーター値と [入力下部フィーチャ] パラメーター値の間で角度をなします。 これがデフォルトです。
  • 下部フィーチャに対して平行になるウィング ティックアンダーパス ウィングのウィング ティックが、[入力下部フィーチャ] パラメーター値に対して平行になります。
  • ウィング ティックを作成しないウィング ティックがパラペット上に作成されません。
String
ウィング ティックの長さ
(オプション)

ページ単位でのパラペット ウィングの長さです。 長さには 0 以上の値を指定する必要があります。デフォルトの長さは 1 です。 長さのページ単位 (ポイント、ミリメートルなど) を選択します。デフォルトはポイントです。 [ウィング タイプ] パラメーターが [ウィング ティックを作成しない] に設定されている場合、このパラメーターは適用されません。

Linear Unit

arcpy.cartography.CreateUnderpass(in_above_features, in_below_features, margin_along, margin_across, out_underpass_feature_class, out_mask_relationship_class, {where_clause}, {out_decoration_feature_class}, {wing_type}, {wing_tick_length})
名前説明データ タイプ
in_above_features

in_below_features パラメーター値内のラインと交差するラインを格納する入力ライン フィーチャ レイヤー。上を通過するフィーチャとしてシンボル表示されます。

Layer
in_below_features

in_above_features パラメーター値内のラインと交差するラインを格納する入力ライン フィーチャ レイヤー。下を通過するフィーチャとしてシンボル表示されます。 これらのフィーチャは、out_underpass_feature_class パラメーター値内に作成されたポリゴンによってマスクされます。

Layer
margin_along

in_above_features パラメーター値の横方向に沿ったマスク ポリゴンの長さ。これは、in_below_features パラメーター値のストローク シンボルの幅を超えてマスクが延在するページ単位の距離です。 このパラメーター値は 0 以上でなくてはなりません。 余白のページ単位 (ポイント、ミリメートルなど) を選択します。デフォルトはポイントです。

Linear Unit
margin_across

in_above_features パラメーター値の縦方向に沿ったマスク ポリゴンの幅。これは、in_above_features パラメーター値のストローク シンボルの幅を超えてマスクが延在するページ単位の距離です。 このパラメーター値は 0 以上でなくてはなりません。 余白のページ単位 (ポイント、ミリメートルなど) を選択します。デフォルトはポイントです。

Linear Unit
out_underpass_feature_class

in_below_features パラメーター値をマスクするポリゴンを格納するための、出力フィーチャクラスを作成します。

Feature Class
out_mask_relationship_class

アンダーパス マスク ポリゴンと in_below_features パラメーター値のライン間のリンクを格納するための、出力リレーションシップ クラスを作成します。

Relationship Class
where_clause
(オプション)

in_above_features パラメーター値からフィーチャのサブセットを選択する場合に使用される SQL 式。

フィールド名に二重引用符を使用します (たとえば、"MY_FIELD")。

SQL 構文の詳細については、「ArcGIS で使用されるクエリ式への SQL リファレンス」をご参照ください。

SQL Expression
out_decoration_feature_class
(オプション)

パラペット フィーチャを格納するために作成される、出力ライン フィーチャクラス

Feature Class
wing_type
(オプション)

パラペット フィーチャに使用されるウィング スタイルを指定します。

  • ANGLEDパラペットのウィング ティックが、in_above_features パラメーター値と in_below_features パラメーター値の間で角度をなします。 これがデフォルトです。
  • PARALLELアンダーパス ウィングのウィング ティックが、in_below_features パラメーター値に対して平行になります。
  • NONEウィング ティックがパラペット上に作成されません。
String
wing_tick_length
(オプション)

ページ単位でのパラペット ウィングの長さです。 長さには 0 以上の値を指定する必要があります。デフォルトの長さは 1 です。 長さのページ単位 (ポイント、ミリメートルなど) を選択します。デフォルトはポイントです。 wing_type パラメーターが NONE に設定されている場合、このパラメーターは適用されません。

Linear Unit

コードのサンプル

CreateUnderpass の例 1 (Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウ スクリプトは、イミディエイト モードで CreateUnderpass 関数を使用する方法を示しています。

import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:\data"
arcpy.env.referenceScale = "50000"
arcpy.cartography.CreateUnderpass("roads.lyr", "railroads.lyr", "2 Points", "1 Points",
                                 "cartography.gdb/transportation/under_mask_fc",
                                 "cartography.gdb/transportation/under_mask_rc", "'RelationshipToSurface' = 3",
                                 "cartography.gdb/transportation/tunnel", "PARALLEL", "1 Points")
CreateUnderpass の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

このスタンドアロン スクリプトは、CreateUnderpass 関数の使用例を示しています。

# Name: CreateUnderpass_standalone_script.py
# Description: creates a mask where one feature
#              is visually below another feature
 
# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env

# Set environment settings
env.workspace = "C:/data"
env.referenceScale = "50000"

# Set local variables
in_above_features = "roads.lyr"
in_below_features = "railroads.lyr"
margin_along = "2 Points"
margin_across = "1 Points"
out_overpass_feature_class = "cartography.gdb/trans/under_mask_fc"
out_mask_relationship_class = "cartography.gdb/trans/under_mask_rc"
where_clause = "'RelationshipToSurface' = 3"
out_decoration_feature_class = "cartography.gdb/trans/tunnel"
wing_type = "PARALLEL"
wing_tick_length = "1 Points"

# Execute Create Underpass
arcpy.CreateUnderpass_cartography(in_above_features,
                                  in_below_features,
                                  margin_along,
                                  margin_across,
                                  out_overpass_feature_class,
                                  out_mask_relationship_class,
                                  where_clause,
                                  out_decoration_feature_class,
                                  wing_type,
                                  wing_tick_length)

ライセンス情報

  • Basic: No
  • Standard: No
  • Advanced: Yes

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