ラスター属性テーブルの構築 (Build Raster Attribute Table) (データ管理)

サマリー

ラスター属性テーブルをラスター データセットに追加するか、既存のテーブルを更新します。 これは、主に不連続データとともに使用します。

使用法

  • 既存のテーブルを削除して新しいテーブルを作成するには、[上書き] パラメーターをオンにします。 新しいラスター属性テーブルが作成され、既存のテーブルは削除されます。

  • 既存のテーブルが存在し、[上書き] パラメーターをオンにしなかった場合、テーブルは更新されます。 フィールドは削除されませんが、テーブルの値が更新されます。

  • 32 ビット浮動小数点のピクセル タイプのラスター データセットにラスター属性テーブルを構築することはできません。

  • 多次元データセットに属性テーブルを生成できます。 多次元モザイク データセットまたは多次元ラスターでこのツールを使用すると、出力テーブルには各スライス内にある各クラスのピクセル数が含まれます。 Count_S0 フィールドには、データセットの最初のスライス内にある各クラスのピクセル数が格納されます。 Count_S1 フィールドには、2 番目のスライス内にある各クラスのピクセル数が格納され、以降も同様です。 変数は、土地被覆などのカテゴリ データを含む必要があります。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力ラスター

テーブルを追加する対象となる入力ラスター データセット。 このツールは、ピクセル タイプが浮動小数点または倍精度である場合は、実行されません。

Raster Layer
上書き
(オプション)

既存のテーブルを上書きするかどうかを指定します。

  • なし既存のラスター属性テーブルは上書きされず、すべての編集内容は現在のテーブルに追加されます。 これがデフォルトです。
  • 上書き既存のラスター属性テーブルは上書きされ、新しいラスター属性テーブルが作成されます。
Boolean
カラーマップの変換
(オプション)

カラーマップをラスター属性テーブルに変換するかどうかを指定します。 出力ラスター属性テーブルには、カラーマップの色の値を含む RedGreenBlue の各フィールドがあります。 これらのフィールドは、対応するクラス値の表示色を定義します。

関連するカラーマップが [入力ラスター] パラメーター値に含まれている場合のみ、このパラメーターが適用されます。

  • カラーマップの変換カラーマップは新しいラスター属性テーブルに変換されます。
  • なしカラーマップはラスター属性テーブルに変換されません。 これがデフォルトです。
Boolean

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
更新された入力ラスター

出力ラスター データセット。

Raster Layer

arcpy.management.BuildRasterAttributeTable(in_raster, {overwrite}, {convert_colormap})
名前説明データ タイプ
in_raster

テーブルを追加する対象となる入力ラスター データセット。 このツールは、ピクセル タイプが浮動小数点または倍精度である場合は、実行されません。

Raster Layer
overwrite
(オプション)

既存のテーブルを上書きするかどうかを指定します。

  • NONE既存のラスター属性テーブルは上書きされず、すべての編集内容は現在のテーブルに追加されます。 これがデフォルトです。
  • Overwrite既存のラスター属性テーブルは上書きされ、新しいラスター属性テーブルが作成されます。
Boolean
convert_colormap
(オプション)

カラーマップをラスター属性テーブルに変換するかどうかを指定します。 出力ラスター属性テーブルには、カラーマップの色の値を含む RedGreenBlue の各フィールドがあります。 これらのフィールドは、対応するクラス値の表示色を定義します。

関連するカラーマップが [入力ラスター] パラメーター値に含まれている場合のみ、このパラメーターが適用されます。

  • オン - カラーマップは新しいラスター属性テーブルに変換されます。
  • オフ - カラーマップはラスター属性テーブルに変換されません。 これがデフォルトです。
  • ConvertColormapカラーマップは新しいラスター属性テーブルに変換されます。
  • NONEカラーマップはラスター属性テーブルに変換されません。 これがデフォルトです。
Boolean

派生した出力

名前説明データ タイプ
out_raster

出力ラスター データセット。

Raster Layer

コードのサンプル

BuildRasterAttributeTable の例 (Python ウィンドウ)

以下は、BuildRasterAttributeTable 関数を実行する Python サンプルです。

import arcpy
arcpy.BuildRasterAttributeTable_management("c:/data/image.tif", "Overwrite")
BuildRasterAttributeTable の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

以下は、BuildRasterAttributeTable 関数を実行する Python スクリプト サンプルです。

##====================================
##Build Raster Attribute Table
##Usage: BuildRasterAttributeTable_management in_raster {NONE | Overwrite}
    
import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/Workspace"

##Build attribute table for single band raster dataset
##Overwrite the existing attribute table file
arcpy.BuildRasterAttributeTable_management("image.tif", "Overwrite")

環境

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。

ライセンス情報

  • Basic: Yes
  • Standard: Yes
  • Advanced: Yes

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