Exp10 (Image Analyst)

Spatial Analyst のライセンスで利用可能。

Image Analyst ライセンスで利用できます。

サマリー

ラスター内のセル値の底が 10 の指数を計算します。

Exp10 の図
OutRas = Exp10(InRas1)

使用法

  • 入力値は、整数または浮動小数点数のいずれかで、正の値でも負の値でもかまいません。

    正および負の浮動小数点の入力値の結果については、「指数ツールの出力値の例」をご参照ください。

  • -324 以下の入力値は、32 ビット浮動小数点数で正確に表現できないため、出力では NoData に設定されます。

  • このツールの出力ラスターは入力値の型に関係なく常に浮動小数点型です。

  • このツールの出力値は、常に正の値になります。

  • 入力がマルチバンド ラスターである場合、出力はマルチバンド ラスターになります。 このツールは、入力の各バンドに対して操作を実行します。

  • 入力が多次元ラスター データである場合、すべての変数のすべてのスライスが処理されます。 出力は CRF 形式の多次元ラスターになります。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力ラスター、または定数値

底が 10 の指数を計算する入力値。

数値をこのパラメーターの入力として使用するには、セル サイズと範囲を最初に環境で設定しておく必要があります。

Raster Layer; Constant

戻り値

ラベル説明データ タイプ
出力ラスター

出力ラスター。

セル値は、入力値の底が 10 の指数です。

Raster

Exp10(in_raster_or_constant)
名前説明データ タイプ
in_raster_or_constant

底が 10 の指数を計算する入力値。

数値をこのパラメーターの入力として使用するには、セル サイズと範囲を最初に環境で設定しておく必要があります。

Raster Layer; Constant

戻り値

名前説明データ タイプ
out_raster

出力ラスター。

セル値は、入力値の底が 10 の指数です。

Raster

コードのサンプル

Exp10 の例 (Python ウィンドウ)

次の例では、入力ラスター値の底が 10 の指数を計算しています。

import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.ia import *
env.workspace = "C:/iapyexamples/data"
outExp10 = Exp10("degs")
outExp10.save("C:/iapyexamples/output/outexp10")
Exp10 の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

次の例では、入力ラスター値の底が 10 の指数を計算し、結果を IMG ラスターとして返しています。

# Name: Exp10_Ex_02.py
# Description: Calculates the base 10 exponential of pixels in a raster
# Requirements: Image Analyst Extension

# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.ia import *

# Set environment settings
env.workspace = "C:/iapyexamples/data"

# Set local variables
inRaster = "cost"

# Check out the ArcGIS Image Analyst extension license
arcpy.CheckOutExtension("ImageAnalyst")

# Execute Exp10
outExp10 = Exp10(inRaster)

# Save the output 
outExp10.save("C:/iapyexamples/output/outexp10.img")

ライセンス情報

  • Basic: 次のものが必要 Image Analyst または Spatial Analyst
  • Standard: 次のものが必要 Image Analyst または Spatial Analyst
  • Advanced: 次のものが必要 Image Analyst または Spatial Analyst

関連トピック