距離ツールセットの概要

Spatial Analyst のライセンスで利用可能。

距離ツールを使用すると、直線距離 (ユークリッド) または加重距離のいずれかを考慮した解析を実行できます。 距離は、シンプル コスト (摩擦) サーフェスによって、または鉛直および水平方向の移動制限に対応する方法で、重み付けできます。

使用可能なツールとその簡単な説明を次の表に示します。

ツール説明

距離累積 (Distance Accumulation)

直線距離、コスト距離、実際のサーフェス距離、垂直および水平方向のコスト係数を考慮して、各セルからソースまでの累積距離を計算します。

距離アロケーション (Distance Allocation)

直線距離、コスト距離、実際のサーフェス距離、垂直および水平方向のコスト係数に基づいて、各セルから指定したソースまでの距離アロケーションを計算します。

最小コスト コリドー (Least Cost Corridor)

パーセンテージまたは累積コストに基づく閾値を適用するオプションを使用して、2 つの累積コスト距離ラスターの合計値を計算します。

最適コリドー接続 (Optimal Corridor Connections)

2 つ以上の入力領域間の最適なコリドー接続を計算します。

最適パス (ライン) (Optimal Path As Line)

ソースから目的地までの最適パスをラインとして計算します。

最適パス (ラスター) (Optimal Path As Raster)

ソースから目的地までの最適なパスをラスターとして算出します。

最適領域接続 (Optimal Region Connections)

2 つ以上の領域間の最適な接続ネットワークを計算します。

距離ツールセットのツール

ArcGIS Pro 2.5 以降における距離解析の推奨ツールを上記の表に示します。 ArcGIS Pro 2.5 より前のバージョンでは、距離解析は他のツールで実行されていました。これらのツールは、従来の距離ツールセットで引き続き使用できます。

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