ArcGIS Pro 2.4 のシステム要件

物理的コンピューターまたは仮想コンピューターで ArcGIS Pro のインストールまたはアップグレードを行う前に、お使いのシステムが最小システム要件を満たしていることを確認してください。また、最高のパフォーマンスを得るための推奨リソースも確認してください。

サポートされているオペレーティング システム

ArcGIS Pro は以下のオペレーティング システムでサポートされています。ただし、オペレーティング システムの提供元が、当該オペレーティング システムを一般使用可能としてサポートしている場合に限ります。特に指定がない限り、これらのオペレーティング システムの過去のアップデートと今後のアップデートまたはサービス パックはサポートされます。

オペレーティング システム検証済みの最新アップデートまたはサービス パック

Windows 10 Home、Pro、Enterprise (64 ビット)

2019 年 1 月 8 日公開のパッチ適用

Windows 8.1 Pro および Enterprise (64 ビット)

2019 年 1 月 8 日公開のパッチ適用

Windows 7 Ultimate、Professional、Enterprise (64 ビット)*

2019 年 1 月 8 日公開のパッチ適用

Windows Server 2019 Standard および Datacenter (64 ビット)

2019 年 1 月 8 日公開のパッチ適用

Windows Server 2016 Standard および Datacenter (64 ビット)

2019 年 1 月 8 日公開のパッチ適用

Windows Server 2012 R2 Standard および Datacenter (64 ビット)

2019 年 1 月 8 日公開のパッチ適用

Windows Server 2012 Standard および Datacenter (64 ビット)

2019 年 1 月 8 日公開のパッチ適用

Windows Server 2008 R2 Standard、Enterprise、Datacenter (64 ビット)*

2019 年 1 月 8 日公開のパッチ適用

* Microsoft は、2020 年 1 月 14 日に Windows 7 と Windows Server 2008 R2 の延長サポートの提供を終了します。それに伴い、2020 年 1 月以降、Windows 7 または Windows Server 2008 R2 での ArcGIS 製品のサポートも終了いたします。Esri では、2020 年 1 月 14 日の延長サポート終了日よりもかなり前の時点で、新しいバージョンの Windows に移行することを強くお勧めします。

メモ:

Windows 8 は、Microsoft でのサポートが終了しています。ArcGIS Pro を使用するには、Windows 8.1 以降にアップグレードしてください。

ハードウェア要件

アイテムサポートおよび推奨される要件

CPU 速度

最小: 2 コア、ハイパースレッディング*

推奨: 4 コア*

最適: 10 コア*

プラットフォーム

x64 (SSE2 対応)

メモリ/RAM

最小: 4 GB

推奨: 8 GB

最適: 16 GB 以上

画面のプロパティ

24 ビット カラー

下記の「ビデオ/グラフィックス アダプターの要件」もご参照ください。

画面の解像度

標準サイズで 1024 x 768 以上

表示キャッシュ

ArcGIS Pro では、ユーザーが選択した場所で、最大 32 GB のスペースを一時表示キャッシュとして使用できます (利用可能なスペースがある場合)。デフォルトでは、表示キャッシュは、ユーザー プロファイルに書き込まれます。**

格納

最小: 32 GB の空き容量

推奨: 32 GB 以上の空き容量 (ソリッド ステート ドライブ (SSD) 上)

*ハイパースレッディング搭載 CPU は標準でコア当たり 2 スレッドに対応しています。ハイパースレッディング搭載 2 コア CPU では 4 スレッドの並列処理が可能であり、ハイパースレッディング搭載 6 コア CPU では 12 スレッドの並列処理が可能です。

**キャッシュはデフォルトで、ユーザー プロファイルの \Local サブフォルダーに書き込まれるため、システム管理者によってプロファイルのローミングが有効化されている場合でも、ユーザー プロファイルは移動されません。

ビデオ/グラフィックス アダプターの要件

最適なグラフィックス パフォーマンスを実現するには、下記のビデオ/グラフィックス アダプターの要件をご参照ください。

メモ:

必ず最新のドライバーを使用してください。

アイテムサポートおよび推奨される要件

DirectX*

最小: DirectX 11、機能レベル 11.0、シェーダー モデル 5.0

推奨: DirectX 11、機能レベル 11.0、シェーダー モデル 5.0

OpenGL*

最小: OpenGL 4.3 (EXT_texture_filter_anisotropic および EXT_texture_compression_s3tc エクステンションを含む)

推奨: OpenGL 4.5 (ARB_shader_draw_parameters、EXT_swap_control、EXT_texture_compression_s3tc、および EXT_texture_filter_anisotropic エクステンションを含む)

(共有ではなく) 専用のグラフィックス メモリ**

推奨: 4 GB 以上

*DirectX の要件が満たされない場合、ArcGIS Pro は自動的に OpenGL を使用します。ドライバーで問題の発生が疑われる場合は、手動で OpenGL に変更することができます。

** 統合型 GPU 搭載のノートブック コンピューターをご使用の場合は、共有メモリでの使用を補填するためにシステム RAM の増設をご検討ください。

ソフトウェア要件

ArcGIS Pro をインストールするには、以下のソフトウェアがインストールされている必要があります。

ソフトウェア要件

.NET Framework

Microsoft .NET Framework 4.6.1 以降

ブラウザー

Microsoft Internet Explorer 11

ArcGIS Pro 2.4 では、3 つのライセンス タイプを利用できます。使用するタイプに応じて、追加のソフトウェアが必要な場合や ArcGIS Online へのアクセスが必要な場合があります。

  • 指定ユーザー ライセンス - ArcGIS Pro は、ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise の組織アカウントを通じてライセンスを付与します。ArcGIS Online を使用してライセンスを付与する場合 (デフォルト オプション)、ArcGIS OnlineEsri が提供するクラウドベースのサービスであるため、ライセンス ソフトウェアは必要ありません。

    ArcGIS Enterprise を使用してライセンスを付与する場合は、下記の表に示されているバージョンの 1 つを、サポートされている対応するバージョンの ArcGIS License Manager とともにインストールする必要があります。

    ArcGIS EnterpriseArcGIS License Manager

    10.7.1

    2019.0 以降

    10.7

    2019.0 以降

    10.6.1

    2019.0 以降

    10.6

    2019.0 以降

  • 同時使用ライセンス - ArcGIS Pro ArcGIS License Manager のライセンスを管理するためには、2.4 2019.0 以降の製品が必須です。
  • 単独使用ライセンス - ライセンスを付与するためのソフトウェアは別途必要ありません。

SDK 要件

ArcGIS Pro SDK for .NET を使用してアドインを作成するための最小システム要件については、「SDK GitHub リポジトリ」をご参照ください。

仮想化

ArcGIS Pro は、以下の 4 つの表に示すように、さまざまなオンプレミスおよびクラウド環境でサポートされています。

最適なユーザー エクスペリエンスを確保するために、すべての環境で仮想プラットフォームと互換性のある GPU を使用することをお勧めします。

メモ:

ヘルプの仮想化セクションは、ArcGIS Pro の仮想環境の設定に関する追加情報を提供します。

オンプレミスの仮想デスクトップ インフラストラクチャ (VDI)備考

Citrix XenDesktop 7.6 CU6

Citrix および NVIDIA は最新のドライバーを使用してください。最新のドライバー バージョンについては Citrix および NVIDIA GRID Web サイトをご参照ください。

Citrix XenDesktop 7.11

Citrix XenDesktop 7.12

Citrix XenDesktop 7.13

Citrix XenDesktop 7.14

Citrix XenDesktop 7.15 CU4

Citrix Virtual Apps および Virtual Desktop 7.1808 2

Windows Server 2012 R2 Hyper-V

Microsoft VDI (RemoteFX vGPU Windows Device Driver Model (WDDM) 1.2 で動作確認済み)

Windows Server 2016 Hyper-V

VMware vSphere 6.5

VMware Horizon View 7.0.3 以降のみを使用してください。

VMware および NVIDIA の最新のドライバーを使用してください。最新のドライバー バージョンについては VMware および NVIDIA GRID Web サイトをご参照ください。

VMware vSphere 6.7

オンプレミスのアプリケーションのストリーミングおよび仮想化備考
Citrix XenApps 7.6 LTSR CU7

ホストされる OS:

  • Windows Server 2012 R2 (2019 年 4 月のパッチ適用以降)

Citrix XenApp 7.11

Windows Server 2016

Citrix XenApp 7.12

Windows Server 2016

Citrix XenApp 7.13

Windows Server 2016

Citrix XenApp 7.14

Windows Server 2016

Citrix XenApp 7.15 CU4

Windows Server 2016

Citrix Virtual Apps および Virtual Desktop 7.1808 2

Windows Server 2016

メモ:

  • Citrix XenApp での ArcGIS Pro は、XenApp セッション/サーバー密度が低いためお勧めできません。この点は、Windows Server 2012 R2 および 2016 のテストによって検証されました。
  • ArcGIS Pro は、次の環境で通常レベルの機能とパフォーマンスを発揮できます。

    • Microsoft App-V
    • VMware App Volumes

クラウドの仮想デスクトップ インフラストラクチャ (VDI)備考

Amazon WorkSpaces グラフィックス バンドル

Azure NV シリーズの VM

1 つの GPU が含まれる NV6 が推奨されます。現在、ArcGIS Pro には複数の GPU は必要ありません。Windows 10 のクライアント RDP は、ほとんどの作業負荷で適切です。要件が厳しい作業負荷には、Teradici 技術が役に立つ場合があります。

メモ:

CUDA を利用する Spatial Analyst ツールまたはコンピューター ラーニング機能を使用している場合は、視覚化と計算をサポートするために複数の GPU を使用すると便利です。Spatial Analyst ツールまたはコンピューター ラーニング機能を実行し、表示が不安定な場合は、このオプションを検討してください。計算に GPU を利用する Spatial Analyst ツールおよびコンピューター ラーニング機能 の現行リストを示します。

クラウドのアプリケーションのストリーミングと仮想化備考

AWS AppStream

Azure Citrix XenApp

ArcGIS Pro の最新バージョンのシステム要件

サポートが終了した ArcGIS Pro バージョンのシステム要件は、最終的に Web ヘルプから削除されます。「製品ライフ サイクル チャート」に、すべてのサポート終了日と関連情報が記載されています。