ArcGIS Pro 1.3 のリリース ノート

修正された問題

修正された問題のリストでは、Esri テクニカル サポートに報告され、最新バージョンの ArcGIS Pro で修正されている不具合について説明しています。

ArcGIS Pro 1.3.1 で修正された問題

ArcGIS Pro 1.3 Patch 1 (1.3.1) では、次の表に示す問題が修正されました。このパッチで追加された新しい機能はありません。したがって、次のアイテムは 1.3 (1.3.0) と 1.3.1 の間でシームレスに動作します。

  • プロジェクト ファイル、プロジェクト テンプレート、およびプロジェクト パッケージ (*.aprx、*.aptx、および *.ppkx)
  • レイヤー ファイルおよびレイヤー パッケージ (*.lyrx および *.lpkx)
  • レイアウト ファイル (*.pagx)
  • マップ ファイルおよびマップ パッケージ (*.mapx および *.mpkx)
  • タスク ファイル (*.esriTask)
  • ArcGIS Pro SDK for .NET を使用して構築されたカスタム機能
  • ジオプロセシングまたは ArcGIS Pro ArcPy サイト パッケージを使用して構築されたカスタム ツール
  • パッケージ化、公開、および共有 (たとえば、ArcGIS Online での Web マップの公開)

不具合説明

BUG-000097551

一部の大きなマルチパッチ フィーチャクラスにより、[シーン レイヤー パッケージの作成 (Create Scene Layer Package)] ツールが強制終了します (またはテクスチャがないままツールが完了します)。

BUG-000097870

Windows 7 コンピューター上で、フィーチャ サービスに対して [フィールド演算 (Calculate Field)] ツールを実行すると、ArcGIS Pro 1.3 が強制終了します。

BUG-000098376

特定の編集の実行後にマップを回転させると、マップを閉じるときに ArcGIS Pro が強制終了する場合があります。

BUG-000098380

[最適化ホット スポット分析 (Optimized Hot Spot Analysis)] ツールでデータを集約するときに、実際のポイント数ではなく、入力ポイント位置のユニーク数が適用されます。

ArcGIS Pro 1.3 で修正された問題

ArcGIS Pro 1.3 では、次の表に示す問題が修正されました。この更新で追加された新しい機能については、「ArcGIS Pro 1.3 の新機能」をご参照ください。

不具合説明

BUG-000085124

ArcGIS Pro が、モザイク データセットにラスターを追加するときの入力として、投影情報ファイル (*.prj) ファイルや他のファイル形式 (*.ntf、*.grb、*.hdf、*.ntf など) を認識しません。

BUG-000090446

ArcGIS Pro において、GUID タイプの列を持つ ArcGIS Online ホスト フィーチャ サービスで編集を行うとエラーが発生します。

BUG-000091436

ArcGIS Pro のスケッチで、[平行] オプションを使用する際にマップとフィーチャクラスの座標系が異なると、ラインがフィーチャと平行に描画されません。

BUG-000092410

ArcGIS Pro で Excel スプレッドシートからデータを結合すると、Excel から取得されたすべてのフィールドに値が入力されます。

BUG-000093380

ローカライズ版で、タスク デザイナーの [属性の追加] でリソースが読み込まれません。

BUG-000093890

ドイツ語版の ArcGIS Pro の検索で、[条件] ツールの結果が返されません。

BUG-000094396

レイヤーのシンボルを更新すると、レイヤー キャッシュの設定がデフォルトに戻ります。

BUG-000094600

[ラスター] または [ファイル] 反復子を ModelBuilder に追加すると、日本語版の ArcGIS Pro 1.2 が強制終了します。

BUG-000094706

ローカライズ版で、関数エディターの [キャンセル] ボタンが翻訳されていません。

BUG-000094855

ArcGIS Pro で、[投影変換のバッチ処理 (Batch Project)] ツールがシェープファイルのリストを認識しません。

BUG-000094943

1600 年以前を含む日付けの値が ArcGIS Pro で正しく表示されません。

BUG-000095028

ノルウェー語の文字を含む属性が、シェープファイルで正しく表示されません。

BUG-000095056

ArcGIS Pro 1.2 で、マルチディメンション ツールのバリュー テーブルの列見出しに、ローカライズされていないテキスト「Create OPeNDAP Raster Layer」が存在します。

BUG-000095094

フィーチャ サービスの属性テーブルまたはポップアップを表示すると、コード値ドメインで、期待される説明ではなくコードが表示されます。

BUG-000095156

標高サーフェスを 8 ビット符号付き、8 ビット符号なし、または 16 ビット符号なし整数のシングル バンド ラスター データセットとして設定すると、エラーが発生します。

BUG-000095299

arcpy.mp.CreateWebLayerSDDraft 関数が、overwrite_existing_service などの一部のパラメーターを適用しません。

BUG-000095491

[ドメインの変更 (Alter Domain)] ツールの [新しい分割ポリシー] および [新しいマージ ポリシー] ドロップダウン リストのアイテムが、ローカライズ版で翻訳されていません。

BUG-000095537

ラベル クラスの外部ゾーンの値が正しく動作しません。

BUG-000095612

レイアウトの 3D マップ フレームが 2D マップであるかのように PDF にエクスポートされます。

BUG-000095756

整列角度が [マップ] に設定されていると、レイアウトでマップ フレーム回転に対するポイント シンボルの整列が適用されません。

BUG-000095762

ArcGIS Pro 1.2 で画像ベースマップに透過表示を設定し、マップをエクスポートしてから設定を透過表示なしに戻しても、以降のすべてのエクスポートで、選択されている形式に関係なく透過表示が維持されます。

BUG-000095893

ArcGIS Pro から 3D シーンのレイアウトをエクスポートする速度が、予想を下回ります。

BUG-000095932

右から左に書かれる言語で、レイアウト ギャラリーおよび [レイアウト プロパティ] ダイアログ ボックスにリストされるページ サイズが正しく表示されません。

BUG-000096065

属性値を使用したシンボル設定で PDF にエクスポートする場合、出力が正しくありません。

BUG-000096135

フィールド タイプは同じでも、異なる名前のフィールドを使用すると、[クエリ テーブルの作成 (Make Query Table)] ツールが失敗します。

BUG-000096192

情報形式がテキストまたは XML の場合、WMS レイヤーに対する個別属性表示が失敗します。

ENH-000095177

ベクター タイル パッケージが、詳細な小縮尺フィーチャのソース データ ジオメトリを過度に変更します。

既知の問題

以下のサブセクションでは、ArcGIS Pro の機能面における既知の制限事項を示します。ソフトウェアの将来のバージョンでこれらの問題を修正するために、ソフトウェア開発者が精力的に作業しています。

解析とジオプロセシング

Geostatistical Analyst

[EBK Regression Prediction]サブセット ポリゴン フィーチャを指定し、出力診断フィーチャクラスを作成すると、ツールの実行中にエラーが発生することがあります。このような不安定さは、Windows 8 および Windows 10 オペレーティング システムのみで生じます。このようなエラーが発生した場合は、ArcGIS Pro を閉じ、Geostatistical Analyst のキャッシュ フォルダーにあるすべてのファイルを削除し、、再度 ArcGIS Pro を開いてツールを再実行します。

ネットワーク解析

ネットワーク データ ソースとしてポータル サービスを使用する場合は、一部のネットワーク解析オプションがサポートされません。特定のカットオフ値、追加の時間または距離、およびフィーチャごとの検出施設数を含む入力テーブル フィールドは解析で無視されます。すべての入力フィーチャにネットワーク解析レイヤーのデフォルト値が使用されます。たとえば、ポータル サービスを参照する到達圏レイヤーは、レイヤーのデフォルト カットオフ値をオーバーライドする施設ごとのカットオフをサポートしません。

Spatial Analyst

[加重オーバーレイ (Weighted Overlay)] ツールおよび [加重合計 (Weighted Sum)] ツールでは、環境設定でフィーチャクラスを [マスク] として使用すると、[ERROR 010050: セル サイズが設定されていません] というエラー メッセージが表示されます。回避策として、まずフィーチャクラスをラスター データセットに変換して、次にそのラスターをマスク環境として使用します。

編集と Data Reviewer

編集

  • 始点と終点が同じ円形フィーチャをトレースするとき、予期しない結果が発生する場合があります。
  • 新しいフィーチャの追加中に、レイヤーのレイヤー プロパティを変更すると、編集中のフィーチャには、その編集が完了するまで、それらのプロパティが反映されません。
  • レイヤー シンボルが [個別値] に設定されている場合、個別値のリストから属性テーブルのシンボル クラスを変更することはできません。
  • フィーチャの編集中に表示される頂点ハンドルの色は変更できません。
  • [フィーチャの修正] ウィンドウで [選択を有効化] 選択セットの切り替え を使用して一致するフィーチャを選択するとき、[選択チップ] アクティブな選択 が表示されません。
  • ヒート マップ レンダリングを使用してシンボル表示されたレイヤーを編集できません。サポートされているレンダリングにレイヤーを変更し、[ステータス] ダイアログを開いて、ステータスを [編集可能] に更新します。
  • フィーチャ レイヤーのデータ ソースが壊れている場合、グループ テンプレートが壊れたフィーチャ レイヤーを参照するフィーチャ テンプレートとビルダーを失う可能性があります。
  • [分割] スプリット が、フィーチャ サービスのフィーチャを変更できなかったときに、ウィンドウに成功の通知を表示する場合があります。
  • デフォルトで [地表] 標高サーフェスを含むのは、3D シーンのみです。標高サーフェスを 2D マップに追加するには、[マップ プロパティ] ダイアログ ボックスを開き、[標高サーフェス] をクリックしてから [新しいサーフェスの追加] をクリックします。[標高ソースの追加] データの追加 をクリックし、[すべてのポータル] をクリックして、検索ボックスに「terrain3D」と入力します。
  • 関連テーブルを持つフィーチャ テンプレートを使用するには、フィーチャクラスを関連元とするリレーションシップを定義する必要があり、リレーションシップ キーは OID または GUID にできません。
  • [フィーチャの修正] ウィンドウで、[頂点の編集] 頂点の編集 および [フィーチャ作成の継続] フィーチャ作成の継続 の頂点テーブルは、次の頂点の最大数に表示が制限されます。
    • ポリラインおよびポリゴン フィーチャの場合、800,000 頂点
    • マルチパッチ フィーチャの場合、50,000 頂点
  • マップ トポロジ:
    • マップ トポロジ ノードの編集が一部利用できません。
    • アクティブな選択セットで [エッジ] から [フィーチャ] に編集モードを切り替えると、選択されたエッジの選択が解除されます。これは、[移動] 移動[頂点の編集] 頂点の編集、および [形状変更] 修正 で発生します。
  • ジオデータベース トポロジ:
    • 次の事前定義されている修正方法は実装されていません。[マージ][最大フィーチャへマージ][スナップ][エクスプロード][単純化]
    • エラー レイヤーが選択可能でない場合、[エラーの修正] ツールは失敗します。
    • ジオデータベース トポロジの管理は、ArcMap または ArcCatalog のみで利用可能です。
    • ジオデータベース トポロジのプロパティ ページは、関連するフィーチャクラス、サブタイプ、ルール、およびクラスター許容値の公開に利用できません。

Data Reviewer

このバージョンでは Data Reviewer に新しい既知の問題はありませんが、次のようなの既知の問題がまだ存在します。

レビューアー バッチ ジョブ

  • 接続性ルール チェックは、ArcGIS Pro での実行でサポートされていません。ジオメトリック ネットワーク データセットの整合チェックは、ArcGIS Data Reviewer Desktop を使用して実装できます。
  • カスタム チェックは、ArcGIS Pro での実行でサポートされていません。
  • メタデータ チェックは、ArcGIS Pro での実行でサポートされていません。アイテム メタデータの整合チェックは、ArcGIS Data Reviewer Desktop を使用して実装できます。
  • UNC パスから追加されたバッチ ジョブは、[組織外で共有] オプションがオフの状態でファイルに保存されるとき、プロジェクト パッケージにコピーされます。

レビュー結果

  • セッション結果のプロジェクト アイテムは、プロジェクトをパッケージ化するときにサポートされません。
  • セッション結果のプロジェクト アイテムは、テンプレートでサポートされません。
  • 無効なレビューアー ワークスペース接続がある場合に、[セッションの追加] ショートカット メニュー アイテムが無効化されません。
  • [レビュー結果] ウィンドウでの列の並べ替えは、キーボード アクセシビリティのためにサポートされていません。
  • [結果の更新] ウィンドウは、編集を元に戻す機能と やり直す機能をサポートしていません。
  • セッション結果のプロジェクト アイテムは、[プロジェクト] ウィンドウからの複数セッションの削除をサポートしていません。セッションは、[レビューアー セッションの削除 (Delete Reviewer Session)] ジオプロセシング ツールに個別に追加する必要があります。

ジオプロセシング ツール

  • [レビューアー バッチ ジョブの実行 (Execute Reviewer Batch Job)][解析エリア] パラメーターは、フィーチャ レイヤー オプションが選択されている場合、フィーチャクラスのリストを指定しません。

データ管理

メタデータ

  • ArcGIS Pro を使用して既存のメタデータを新しいアイテムにインポートする方法はありません。また、メタデータを、現在のメタデータ スタイルと関連付けられている XML 形式にエクスポートすることもできません。
  • マップとレイヤーがアクティブなポータルで共有されている場合、それらのメタデータは、現時点では新しいポータル アイテムに転送されません。
  • 一部のアイテムはメタデータをサポートしていますが、ArcGIS Pro では、そのメタデータにアクセスできません。たとえば、アクティブなポータル内のグループには説明がありますが、現時点では、その説明はプロジェクト ビューに表示されません。現時点では、これらのアイテムは、SQLite データベースのテーブルや Excel ワークシートなど、メタデータを持てない他のアイテムと同じメッセージを表示します。
  • メタデータ ビューでメタデータを編集するとき、ページの上部に表示された整合チェック エラー メッセージは、アイテムのメタデータを編集するときに、表示された状態が維持されません。ページの下部にスクロールすると、表示されなくなります。また、整合チェック エラー メッセージをクリックしても、修正する問題があるページの場所に移動しません。

ジオデータベース、データベース、シェープファイル、Microsoft Excel スプレッドシート

  • アーカイブされたフィーチャクラスを操作する場合、モーメントを変更してから属性テーブルを開くと、ショートカット メニューのオプションが機能しません。
  • 空間データベースで新しく作成されたフィーチャクラスをマップに追加すると、強制終了する場合があります。
  • Excel のスタンドアロン テーブルにテキスト フィールドがある場合、そのテーブルにフィルター設定を設定しても、レコードが返されません (テキスト フィールドが実際のクエリに関係している必要はありません)。
  • ジオプロセシング ツールへの入力として、SQLite およびデータベース (ジオデータベース以外) のテーブル、およびフィーチャクラスを使用すると、問題が発生する可能性があります。
  • [新しいクエリ レイヤー] ダイアログ ボックスで、サポートされていないフィールド タイプが列テーブルにリストされる場合があります。
  • [サブタイプ] ビューで、追加したサブタイプの保存、ドメインの設定、デフォルト値の設定を同時に試みた場合、エラーが発生する場合があります。
  • [プロジェクト] ウィンドウでの操作
    • シェープファイルの場合、名前は変更できません。
  • [データベース コネクション] ダイアログ ボックス
    • ユーザー名とパスワードを保存していない接続の接続ダイアログ ボックスをキャンセルしても、その接続が壊れていることは表示されません。また展開と折りたたみをしてもデータは表示されません。回避策としては、接続を更新して、接続ダイアログ ボックスをもう一度表示します。
    • 同じデータベースに未保存の接続と保存済みの接続が混在している場合、未保存の接続のプロパティが保存済みの接続から継承される可能性があります。ベスト プラクティスとして、特定のデータベースへのユーザー名とパスワードを保存していない接続の使用は、プロジェクトにつき 1 つだけに制限します。
  • ジオデータベースおよびデータベースのジオプロセシング ツール
    • [トポロジ] ツールセット内のジオプロセシング ツールは、Python のみで利用可能です。[ジオプロセシング] ウィンドウでは利用できません。
    • オプションの 2 番目のフィーチャクラス パラメーターが空白のままである場合、[トポロジにルールを追加 (Add Rule To Topology)] ツールは失敗します。1 つのフィーチャクラスにルールを追加する場合にこれを回避するには、両方の入力フィーチャクラス パラメーターに同じフィーチャクラスを指定します。
    • ジオプロセシング ツールを使用してドメイン、サブタイプ、インデックスを変更しても、プロジェクトを閉じて再び開くまで、デザイン ビューには反映されません。
    • [フィールドの変更 (Alter Field)] ジオプロセシング ツールは、フィールド名パラメーターにフィールド名ではなく、フィールド エイリアスをリストします。
    • [編集情報の記録を有効化 (Enable Editor Tracking)] ジオプロセシング ツールを実行してテーブルに新しいフィールドを追加しても、プロジェクトを閉じて再び開くまで、テーブルには反映されません。
    • [ルート イベントのオーバーレイ (Overlay Route Events)] ジオプロセシング ツールは正しく機能しません。これを回避するには、ArcGIS Pro で Python ウィンドウを使用して、ルート オーバーレイを実行します。

画像とラスター

  • スワイプは 3D で機能しません。
  • XYZ 形式は機能しません。
  • 複数ページの画像内でどのサブデータセットを表示するかを選択することはできません。デフォルトで、常に最初のサブデータセットが表示されます。
  • [範囲] 環境設定はサポートされていません。
  • ラスター カタログのサポートは、非推奨になりました。 次のワークフローを使用して、ラスター カタログをモザイク データセットに変換できます。
  • 配色の書式設定により、ArcGIS Pro が強制終了する場合があります。
  • 分類レンダリングの順序を反転させても、一部の色が適切に更新されません。

ライセンス

  • 同時使用ライセンス オプションを使用するように ArcGIS Pro を構成し、エクステンションの利用可能なシート数がゼロの場合、エクステンションのチェックボックスをオフにすると、そのチェックボックスが無効になります。このチェックボックスをもう一度選択する必要がある場合、[キャンセル] をクリックして、[ライセンス オプションの構成] をクリックし、[ライセンス] ダイアログ ボックスを開く必要があります。
  • ArcGIS Pro の単独使用ライセンスのエクステンション ライセンスを認証しても、ArcGIS Pro を再起動するまで、[ライセンス] 画面には反映されません。
  • 同時使用ライセンスを認証するとき、[ライセンス] ダイアログ ボックスには、プライマリのライセンス マネージャーと 1 つのバックアップ用のフィールドしかありません。他のバックアップ ライセンス マネージャーを追加するには、構文 LM2;@LM3 を使用します。LM2LM3 はバックアップ ライセンス マネージャーです。

マッピングとビジュアライゼーション

ラベル

  • 3D のポリゴン ラベルの配置位置は設定できません。
  • 1 桁の数値テキストは、ロケールまたはテキスト シンボル設定がこの種の表示に設定されている場合、東アラビア数字を表示しません。

マップとシーン

  • レイヤーごとに選択シンボルを指定することはできません。レイヤーの選択シンボル セットを含むマップをインポートする場合、メイン カラーがシンボルから抽出され、そのレイヤーの選択色として設定されます。
  • シーン内のポイント フィーチャ レイヤーのヒート マップ シンボルは、実世界の単位を使用して描画されます。別のシンボル化方法に切り替える場合、新しいシンボルも実世界の単位で描画され、確認するのが困難なほど小さくレンダリングされる可能性があります。この設定を変更するには、[コンテンツ] ウィンドウでレイヤーを右クリックして、[プロパティ] をクリックします。[レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスで、[表示] タブをクリックし、[3D シンボルを実世界の単位で表示] をオフにします。
  • 時間は、リンクされたビューではサポートされていません。
  • GCS WGS 1984 は、シーンに使用する測地基準系として常にリストされます。[マップ プロパティ] ダイアログ ボックスの [座標変換] タブから、別の座標変換を選択できます。座標変換の詳細については、「座標系、投影法、および座標変換」をご参照ください。
  • ヒート マップとしてシンボル表示されるレイヤーに適用される配色は、マップが ArcGIS Online で共有される場合、表示が異なる場合があります。
  • ArcGIS Desktop からのブックマーク ファイル (*.dat) は ArcGIS Pro にインポートできません。デスクトップ ドキュメントで使用されるブックマークから ArcGIS Pro でアニメーションを作成するには、ブックマークがマップ、グローブ、またはシーン ドキュメントの一部で、プロジェクトにインポートされたドキュメントである必要があります。

KML レイヤー

  • ネットワーク リンクが時間対応の KML ソース ファイルを更新すると、強制終了が発生することがあります。
  • リモート スタイルが適用されない場合があります。
  • KML 不透明度プロパティは、スタイルに設定されいる場合、適用されません。
  • グラウンド オーバーレイのインライン スタイル エレメントは適用されません。
  • 適用されない立ち上げポイントのライン スタイルは、白でレンダリングされます。
  • 3D のテッセレーション ラインは、粗く描画されることがあります。
  • 回転グラウンド オーバーレイは、まだサポートされていません。
  • 一部の KML スクリーン オーバーレイは、まだサポートされていません。
  • KML カメラは、地表サーフェス以下にある場合、適用されません。
  • 一部のグラウンド オーバーレイ画像形式はサポートされていません。
  • 3D モデル マーカー シンボル レイヤーでは、KML の縮尺および方向プロパティが適用されません。

ベクター タイルの作成

  • 右から左に記述される言語や前後関係で形状が変化する言語のラベルが付いたマップから作成されたベクター タイルは、ベクター タイルを利用するクライアントで正しく表示されません。

レンジ スライダー

  • レンジ スライダーは、リンクされたビューではサポートされていません。
  • 同じマップの複数のビューに複数のレンジが設定される場合、ジオプロセシング ツールは、最初のビューのレンジ フィルターの設定のみを使用します。これは、時間フィルターの設定にも適用されます。
  • レンジ レイヤー プロパティは、一度に複数のレイヤーに対して定義することはできません。
  • 複数のレンジが定義される場合、レンジ スライダー プロパティは、レンジごとに保持されません。
  • 式は、レンジの定義ではサポートされていません。

アニメーション

  • インポートされる ArcMap、ArcGlobe、ArcScene ドキュメントにアニメーションが含まれている場合、アニメーションがインポートされません。ArcGIS Pro のアニメーションは、表示範囲、表示レイヤー、現在のマップ時間などのプロパティを 1 つのキーフレーム内に含める新しいフレームワークで構築されているため、アニメーションはインポートされません。ドキュメントを ArcGIS Desktop にインポートする前に、ArcGIS Pro のアニメーションを削除することをお勧めします。
  • グローバル シーン ビューでは、カメラが北極や南極を通過するアニメーションを表示するとき、キーフレーム間でカメラが間接パスを取る場合があります。これは、カメラの座標系に関連する既知の問題で、極点の近くで強調されます。
  • Windows Media Player が、ArcGIS Pro からエクスポートされたアニメーション ビデオを再生できない場合があります。Windows Media Player や別の一般的なビデオ プレイヤーが ArcGIS Pro からエクスポートしたアニメーション ビデオを再生できない場合、見つからないコーデック ファイルをダウンロードしてインストールする必要があります (必要なコーデックが見つからない可能性があります)。エクスポートされたアニメーションの表示に関する潜在的な問題の詳細については、「エクスポート設定」をご参照ください。
  • レンジ スライダーが単一値モード (レンジ スライダーを整数値に単純化するモード) またはゼロの間隔を使用するように設定されている場合は、特に [インポート] > [レンジ スライダーのステップ] の方法を使用しない限り、アニメーションがレンジ データの再生をサポートしません。

シンボル

  • 比例シンボルの設定に対する調整が、[元に戻す] コマンドに適用されないことがあります。
  • 最大サイズが指定されている場合、[コンテンツ] ウィンドウ、および相対サイズの比例シンボルで描画されたレイヤーのレイアウトで、1 未満の値が凡例から除外されます。
  • [データ表現] プロパティが [高さ] に設定されている場合、2D シンボルを使用して比例シンボルで描画されたシーンの [3D レイヤー] カテゴリにあるフィーチャは立ち上げられません。
  • [レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスで [3D シンボルを実世界の単位で表示] をオンにすると、[シンボル] ウィンドウで単位値が正しく更新されないことがあります。

リンクのシンボル

  • 2D コンテキストと 3D コンテキストで描画された同じシンボルで、レンダリングが予想外に異なる場合があります。詳細については、「サポートされていないシンボルの描画」をご参照ください。
  • シンボルが ArcMap から ArcGIS Pro に変換される場合、シンボルからカスタム ジオメトリック エフェクトが削除されます。削除されたことが示されないため、シンボルのジオメトリ ロジックが壊れる可能性があります。
  • マルチレイヤー シンボルで、シンボル プレビューに一度に 1 つのプロシージャル シンボル レイヤーだけのスケッチが表示されます。
  • 代替シンボル (異なる縮尺で描画された異なるシンボル) は、シンボル レイヤーの描画に関与しません。

スタイルの管理

  • プロジェクト ビュー内のスタイルの検索は利用できません。

Web フィーチャ レイヤー (フィーチャ サービス)

ArcGIS Pro 1.3 で、Web フィーチャ レイヤー (フィーチャ サービス) のフィーチャ キャッシングがデフォルトで有効になりました。これは、データのズーム、表示、選択などの際にサービスにデータを要求する必要がないように、任意のマップ範囲でデータのローカル キャッシュをダウンロードすることによって機能します。ページネーションをサポートするサービスでは、ArcGIS Pro が、サーバーに要求したページをローカル キャッシュに追加します。ページネーションをサポートしないサービスの場合、ArcGIS Pro は単一のページだけを使用してキャッシュします。ページのフィーチャ数は、サービスの maxrecordcount プロパティに基づきます。つまり、任意の範囲で過度に縮小し、キャッシュされた場合、一部のフィーチャを取得できない可能性があります。この問題を回避するには、ページネーションをサポートしないサービスのフィーチャ キャッシングを無効にします。

プロジェクト

  • 新しいプロジェクトを作成するとき、既存のプロジェクトを開くとき、または現在のプロジェクトのコピーを保存するときに、プロジェクト名の直前または直後に空白を入れると、予期しない動作が発生する場合があります。たとえば、[新しいプロジェクトの作成] ダイアログ ボックスの [OK] ボタンが有効になるべきときに無効のままであるといった不具合が発生することがあります。
  • [プロジェクト] ウィンドウの [すべてのポータル]、プロジェクト ビュー、または [参照] ダイアログ ボックスをクリックして、アクティブなポータルからアクセスできるすべてのアイテムを操作するとき、利用可能なアイテムのリストが即座に表示されません。使用するアイテムを特定するキーワードを [検索] テキスト ボックスに入力し、Enter キーを押して、それらのアイテムを検索します。
  • [参照] ダイアログ ボックスおよびプロジェクト ビューでポータル アイテムを検索すると、現在のフィルターおよび検索条件を満たす一連のアイテムがリスト表示されます。検索したアイテムがリストに表示されない場合は、対象のアイテムが選択されるように、[検索] テキスト ボックスのキーワードを変更します。さらに多くのアイテムを現在の検索条件に一致させるオプションは、コンテンツ リストの下部に表示されません。
  • アクティブなポータルのコンテンツを検索する場合、Web レイヤーを検索してから参照すると、そこに含まれるレイヤーとテーブルを表示できます。ただし、Web レイヤーに含まれるレイヤーとテーブルを直接検索することはできません。Web レイヤーにデータの提供機能がない場合、Web レイヤーに含まれるレイヤーとテーブルはマップに追加できません。
  • ローカル ファイル システムのアイテムを検索する場合、アイテム説明のいずれかのフィールド (アイテムのファイル名を含む) にあるピリオド (.) の前または後のテキストを使用して検索すると、そのテキストを使用するアイテムは検索できません。ただし、そのテキストが、アイテムのキーワードなど、アイテム説明の他の場所にもある場合は検索できます。たとえば、説明に「June.16」というテキストがある場合、「June」または「16」を検索してもそのアイテムは見つかりません。「June.16」という文字列全体で検索しないと、アイテムを見つけることはできません。これに対して、テキストに下線 (_) が含まれる場合は、下線の前または後にあるテキストのみを使用してアイテムを検索することができます。
  • ジオプロセシング パッケージは、アクティブなポータルに公開したりアップロードしたりできます。ただし、これらのアイテムは、現在 [プロジェクト] ウィンドウ、プロジェクト ビュー、[参照] ダイアログ ボックスでは使用できません。Web ブラウザーを使用してアクティブなポータルからアイテムをダウンロードし、ジオプロセシング パッケージ ファイル (.gpkx) が保存されているディスク上の場所にアクセスするフォルダー接続を追加します。[プロジェクト] ウィンドウの [プロジェクト] タブで、パッケージを右クリックし、[プロジェクトに追加] をクリックします。

共有とオンライン

  • ArcGIS Pro で作成されたパッケージは、ArcGIS Pro だけで開くことができます。同じコンピューターに 10.x がインストールされている場合に、ArcGIS Pro で作成されたパッケージをダブルクリックすると、パッケージが無効であるというメッセージが表示されます。
  • ポップアップのある Web レイヤーを共有するとき、そのポップアップがアタッチメントから提供される画像を含むように構成されている場合、Web レイヤーからその画像が削除されます。
  • ArcPy mapping メソッド CreateWebLayerSDDraft を使用するとき、メタデータとフォルダー オプションは使用されません。
  • [サービス定義のアップロード (Upload Service Definition)] ジオプロセシング ツールでサービス名を上書きすると、サービス アイテムのタイトルだけが変更されます。サービス アイテムの名前は変更されません。
  • その他のパラメーター staging_version は、Python API for StageService を通じて利用可能です。パラメーターの値は指定しないでください。
  • Teradata データベース内の登録済みデータを参照すると、失敗するか、空のサービスが表示される可能性があります。登録済みデータを参照する代わりに、そのデータをコピーできます。
  • 公開者のコンピューターとサーバーのデータベース接続が異なる登録済みデータ ストアは参照できません。
  • 登録済みデータを参照するフィーチャ レイヤーは、同期機能やエクスポート機能を有効にできません。
  • タイル レイヤーは、登録済みデータ ソースを参照できません。
  • シーンを ArcGIS Enterprise (Portal for ArcGIS 10.4 または 10.4.1 を含む) で共有するときに、モザイク データセットを標高ソースとして使用すると、Web 標高レイヤーの最小詳細レベルを変更し、最小表示範囲を超えてキャッシュが実行されないようにすることはできません。

Workflow Manager

  • Workflow View: ArcGIS Pro のプロジェクトで開き、プロジェクトの一部として保存されてから、ArcMap で開いて削除されたジョブは、ArcGIS Pro で操作可能です。
  • Workflow View: [Job List] のジョブを選択しても、[Job LOI Map] の各 AOI がハイライト表示されない場合があります。
  • マッピング: 複数のデータ フレームの再ポイントは機能しません。
  • Workflow Manager のデータベース接続: Oracle 接続に対してプロジェクト インスタンスもユーザー スキーマもサポートしません。
  • マップの起動 - タスク: Workflow Manager ステップでマップを開くたびに、タスクの最初のステップがアクティブな状態で開きます。マップを閉じると、タスクの状態は保持されません。
  • マップの起動 - タスク: ステップによって開かれているタスクがすでにインストール済みの場合も、マップが閉じられると、そのタスクが削除されます。
  • ステップ: LaunchGP ステップで、ArcGIS Desktop で作成されたモデルが実行できません。
  • AOI 編集ルール: ルールは、フィーチャ サービスに追加された新しいフィーチャには適用されません。
  • AOI 編集ルール: 編集がすべて AOI 以外で行われたときに警告を表示するというルールを設定している場合に、警告が表示されたときに編集を保存しないことを選択すると、AOI 以外で作成された新しいフィーチャは自動で削除されません。
  • AOI 編集ルール: Oracle データベースを使用しているときに、ルールが正しく実行されません。警告が表示されない場合があります。また、フィーチャが AOI 以外で削除されたり作成されたりする可能性があります。
  • オフライン ジョブ: プロジェクトがオフラインであるときに作成されたジョブは、オンラインにすることができません。

ArcGIS サード パーティ著作権情報

ArcGIS の使用許諾の PDF ドキュメントを表示します。

この PDF ドキュメントを表示するには、Adobe Reader が必要です。https://acrobat.adobe.com/us/en/products/pdf-reader.html から無料でダウンロードできます。