これは、ArcGIS Pro のソフトウェア ユーザー向けのワークフローです。ArcGIS Pro がコンピューターにインストールされていて、ソフトウェア ライセンス管理者が接続先のライセンス マネージャー サーバーの名前を教えていると想定します。
ライセンス タイプを同時使用に設定
- ArcGIS Pro を起動します。
- [ArcGIS サイン イン] ページの下部にある [ライセンス オプションの構成] をクリックします。
[ライセンス] ダイアログ ボックスが表示されます。
メモ:
[ArcGIS サイン イン] ページを使用しない場合は、ArcGIS Pro の開始ページの左下隅にある [設定] をクリックします。[設定] ページで、左側の [ライセンス] をクリックし、[ライセンス オプションの構成] をクリックします。
- [ライセンス] ダイアログ ボックスで、[ライセンス タイプ] ドロップダウン メニューをクリックして、[同時使用ライセンス] をクリックします。
- [ライセンス レベル] の下で、使用するライセンス レベル ([Advanced]、[Standard]、または [Basic]) をクリックします。
- [ライセンス マネージャー] テキスト ボックスに、ライセンス マネージャーの名前を入力します。
ライセンス マネージャーの名前は、ライセンス マネージャーがインストールされているコンピューターのホスト名であり、ソフトウェア ライセンス管理者から教えてもらう必要があります。
- 必要に応じて、[バックアップの追加] をクリックしてバックアップ ライセンス マネージャーを追加します。
メモ:
このようにして、最大 4 つのバックアップ ライセンス マネージャーを追加できます。5 つ以上のバックアップを追加する必要がある場合は、ライセンス マネージャーの名前を、最後の [バックアップ] テキスト ボックスに、「@LM_BACKUP_5;@LM_BACKUP_6;@LM_BACKUP_7」という構文を使用してセミコロンで区切って入力します。
利用可能なライセンスとエクステンションが表示されます。コア製品ライセンス (ArcGIS Pro Basic など) がデフォルトでオンになっています。ライセンスが表示されない場合は、[更新] をクリックします。
- [ライセンス] 列で、使用する利用可能なエクステンションのチェックボックスをオンにします。[OK] をクリックします。
ArcGIS Pro が開き、使用できる状態になります。
メモ:
以前に別のライセンス タイプ (指定ユーザー ライセンスなど) で ArcGIS Pro にサイン インした場合、ライセンスの変更を有効にするために、アプリケーションを終了して再起動するように求められます。
アプリケーションの右上隅で、サイン インしていないことに注意してください。アプリケーションを使用するためにサイン インする必要はなく、ライセンス ポータルはありません。ただし、ArcGIS License Manager ソフトウェアがインストールされているのと同じネットワークにコンピューターを接続する必要があります。ライセンス マネージャーに接続しないで ArcGIS Pro を使用するには、以下の「ArcGIS Pro がオフラインで動作するように認証」セクションをご参照ください。
ただし、ArcGIS Pro と ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise の間でコンテンツを交換するには、アクティブなポータルにサイン インする必要があります。
ライセンス レベルまたはエクステンションの変更
同時使用ライセンスには、ライセンス マネージャーで可能である限り、ArcGIS Pro のライセンス レベルを変更したり、エクステンションを追加したりできる柔軟性があります。
- ArcGIS Pro を起動します。
- ArcGIS Pro の開始ページで、左下隅にある [設定] をクリックします。または、プロジェクト内で作業している場合は、リボンの [プロジェクト] タブをクリックします。
- [設定] ページの左側で、[ライセンス] をクリックします。[ライセンス] ページで、[ライセンス オプションの構成] をクリックします。
- [ライセンス レベル] の下で、使用するライセンス レベルをクリックし、使用する利用可能なエクステンションのチェックボックスをオンにします。
- [OK] をクリックします。
ArcGIS Pro がオフラインで動作するように認証
非接続環境で作業する必要がある場合、オフラインで動作するように ArcGIS Pro を認証できます。これにより、ネットワークに接続していなくてもアプリケーションを使用できます。
オフラインで動作するように ArcGIS Pro を認証する場合、アプリケーションは 1 台のコンピューターでのみ使用できます。これが、ライセンスをオフラインで利用するために使用するコンピューターです。
オンラインに定期的にアクセスできる環境で作業している場合は、アクセスできるときにアクティブなポータルにサイン インして、ArcGIS Online とコンテンツを交換できます。オフラインで作業できるように ArcGIS Pro を認証している場合でも、ArcGIS Online のコンテンツを取得したり、ArcGIS Online でコンテンツを共有したりするには、アクティブなポータルにサイン インする必要があります。
- ArcGIS Pro の開始ページで、左下隅にある [設定] をクリックします。または、プロジェクト内で作業している場合は、リボンの [プロジェクト] タブをクリックします。
- [設定] ページの左側で、[ライセンス] をクリックします。
- [設定] の下で、[日数] のデフォルト値をそのまま使用するか、別の日数を選択します。
借用したライセンスを指定した日数以内に手動で返却しない場合は、自動的に返却されます。
- [ArcGIS Pro がオフラインで動作するように認証] チェックボックスをオンにします。
ライセンスが借用され、ライセンス マネージャーに接続していなくても ArcGIS Pro を使用できます。
オフライン ライセンスの返却
接続された作業環境に戻ったとき、ライセンスをオンラインに戻すことができます。
- ArcGIS Pro の開始ページで、左下隅にある [設定] をクリックします。または、プロジェクト内で作業している場合は、リボンの [プロジェクト] タブをクリックします。
メモ:
ライセンスのチェックインは、チェックアウトに使用したのと同じコンピューターで行う必要があります。
- [設定] ページの左側で、[ライセンス] をクリックします。
- [設定] の下で、[ArcGIS Pro がオフラインで動作するように認証] チェックボックスをオフにします。
借用したライセンスが返却されます。