ドメイン ビューを使用すると、既存ドメインの表示、ドメインのプロパティおよび値の編集、ドメインの削除、新たなドメインの作成を行うことができます。
ドメイン ビューで編集する際、セル内でクリックしてマウスでグリッドを移動できます。また、Tab キーまたは矢印キーを使用して、行と列の間を上下左右に移動できます。
このセクションの前のヘルプ トピックからのワークフローに引き続き、以下のスクリーン キャプチャは AccessType という名前の新たなドメインの作成を示しています。このドメインは、キャンパス上の特定の建物に入館するために必要なアクセス権限の種類を決定するために使用されます。このドメインには、4 つの有効な値 (Employees、Public、Maintenance、Security) が指定されています。
ドメイン ビューを開く
[ドメイン] ビューは、次の場所から開くことができます。
- [カタログ] ウィンドウ - ジオデータベースを右クリックして [ドメイン] をクリックするか、フィーチャクラスまたはテーブルを右クリックして [設計] > [ドメイン] を選択します。フィーチャクラスまたはテーブルを選択する場合、[ドメイン] ビューには、そのフィーチャクラスまたはテーブルが格納されているジオデータベースに関連付けられているすべてのドメインが表示されます。
- コンテンツ ウィンドウ - レイヤーまたはテーブルを右クリックし、[設計] > [ドメイン] を選択します。
- リボン - コンテンツ ウィンドウでレイヤーまたはテーブルを選択します。[フィーチャ レイヤー] のコンテキスト対応リボンで、[データ] タブをクリックし、[設計] グループの [ドメイン] をクリックします。
ドメインの作成
ドメインを作成するには、次の手順を実行します。
- コンテンツ ウィンドウで、レイヤーを選択します。
[フィーチャ レイヤー] タブが利用できるようになります。
- [データ] タブの [設計] グループで、[ドメイン] をクリックします。
メモ:
[ドメイン] ビューは、[フィールド] ビューおよび [サブタイプ] ビューのリボンからアクセスすることもできます。
- [ドメイン] タブの [新しいドメイン] ボタン をクリックします。
[ドメイン] ビューに新たな行が作成され、その行の [ドメイン名] 列にポインターが配置されます。
- 新しいドメインの名前を入力します。
- [説明] 列に、新しいドメインの説明を入力します。
- [フィールド タイプ] 列で、[フィールド タイプ] ドロップダウン メニューからフィールド タイプを選択します。
- [ドメイン タイプ] ドロップダウン メニューから [範囲ドメイン] または [コード値ドメイン] のいずれかを選択します。
- [スプリット ポリシー] ドロップダウン メニューからスプリット ポリシーを選択します。
- [マージ ポリシー] ドロップダウン メニューからマージ ポリシーを選択します。
- [ドメイン] ビューの右側のグリッドで、新たなコード値ドメインのコードおよび値を入力するか、新たな範囲ドメインの最小値および最大値の範囲を入力します。
- 作業が完了したら、[ドメイン] タブの [保存] ボタン をクリックして、ジオデータベースに新たなドメインを追加します。
メモ:
アクティブなマップに保存されていない編集内容がある場合は、[保存] ボタンが無効になり、情報バナーで通知されます。[保存] ボタンを再び有効にするには、まずマップ内の編集内容を保存または破棄する必要があります。[フィールド] ビューまたは [サブタイプ] ビューからの新規ドメインの作成
[フィールド] ビューおよび [サブタイプ] ビューから、ドメインを作成することもできます。
任意のフィールドの [ドメイン] 列のドロップダウン メニューをクリックし、[新しい範囲ドメインの作成] または [新しいコード値ドメインの作成] を選択します ([サブタイプ] ビューには、コード値ドメインを作成するオプションのみが表示されます)。[ドメイン] ビューが開き、フィールドのプロパティが事前に設定された新しいドメインが表示されます。ドメインのプロパティを入力し、[ドメイン] タブの [保存] をクリックすると、[フィールド] ビューおよび [サブタイプ] ビューの [ドメイン] ドロップダウン リストで新しいドメインが使用できるようになります。
フィールドへのドメインの適用
ドメインの作成が完了したら、そのドメインをフィールドに割り当てることができます。ドメインは、フィールド ビューとサブタイプ ビューをそれぞれ使用して、フィーチャクラス レベルまたはサブタイプ レベルのフィールドに適用できます。フィーチャクラスにサブタイプが含まれている場合は、サブタイプ ビューにおいてサブタイプ レベルでドメインを適用することをお勧めします。
いずれかのビューのフィールドにドメインを適用するには、ドメインを適用するフィールドの [ドメイン] 列をダブルクリックし、ドロップダウン リストからドメインを選択します。次に、[デフォルト値] 列のドロップダウン リストから適切なデフォルト値を選択できます。
詳細:
新しいサブタイプが追加されると、フィーチャクラス レベルのフィールドに割り当てられていたすべての既存ドメインが、新しいサブタイプに関するフィールドに継承されます。
注意:
フィーチャクラスにサブタイプが含まれている場合、[属性] ウィンドウなど、フィールド ビューとサブタイプ ビューの外側にあるアプリケーションの領域に表示されるのは、サブタイプ レベルのフィールドに割り当てられたドメインのみになります。
ドメインの変更または削除
エンタープライズ ジオデータベースにドメインが作成されると、そのドメインの所有者が記録されます。所有者になるのは、ドメインを作成したユーザーです。所有者以外のユーザーが属性ドメインを削除または変更することはできません。
ドメインは、フィーチャクラスまたはテーブルの特定のフィールドと関連付けるか、フィーチャクラスまたはテーブルのサブタイプのフィールドと関連付けることができます。テーブルまたはフィーチャクラスが使用中のドメインを削除することはできませんが、変更することは可能です。
ドメインを削除するには、削除したいドメインを表す行の横にあるタブをクリックします。これで行全体が選択されます。Delete キーを押すか、リボンの [クリップボード] から [削除] ボタンを使用するか、行を右クリックしてショートカット メニューから [削除] を選択します。
ドメインの次のプロパティを変更できます。
- ドメイン名
- 説明
- スプリット ポリシーとマージ ポリシー
- 範囲ドメインの最小値および最大値
- コード値ドメインに関連付けられたコードおよび値
[保存] ボタンをクリックして、一度ジオデータベースにドメインがコミットされると、ドメイン タイプまたはフィールド タイプを変更することはできません。
ドメイン使用状況の特定
ドメイン管理では、ジオデータベースでのドメイン使用状況を把握することが重要です。[ドメイン使用状況] ウィンドウを使用すると、ジオデータベース ワークスペースの特定のドメインに割り当てられたデータセットを特定することができます。レビューできるよう、データ グリッドにデータセットを表示することで、ジオデータベース ワークスペースのドメイン使用状況がレポートされます。[フィールド] および [サブタイプ] デザイン ビューを使用して、ドメインの割り当てを調べたり変更したりできます。たとえば、ジオデータベースからドメインを削除する前に、[ドメイン使用状況] ウィンドウを使用して、どのデータセットからドメインを割り当て解除すべきかを判断できます。
[ドメイン使用状況] にアクセスするには、次の手順を実行します。
- [ドメイン ビュー] を開きます。
- [ドメイン] タブの [変更] グループで、[ドメイン使用状況] をクリックします。
[ワークスペース] が入力された状態で [ドメイン使用状況] ウィンドウが表示されます。
- [ドメイン] ドロップダウン メニューからドメインを選択します。グリッド ビューにジオデータベースのデータセットのドメイン使用状況が表示されます。次のような列が表示されます。
- データセット
- フィールド
- サブタイプ
- 管理したいドメイン割り当ての行を選択します。データ グリッドの左端の列を右クリックして、次のいずれかのオプションをクリックします。
- [フィールド] - フィールド ビューを開きます。
- [サブタイプ] - サブタイプ ビューを開きます。
フィールドおよびサブタイプ デザイン ビューを使用して、ドメインの割り当てを管理します。フィールドおよびサブタイプ デザイン ビューを使用して、ドメインの割り当てを管理できます。または、[フィールドからドメインを削除 (Remove Domain From Field)] ツールを使用できます。ヒント:
行をダブルクリックして、フィールドまたはサブタイプ デザイン ビューを開き、ドメインの割り当てを調べます。