クエリ属性

Data Reviewer のライセンスで利用可能。

サマリー

[クエリ属性] チェックは、属性値に対するクエリに基づいてフィーチャを検索します。

概要

[クエリ属性] チェックの目的は、1 つ以上の属性値を含めることができる SQL (Structured Query Language) に基づいてエラーを特定することです。データベース タイプに応じて、このクエリは関数 (文字列と数値) を含めて複雑なクエリを実装することもできます。クエリで返されたフィーチャまたは行は、レビュー結果として書き込まれます。

業界シナリオ

  • 区画管理では、パーセル識別番号に無効な値を含む、無効な譲渡タイプまたは負債タイプを含むフィーチャは、フィーチャとレポートの属性の一貫性に影響します。
  • ガス施設管理では、素材と直径のフィールドに無効な値を含むパイプ フィーチャは、資産レポートとモデリングに影響します。
  • 水道施設管理では、既知の作図法に基づく、無効な値を含むネットワーク フィーチャ (直径が 24 インチ未満のバタフライ弁など) は、資産レポート、モデリング、およびロケーター サービスに影響します。

サポートされているワークフロー

ArcGIS Data Reviewer のチェックは、データの自動レビューを実装するための複数の方法をサポートしています。次の表に、このチェックでサポートされている実装方法を示します。

整合チェック制約

レビューアー バッチ ジョブ

レビューアー マップ ルール

属性 (整合チェック) ルール

No

Yes

Yes

Yes

構文

パラメーター必須説明ワークフロー

入力レイヤー/スタンドアロン テーブル

Yes

ルールにより評価される入力フィーチャ レイヤーまたはスタンドアロン テーブル。

このルール タイプの有効な入力は、フィーチャ レイヤーとスタンドアロン テーブルです。[進む] ボタン 進む をクリックすると、フィーチャ レイヤーの特定のフィーチャにフィルターを適用したり、スタンドアロン テーブルに特定の行を適用したりできます。

整合チェック (マップ ルール)

サブタイプ

No

データセットにサブタイプが含まれる場合にルールが適用されるサブタイプ。

整合チェック (属性ルール)

属性

No

ルールの適用先となるフィーチャを特定するクエリ。

整合チェック (属性ルール)

検索目標

Yes

フィーチャ レイヤーまたはスタンドアロン テーブルに適用されるクエリ式。

属性が定義されたクエリに一致したすべてのフィーチャまたは行は、エラー結果として返されます。

整合チェック

タイトル

No

ルールに一意のタイトルまたは名前。

この情報は、データ品質要件のトレーサビリティ、自動レポート、および修正ワークフローのサポートに使用されます。

整合チェック

備考

No

非準拠フィーチャが検出されたときのエラー状況の説明テキスト。

この情報は、修正ワークフローを円滑に進めるためのガイダンスを提供します。

整合チェック

重要度

No

非準拠フィーチャが検出された時点で生成されるエラーの重要度。

この値は、他のエラーに対するこのエラーの重要度を示します。値の範囲は 1 ~ 5 で、1 は最高優先順位を示し、5 は最低優先順位を示します。

整合チェック

タグ

No

ルールのタグ プロパティ。

この情報は、データ品質要件のトレーサビリティとレポートをサポートするためのルール作成および管理ワークフローで使用されます。

整合チェック

備考

このチェックが属性 (整合性チェック) ルールとして作成される場合は、次の条件が適用されます。

  • [検索目標] パラメーターには、比較演算子 (=<>><>=<=) および論理演算子 (AND/ORIN/NOT INLIKE/NOT LIKEIS NULL) のみを使用できます。
  • [属性] パラメーターには、比較演算子 (=<>><>=<=) および論理演算子 (AND/ORIN/NOT INLIKE/NOT LIKEIS NULL) のみを使用できます。

このチェックがマップベースの整合チェック ルールとして作成される場合は、次の条件が適用されます。

  • このチェックがマップベースのルールとして作成される場合、本番環境でサポートされているものとは異なるデータベース固有の SQL 関数を使用してフィルター パラメーターをするときに注意が必要です。
  • 複数のレイヤーまたはスタンドアロン テーブルのルールを作成する場合、レイヤーまたはテーブル全体で共通する (名前とデータ タイプが一致する) フィールドのみが、[検索目標] パラメーターで使用できます。

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