概要
このツールは、指定した距離内で最初に交差するフィーチャまでセグメントを延長します。指定した距離内に交差するフィーチャがない場合は、セグメントが延長されません。このツールは品質管理タスクを目的としています。たとえば、適切なスナップ環境が設定されていない状態でフィーチャをデジタイズした場合、このツールを使用してトポロジ エラーを修正します。
図
使用法
[延長する長さ] が指定されていない場合、セグメントは最初に交差するフィーチャまで延長されます。
[フィーチャが互いに延長して接合] オプションを選択した場合、セグメントは既存のライン フィーチャまで延長されるだけでなく、指定した延長長さの範囲内で、別の延長セグメントまで延長されます。
最初に交差するフィーチャがそのフィーチャ自体である場合にも延長できます。
フィーチャが選択されているフィーチャ レイヤーまたはフィーチャクラスを入力として使用した場合、選択されているフィーチャだけが延長されます。延長可能かどうかはレイヤーまたはフィーチャクラス内のすべてのフィーチャを基に判定されますが、延長されるのは選択されているフィーチャだけです。
このツールでは、パーソナル/ファイル/SDE ジオデータベース フィーチャクラス内の長さ以外のフィーチャ属性は変更されません。
注意:
このツールを実行すると、入力データが変更されます。詳しい説明および不適切なデータの変更を防ぐための方法については、「出力データセットを作成しないツール」をご参照ください。
構文
ExtendLine(in_features, {length}, {extend_to})
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_features | 延長する入力ライン フィーチャ。 | Feature Layer |
length (オプション) | 交差するフィーチャまでセグメントを延長可能な最大距離。 | Linear Unit |
extend_to (オプション) | 指定した延長距離内で、セグメントを別の延長セグメントまで延長できるかどうかを制御します。
| Boolean |
派生した出力
名前 | 説明 | データ タイプ |
out_feature_class | 更新された入力フィーチャ。 | フィーチャ クラス |
コードのサンプル
次の Python ウィンドウ スクリプトは、ExtendLineツールの使用方法を示しています。
import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/data"
arcpy.ExtendLine_edit("majorrds.shp", "15 Feet", "EXTENSION")
適切なスナップ環境が設定されていない状態でデジタイズされた道路の中心線をクリーンナップします。
# Name: ExtendLine.py
# Description: Clean up street centerlines that were digitized without
# having set proper snapping environments
# import system modules
import arcpy
# Set environment settings
arcpy.env.workspace = "C:/data"
# Make backup copy of streets feature class, since modification with
# the Editing tools below is permanent
streets = "majorrds.shp"
streetsBackup = "C:/output/Output.gdb/streetsBackup"
arcpy.CopyFeatures_management(streets, streetsBackup)
# Trim street lines to clean up dangles
arcpy.TrimLine_edit(streets, "10 Feet", "KEEP_SHORT")
# Extend street lines to clean up dangles
arcpy.ExtendLine_edit(streets, "15 Feet", "EXTENSION")
環境
ライセンス情報
- Basic: いいえ
- Standard: はい
- Advanced: はい