Image Analyst ライセンスで利用できます。
概要
[CCDC を使用した変更の解析 (Analyze Changes Using CCDC)] ツールの出力変更分析ラスターを使用してピクセル変更情報を含むラスターを生成します。
使用法
このツールでは、[CCDC を使用した変更の解析 (Analyze Changes Using CCDC)] ツールから生成された出力変更解析ラスターを使用して、ピクセル変更情報を含むラスターを生成します。変更解析ラスターには、各ピクセルの経時的な変化に関する情報が含まれています。高調和回帰は、ピクセル値の変化を曲線にフィッティングさせるために使用されます。この曲線が大きく変化している場合、土地利用や土地被覆が潜在的に変化していることが考えられます。
[変更タイプ] パラメーターは、生成される情報を示しています。情報は変更解析ラスターから抽出されます。これには次の 4 つのオプションがあります。
- [変更が発生した最新の時間] - ピクセルに変更フラグが付与された最新の日時。
- [変更が発生した最も古い時間] - ピクセルに変更フラグが付与された最も古い日時。
- [最大の変更が発生した時間] - ピクセルにおいて計算された変更が最大だった日時。
- [変更数] - ピクセルが変更された合計回数。
出力ラスターはマルチバンド ラスターとなり、各バンドには、選択した変更タイプと指定した最大変更数に応じた変更情報が含まれています。たとえば、[変更タイプ] パラメーターが [変更が発生した最も古い時間] に設定され、[最大変更数] パラメーターが「2」に設定されている場合、ツールは全ピクセルの時系列全体で変更が発生した最も古い 2 つの日付を計算します。その結果、最初のバンドには各ピクセルで変更が発生した最も古い日付が含まれ、2 番目のバンドには各ピクセルで変更が発生した 2 番目に古い日付が含まれたラスターが生成されます。
構文
DetectChangeUsingChangeAnalysisRaster(in_change_analysis_raster, {change_type}, {max_number_changes})| パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_change_analysis_raster | [CCDC を使用した変更の解析 (Analyze Changes Using CCDC)] ツールで生成された多次元変更解析ラスター。現在、クラウド ラスター形式 (*.crf) の変更解析ラスターのみがサポートされています。 | Raster Dataset; Raster Layer; Image Service |
change_type (オプション) | 各ピクセルで計算する変更情報を指定します。
| String |
max_number_changes (オプション) | change_type パラメーターが TIME_OF_LATEST_CHANGE、TIME_OF_EARLIEST_CHANGE、または TIME_OF_LARGEST_CHANGE に設定されている場合に計算される、各ピクセルの最大変更数。この数は、入力ラスターのバンド数に対応しています。デフォルトは 1 です。この場合、計算される変更日付は 1 つのみで、出力ラスターには 1 つのバンドのみが含まれます。 | Long |
戻り値
| 名前 | 説明 | データ タイプ |
| out_raster | 検出された変更情報を含む出力ラスター。 | Raster |
コードのサンプル
この例では、NDVI 時系列でピクセルが変更された最新の日付を返します。
# Import system modules
import arcpy
from arcpy.ia import *
# Check out the ArcGIS Image Analyst extension license
arcpy.CheckOutExtension("ImageAnalyst")
# Execute
dateOfLatestChange = arcpy.ia.DetectChangeUsingChangeAnalysis(
"Monthly_NDVI_Change_Analysis.crf", "TIME_OF_LATEST_CHANGE", 1)
# Save output
dateOfLatestChange.save(r"C:\data\NDVI_LatestChanges.crf")この例では、Landsat 時系列でピクセルが変更された合計回数を返します。
# Import system modules
import arcpy
from arcpy.ia import *
# Check out the ArcGIS Image Analyst extension license
arcpy.CheckOutExtension("ImageAnalyst")
# Define input parameters
in_change_analysis = r"C:\data\Landsat_ChangeAnalysis.crf"
change_type = "NUM_OF_CHANGES"
# Execute
number_of_changes = arcpy.ia.DetectChangeUsingChangeAnalysis(
in_change_analysis, change_type)
# Save output
number_of_changes.save("C:/data/NumberOfChanges_Landsat.crf")環境
ライセンス情報
- Basic: 次のものが必要 Image Analyst
- Standard: 次のものが必要 Image Analyst
- Advanced: 次のものが必要 Image Analyst