概要
トレース操作中に使用されるフィーチャクラスにネットワーク属性を割り当てます。
トレース ネットワークにはネットワーク属性を含めることができます。ネットワーク属性は、ネットワーク内の対応するフィーチャの属性から取得されるネットワーク トポロジに格納される値です。1 つのネットワーク属性に関連付けることができるのは、1 つのフィーチャクラスあたり 1 つの属性のみですが、1 つのトレース ネットワークに設定できるネットワーク属性の数に制限はありません。ネットワーク属性は、通過可能性を制御し、ネットワーク内のパスのコストをモデリングするために、ウェイトとして使用されます。
使用法
ネットワーク属性は、ネットワークをどのように通過するかを制御し、トレース解析時に使用されます。
ネットワーク属性は、1 つのフィーチャクラスの 1 つの属性のみに関連付けることができますが、複数のフィーチャクラスに割り当てることができます。
ネットワーク トポロジを無効化する必要があります。
このツールは、ネットワーク属性をトレース ネットワークに追加する [ネットワーク属性の追加] ツールと組み合わせて使用できます。
構文
SetNetworkAttribute(in_trace_network, network_attribute, featureclass, field)
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_trace_network | 設定するネットワーク属性を含むトレース ネットワーク。 | Trace Network; Trace Network Layer |
network_attribute | フィーチャクラス フィールドに割り当てられるネットワーク属性。 | String |
featureclass | ネットワーク属性の設定に使用するフィールドを含む入力フィーチャクラス。 | String |
field | ネットワーク属性を割り当てる既存のフィールド。フィールドのデータ タイプは、ネットワーク属性のデータ タイプと一致する必要があります。たとえば、ネットワーク属性が短整数タイプの場合、フィールドも短整数タイプでなければなりません。NULL 値をサポートしていないネットワーク属性は、NULL 値を許可しないフィールドのみに割り当てることができます。 | String |
派生した出力
名前 | 説明 | データ タイプ |
out_trace_network | 更新されるトレース ネットワーク。 | トレース ネットワーク |
コードのサンプル
BlackLines フィーチャクラスの frictionvalue フィールドを使用する Friction Factor という名前のネットワーク属性を設定します。
import arcpy
arcpy.SetNetworkAttribute_tn("Trace Network", "Friction Factor",
"BlackLines", "frictionvalue")
環境
ライセンス情報
- Basic: いいえ
- Standard: はい
- Advanced: はい