同時使用ライセンス

同時使用ライセンスを使用すると、複数のユーザーが、ネットワーク上の任意のコンピューターまたは仮想コンピューターから ArcGIS Desktop アプリケーションへのアクセスを共有することができます。ArcGIS License Manager ネットワーク上にインストールされたソフトウェアは、プールにある共有ライセンスの配布を管理します。共有プール内の同時使用ライセンスの数によって、所定の時間にアプリケーションを使用できるユーザー数が決まります。ユーザーが ArcGIS Pro を起動すると、アプリケーションは ArcGIS License Manager にリクエストを送信して、ライセンスが利用可能かどうかを判断します。ライセンスが利用可能な場合、アプリケーションが起動し、利用可能な ArcGIS Pro ライセンスの数が 1 つ減少します。ユーザーが ArcGIS Pro を終了すると、ライセンスがプールに返却されます。

ArcGIS License Manager に有効期限が異なる複数の製品ライセンスがある場合 (たとえば、複数のソフトウェアを購入した結果)、ArcGIS Pro は、有効期限日に関係なく、利用可能なライセンスを使用します。したがって、ユーザーが有効期限日が異なるコア製品とエクステンション ライセンスをチェックアウトする場合があります。

同時使用ライセンスの認証プロセスの図
ライセンスはネットワーク上の ArcGIS License Manager にロックされます。ネットワーク上のクライアント コンピューターは、ライセンスをチェックアウトして使用することができます。ライセンスが返却されると、別のコンピューターで利用できるようになります。同時使用ライセンスはオフラインで利用できます。

デフォルトでは、ArcGIS Pro は指定ユーザー ライセンスを使用するため、同時使用ライセンスを認証する前にライセンスの変更が必要です。ライセンスは、ソフトウェア ライセンス管理者によって My Esri で変更されます。

メモ:

ArcGIS Desktop の一部として購入した ArcGIS Pro ライセンスのみ、同時使用ライセンスに変換できます。ArcGIS Desktop とは別に購入した ArcGIS Pro ライセンスは変換できません。

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