同時使用ライセンスを使用した ArcGIS Pro の認証

これは、ソフトウェア ライセンス管理者向けのワークフローです。すでに指定ユーザー ライセンスから同時使用ライセンスに変更していると想定し、2 つの部分で構成されています。

  1. ArcGIS License Manager をインストールします。
  2. ArcGIS License Manager を使用して同時使用ライセンスを認証します。

ArcGIS License Manager ソフトウェアは ArcGIS Desktop ライセンスに付属しています。これは、同時使用ライセンスを認証するためと、認証後にライセンスのチェックインとチェックアウトを管理するために必要です。

詳細については、ArcGIS Desktop ヘルプ トピックの「ライセンス マネージャーのインストール」、「ライセンス マネージャーについて」、および「ライセンス マネージャーのインストールと起動」をご参照ください。

メモ:

ArcGIS Pro 2.7 の同時使用ライセンスを認証するには、ArcGIS License Manager 2020.1 以降をインストールする必要があります。

ArcGIS License Manager のインストール

ArcGIS License Manager をインストールするには、次の手順に従います。

  1. コンピューター上で開いているすべてのアプリケーションを終了します。
  2. My Esri アカウントの認証情報を使用して Esri にサイン インします。
  3. ページの上部にある [組織] タブをクリックします。
  4. [組織] タブで [ダウンロード] タブをクリックします。
  5. [クイック サーチ] ボックスに「ArcGIS License Manager」と入力し、Enter キーを押します。
  6. 検索結果のリストで、ArcGIS License Manager 2020.1[ダウンロードの表示] をクリックします。
  7. [ArcGIS License Manager] ダウンロード ページで、バージョンが 2020.1 であり、言語が正しく設定されていることを確認します。
  8. [コンポーネントのダウンロード] タブで、必要なファイル ([ArcGIS License Manager (Windows)] または [ArcGIS License Manager (Linux)]) を特定します。[アクション] 列の [ダウンロード] をクリックします。
  9. ダウンロードが完了したら、デフォルトの [ダウンロード] フォルダーを参照して、ArcGIS License Manager の *.exe ファイルをダブルクリックします。プロンプトに従ってライセンス マネージャーをインストールします。

    ライセンス マネージャーをインストールすると、[ArcGIS License Server Administrator] ダイアログ ボックスが自動的に開きます。

同時使用ライセンスの認証

同時使用ライセンスを認証するには、次の手順を実行します。

  1. [ArcGIS License Server Administrator] ダイアログ ボックスが開いていることを確認します。開いていない場合は、該当する場所から開きます。
    • Windows: [スタート] メニュー > [ArcGIS] > [License Server Administrator]
    • Linux: <installation_path>/arcgis/licensemanager/LSAdmin
  2. [ArcGIS License Server Administrator] ダイアログ ボックスで、左側のディレクトリ ツリーの [認証] フォルダーをクリックします。
  3. 右側のバージョン ドロップダウン リストをクリックして、[ArcGIS Pro 1.4-2.6] をクリックします。
  4. [今すぐ認証] をクリックして、ソフトウェア認証ウィザードを開きます。
  5. ライセンスを変更したときにライセンス ファイルを作成しなかった場合は、[認証オプション] の下で、デフォルト オプションの [自分のライセンス サーバー上でライセンスを認証する必要がある。] をそのまま使用します。
    メモ:

    ライセンス ファイルを作成した場合は、[認証ファイルを Esri から取得済みで、認証プロセスを完了できる。] オプションをクリックします。[参照] をクリックして、*.prvs ファイルの場所 ([ダウンロード] フォルダーなど) を参照します。詳細については、「ライセンス ファイル」をご参照ください。

  6. [認証する製品] の下で、[ArcGIS Pro] をクリックします。[次へ] をクリックします。
  7. [認証方法] ページで、デフォルト オプションの [インターネットを使用して今すぐ Esri で認証。] をそのまま使用します。[次へ] をクリックします。
    メモ:

    現在インターネットに接続していない場合は、[Esri の Web サイトで認証するか、電子メールで認証ファイルを受信。] をクリックします。プロンプトに従ってフォームを記入してから、テキスト ファイルとして保存します。処理を完了する方法の詳細については、「認証ファイル」をご参照ください。

  8. [認証情報] ページで、連絡先情報が正しいことを確認します。[次へ] をクリックします。
  9. [認証情報 (続き)] ページで、組織、業界、仕事の説明が正しいことを確認します。[次へ] をクリックします。
  10. [ソフトウェア認証番号] ページで、Advanced、Standard、Basic のどのライセンスに変更したかに応じて、該当するボックスに認証番号を入力します。[ライセンス数] ボックスに、変更したライセンスの数を入力します。

    ArcGIS Desktop Basic の認証番号と 5 つの同時使用ライセンス

    メモ:

    認証番号と変更したライセンスの数は、My Esri ポータルまたは My Esri から送信された電子メールで確認できます。

  11. [次へ] をクリックします。
  12. [ソフトウェア エクステンションの認証] ページで、デフォルト オプションの [今回はエクステンションを認証しない。] をそのまま使用します。
    メモ:

    エクステンションを認証する場合は、[1 つまたは複数のエクステンションを認証するための認証番号を持っている。] オプションをクリックします。[エクステンション] の下で、認証するエクステンションの認証番号とライセンス数を入力します。以下の「エクステンションの認証」セクションもご参照ください。

  13. [次へ] をクリックして、認証プロセスを開始します。

    処理が終了すると、[ソフトウェア認証ウィザード] ダイアログ ボックスに、ソフトウェアの認証が完了して使用可能になったことを示すメッセージが表示されます。

  14. [完了] をクリックします。

    [ArcGIS License Server Administrator] ダイアログ ボックスは開いたままです。

  15. [ArcGIS License Server Administrator] ダイアログ ボックスで、ディレクトリ ツリーの [利用可能ライセンス] フォルダーをクリックします。

    ライセンスの合計数と現在利用可能な数が表示されます。ユーザーが同時使用ライセンスを使用して ArcGIS Pro Basic を起動すると、利用可能なライセンス数が 5 から 4 に変化します。ライセンスをチェックアウトしたユーザーを確認するには、[ライセンス使用状況の表示] をクリックします。

  16. [OK] をクリックして [ArcGIS License Server Administrator] ダイアログ ボックスを閉じます。

エクステンションの認証

ArcGIS Pro がすでに認証された後に、1 つまたは複数のエクステンションを認証する必要がある場合があります。はじめに、My Esri で、エクステンション製品に対する 1 つまたは複数の指定ユーザー ライセンスを変更する必要があります。「指定ユーザー ライセンスから同時使用ライセンスへの変更」に説明されている、コア製品ライセンスの変更に使用したのと同じ処理に従います。認証番号を取得したら、以下の手順に進みます。このワークフローは、コア製品の認証と似ています。

  1. 該当する場所から ArcGIS License Server Administrator を開きます。
    • Windows: [スタート] メニュー > [ArcGIS] > [License Server Administrator]
    • Linux: <installation_path>/arcgis/licensemanager/LSAdmin
  2. [ArcGIS License Server Administrator] ダイアログ ボックスで、左側のディレクトリ ツリーの [認証] フォルダーをクリックします。
  3. 右側のバージョン ドロップダウン リストをクリックして、[ArcGIS Pro 1.4-2.6] をクリックします。
  4. [今すぐ認証] をクリックして、ソフトウェア認証ウィザードを開きます。
  5. [認証オプション] ページで、[コア ライセンスをすでに認証済みで、追加のエクステンションを認証する必要がある。] をクリックします。
  6. [認証する製品] の下で、[ArcGIS Pro] をクリックします。[次へ] をクリックします。
  7. [認証方法] ページで、デフォルト オプションの [インターネットを使用して今すぐ Esri で認証。] をそのまま使用します。[次へ] をクリックします。
  8. [認証情報] ページで、連絡先情報が正しいことを確認します。[次へ] をクリックします。
  9. [認証情報 (続き)] ページで、組織、業界、仕事の説明が正しいことを確認します。[次へ] をクリックします。
  10. [ソフトウェア エクステンションの認証] ページの [エクステンション] の下で、認証しているエクステンションの認証番号を入力します。[ライセンス数] ボックスに、ライセンスの数を入力します。

    5 つの同時使用ライセンスを使用して認証された Data Reviewer エクステンション

  11. [次へ] をクリックして、認証プロセスを開始します。

    処理が終了すると、[ソフトウェア認証ウィザード] ダイアログ ボックスに、ソフトウェアの認証が完了して使用可能になったことを示すメッセージが表示されます。

  12. [完了] をクリックします。

    [ArcGIS License Server Administrator] ダイアログ ボックスは開いたままです。

  13. [ArcGIS License Server Administrator] ダイアログ ボックスで、ディレクトリ ツリーの [利用可能ライセンス] フォルダーをクリックします。

    ライセンスの合計数と現在利用可能な数が表示されます。

  14. [OK] をクリックして [ArcGIS License Server Administrator] ダイアログ ボックスを閉じます。

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