[属性] ウィンドウ には、選択ツリー ビューでフィーチャをクリックしてフィーチャを選択し属性値を編集するためのツールが含まれています。属性値を編集するときにデータの品質管理に役立つ追加ツールはショートカット メニューで利用できます。
ヒント:
レイヤー上のすべてのフィーチャの表形式で属性を表示し編集するには、[コンテンツ] ウィンドウの [描画順にリスト] タブ でレイヤーを右クリックして、[属性テーブル] をクリックします。
テーブルは、フィールド演算を編集したりデータの列に適用したりするのにも効率的です。
属性ルールとドメイン
表示される一部の属性値は、属性ルール、サブタイプ値、またはドメインで定義された値に制限されています。
属性ルール
属性ルールで管理されたフィールドは、ルールで定義された値に制限されます。ルールを守らない値を指定すると、ウィンドウ上部に通知が表示され、変更の妨げとなっているルールが示されます。
属性の整合性
デフォルトでは、フィールド値は、あらかじめ定義された条件を満たす値に制限されます。ドメイン値、条件属性値、NULL 値または空のフィールド値を許可しないフィールドなど、ワークフローでこれらの値を無効にする必要がある場合は、属性整合チェックをオフにできます。
無効な値を検索して修正するには、ツリー ビューで現在のフィーチャの選択をフィルター処理して、属性値が無効なフィーチャのみを表示します。これを行うには、ツリー ビューでレイヤーを右クリックし、[無効なオブジェクトのみを選択] をクリックします。
サブタイプと属性ドメイン
サブタイプまたは属性ドメインで定義されたフィールドには、有効な値を選択して割り当てるためのドロップダウン リストが含まれます。サブタイプ値を変更すると、新しいサブタイプが定義したデフォルト値を適用するか、[いいえ] をクリックして既存のフィーチャ属性値を保持するように求められます。
ヒント:
サブタイプ警告をオフにし、新しいサブタイプが定義したデフォルト値を自動的に適用することができます。
フィールドの色コード
特定の機能を実行するフィールドは、色でハイライト表示されます。次の表に、色コードの説明を示します。
フィールドの色 | 説明 |
---|---|
オレンジ | サブタイプ フィールド |
紫 | レイヤーのシンボル化 |
黄 | フィールドの [ハイライト] プロパティが、属性テーブルの [フィールド] ビューで有効になります。 |
属性と関連レコードの編集
選択したフィーチャの属性と関連レコードを編集するには、ウィンドウで選択セットを展開し、[属性] タブをクリックします。
ヒント:
フィーチャまたはテーブルの横に警告アイコン が表示された場合は、アイテムを右クリックして [マップに追加] をクリックします。
- [編集] タブの [選択] グループで、[属性] をクリックします。
- [選択] をクリックし、ウィンドウ内のフィーチャを選択して選択リストを展開します。
- 特定のレイヤー上で選択したすべてのフィーチャの値を更新するには、ウィンドウでレイヤー名をクリックします。
- 複数のフィーチャを選択して、同じ値で同じフィールドを編集するには、次のキーボード ショートカット キーを使用します。
- 複数のフィーチャを選択するには、Ctrl キーを押しながらフィーチャをクリックします。
- 隣接フィーチャを選択するには、Shift キーを押しながら最初のフィーチャと最後のフィーチャをクリックします。
- [自動的に適用] をオンまたはオフにします。
- Enter キーを押したときに編集内容を自動的に適用するには、[自動的に適用] をオンにします。
- [適用] をクリックしたときに編集内容を適用するには、[自動的に適用] をオフにします。編集済みのフィールドは、変更内容を適用するまで緑色の垂直バーでハイライト表示されます。
- [属性] タブをクリックし、フィーチャ属性とサブタイプを編集します。
- 親のフィーチャが関連クラスに属している場合、[属性リレーションシップ] タブをクリックして、関連テーブルの属性を編集します。
- 編集するセルをクリックし、値を変更して Enter キーを押します。
- サブタイプ値を変更するには、[シンボル クラスの選択] をクリックし、サブタイプを選択します。
- カレンダーを使用して日付フィールドを変更するには、そのフィールドをクリックして [カレンダー] をクリックします。現在の日時を入力するには、[今日] をクリックします。
- NULL 値を使用できるフィールドを NULL に設定するには、右クリックしてから ['<NULL>' に設定] をクリックします。
- [自動的に適用] がオフになっている場合は、[適用] をクリックします。
- 編集した値をキャンセルするには、[キャンセル] をクリックします。
メモ:
現在のマップまたはシーンを切り替える前に選択したフィーチャの編集を適用しないかキャンセルする場合、コミットされていない属性の編集を適用またはキャンセルするように求められます。
フィーチャ間での属性のコピー
すべての属性値をあるフィーチャから別のフィーチャまたはレイヤー全体のすべてのフィーチャにコピーするには、[属性のコピー] と [属性の貼り付け] を使用します。デフォルトで、フィールド値は、ターゲット レイヤーの一致するフィールド名とデータ タイプ、または現在のフィールド マッピングで定義された該当するフィールドにコピーされます。
ヒント:
フィーチャ間で属性を割り当てるには、[属性の割り当て (Transfer Attributes)] ツール を使用します。
- [編集] タブの [選択] グループで、[属性] をクリックします。
- [選択] をクリックし、ウィンドウ内のフィーチャを選択して選択リストを展開します。
- コピーする属性を含むフィーチャを右クリックし、[属性のコピー] をクリックします。
- ターゲット フィーチャまたはレイヤーを右クリックして、[属性の貼り付け] をクリックします。
- [自動的に適用] がオフになっている場合は、[適用] をクリックします。
条件属性値の編集
条件属性値は、ゆるく結合されたルックアップ フィールドとしての役割がある事前定義された値のリストから編集されます。1 つのフィールドの値が、同じフィールド グループに属している別のフィールドの選択肢のリストを決定します。
これらのフィールドのスキーマは、ソース属性テーブルにフィールド グループとして定義され、関係階層に整理されます。このスキーマを変更するには、属性テーブルを開き、リボンの [データ] タブをクリックします。[設計] グループで [条件値] をクリックします。
ヒント:
値のツリーの最上位から順番に、ドロップダウン リストをガイドとして使用して有効な選択肢を選ぶことをお勧めします。たとえば、都市名フィールドの値によって、郵便番号フィールドの選択肢のリストが決定します。このスキーマは、複数のフィールドにわたって拡張できます。
- [編集] タブの [選択] グループで、[属性] をクリックします。
- ウィンドウで、[選択] をクリックしてフィーチャを選択し、ウィンドウで選択セットを展開します。
- [自動的に適用] をオフにします。
- [属性] タブをクリックします。
- 編集する条件属性値が含まれているフィーチャをクリックします。
- 編集する属性のドロップダウン矢印をクリックします。
ヒント:
フィールド グループの他の値の有効なメンバーである値を選択します。不正な値が黄色の垂直バーでハイライト表示され、ウィンドウに警告が表示されます。廃止された値は、[すべて表示] ドロップダウン リストに表示されたままで、使用可能な状態です。
- [部分的一致] - ポインターを合わせると、フィールド グループに対して定義されたすべての値を含むドロップダウン メニューが開きます。これらの値は、その値を選択できるフィールド名の下に表示されます。部分的一致を選択するには、他のフィールドをさらに編集し、フィールド値の有効な組み合わせを作成しなければならないこともあります。
- [すべて表示] - フィールド グループで使用できるすべての属性値を表示します。すべてのフィールドで属性値を変更したい場合に便利です。このコントロールは、[一致の表示] をクリックするとドロップダウン リストの下部に表示されます。
- [一致の表示] - 親フィールドの値に基づいて、そのフィールドの有効な選択肢をすべて表示します。 これがデフォルトです。このコントロールは、[すべて表示] をクリックするとドロップダウン リストの上部に表示されます。
- [適用] をクリックして、変更した内容を保存します。