レイヤーとスタンドアロン テーブルには、特定のデータ ソースに格納されている情報が表示されます。そのデータ ソースが移動されるか名前を変更されると、レイヤーまたはテーブルとの接続が切断され、表示するデータがなくなります。これを修正するには、次のいずれかの操作を実行して、データ ソースを更新します。
- リンク切れしたデータ ソース ボタン によりマップ上で特定される壊れたリンクを修正するには、ボタンをクリックしてデータ ソースを参照します。
- レイヤーまたはスタンドアロン テーブルのデータ ソースを変更するには、その [プロパティ] ダイアログ ボックスを開きます。[ソース] タブの [データ ソースの設定] をクリックして、データ ソースを参照します。
- Python を使用してデータ ソースの更新を自動化する方法については、「データ ソースの更新と修正」をご参照ください。
- 現在のプロジェクトでマップが参照しているすべてのデータ ソースを管理するには、[カタログ] ビューからデータ ソースにアクセスします。プロジェクト内の 1 つのマップのように、1 つのアイテムのパスを更新できます。または、プロジェクト全体のすべてのパスにアクセスできます。パス内の特定の文字列を検索したり置換したりできます。現在のプロジェクト内のパスを更新するには、以下の手順に従います。
注意:
[カタログ] ビューからのデータ ソース パスの更新にはいくつかの制限事項があります。この方法を使用する場合は、次のレイヤー タイプとワークスペースはサポートされません。
- ストリーム レイヤー
- メモリ ワークスペースのレイヤー
- ネットワーク解析レイヤー
- マップ サービス レイヤー
- ルート イベント レイヤー
- Web フィーチャ レイヤー
- クエリ レイヤー [ワークスペース] モード の間はクエリ レイヤーのデータ ソースを変更できます。[アイテム] モード から更新すると、クエリ レイヤーのソースは標準のフィーチャクラスに置き換えられます。
プロジェクト アイテムのデータ ソースの更新
プロジェクト内のすべてのレイヤーとスタンドアロン テーブルのデータ ソースを同時に更新するには、次の手順に従います。
- [カタログ] ビューに切り替えます。または、1 つを開くには、[表示] タブの [ウィンドウ] グループで、[カタログ ビュー] をクリックします。
- リボンの [カタログ] タブにある [更新] グループで、[データ ソース] をクリックして、[カタログ] ビューの [データ ソースの更新] モードを開きます。現在のプロジェクト全体で参照されているレイヤーとスタンドアロン テーブルがそのデータ ソースへのパスとともにリストされます。または、このリストをフィルタリングして、[カタログ] ビューの [コンテンツ] ウィンドウでマップを選択することにより 1 つのマップのコンテンツだけを表示できます。
- プロジェクト アイテムのデータ ソース パスを表示するか、プロジェクトが参照する一意のワークスペースすべてのリストを表示するかを選択します。[データ ソース] タブの [ビュー] グループで、[管理] の下にある次のいずれかを選択します。
アイテム プロジェクト アイテムのデータ ソース パスを表示します。
ワークスペース プロジェクトが参照する一意のワークスペースすべてのリストを表示します。
- [新しいパス] 列で、リストされたアイテムの新しいファイル パスを入力または貼り付けます。[現在のパス] 列内のパスを右クリックした後、[コピー] をクリックするか、[参照] ボタン をクリックして、リストされているアイテムの新しいパスを参照します。
テーブル内のパスにポインターを合わせると、そのアイテムのデータ タイプ、ワークスペース タイプ、およびワークスペース パスが表示されます。エンタープライズ ジオデータベース アイテムの場合、すべてのサーバー情報も含まれます。
- 変更を適用する前にターゲット ソースの整合チェックを行うかどうかを選択します。これらの変更は、現在のアプリケーション セッションの間保持されます。プロジェクトを保存して、変更を永続的に適用します。[データ ソース] タブの [変更の管理] グループで、[管理] の下にある次のオプションのいずれかを選択します。
- [適用] の下部にある小さい矢印をクリックし、[整合チェックして適用] をクリックして、変更を整合チェックしてから適用します。
- [適用] をクリックして、整合チェックなしで変更を適用します。
- [データ ソース] タブの [管理] の下にある [閉じる] をクリックして、[カタログ] ビューの [データ ソースの更新] モードを終了します。
パスの一部の検索と置換
データ ソースのフォルダーの場所が再構築されたか名前が変更された場合、現在のプロジェクト内のデータ ソース パスの一部を検索して置き換えて、接続を修復することができます。たとえば、MonthlyData という名前のフォルダーが AnnualData という名前に変更された場合、すべてのデータ ソース パス内にある 1 つ目の文字列のインスタンスを検索して、2 つ目の文字列を置き換えることができます。
データ ソース パスの一部を検索して置き換えるには、次の手順に従います。
- [カタログ] ビューに切り替えます。または、1 つを開くには、[表示] タブの [ウィンドウ] グループで、[カタログ ビュー] をクリックします。
- [カタログ] タブの [更新] グループで、[データ ソース] をクリックして、[カタログ] ビューの [データ ソースの更新] モードを開きます。
プロジェクト内のすべてのレイヤーとスタンドアロン テーブルがそのデータ ソースへのパスとともにリストされます。
- [データ ソース] タブの [ツール] グループで、[管理] の下にある [検索と置換] をクリックします。
- [検索] テキスト ボックスに文字列を入力します。必要に応じて、アイテムを選択して、置換をそのアイテムだけに制限します。アイテムを選択しない場合は、すべてのアイテムに対して置換が行われます。
- [置換] テキスト ボックスに置換文字列を入力します。[置換] ボタン をクリックして、一度に 1 アイテムずつ文字列を置換します。または、[すべて置換] ボタン をクリックして、すべてのインスタンスを同時に置換します。
- 変更を適用する前にターゲット ソースの整合チェックを行うかどうかを選択します。これらの変更は、現在のアプリケーション セッションの間保持されます。プロジェクトを保存して、変更を永続的に適用します。[データ ソース] タブの [変更の管理] グループで、[管理] の下にある次のオプションのいずれかを選択します。
- [適用] の下部にある小さい矢印をクリックし、[整合チェックして適用] をクリックして、変更を整合チェックしてから適用します。
- [適用] をクリックして、整合チェックなしで変更を適用します。
- [検索と置換を閉じる] ボタン をクリックして、[検索] コントロールと [置換] コントロールを閉じます。
- [データ ソース] タブの [管理] の下にある [閉じる] をクリックして、[カタログ] ビューの [データ ソースの更新] モードを終了します。
変更の整合チェック
データ ソースを更新する場合、変更をそのまま適用するか、ターゲット ソースを整合チェックしてから適用するかを選択できます。適用せずに [データ ソース] パネルを閉じると、適用するよう求める警告が表示されます。この場合、整合チェックは行われません。
整合チェックなしで適用する例として、ステージング フォルダーの場所で作業していて、まだ存在していない最終的なフォルダーの場所にデータを移動する準備をしている場合があります。これらの変更は、現在のアプリケーション セッションの間保持されます。プロジェクトを保存して、変更を永続的に適用します。
データ ソースに変更を加えると、変更が加えられたが、まだ適用されていないことがアイテムの隣にある緑色の垂直バーにより示されます。
ターゲット ソースの整合チェックなしで変更を適用するには、[データ ソース] タブの [変更の管理] グループで、[管理] の下にある [適用] をクリックします。ターゲット ソースを整合チェックしてから変更を適用するには、[適用] の下部にある小さい矢印をクリックして、[整合チェックして適用] をクリックします。
整合チェックに成功したら、インジケーターが削除されます。データ ソースが見つからず整合チェックできない場合、赤色のインジケーターが表示され、バナーがパネルの上部に表示されて、無効なアイテムが存在することが示されます。