概要
LAS ファイルを別の圧縮方法、ファイル バージョン、ポイント記録形式に変換します。
使用法
このツールでは、個別のファイル、処理するファイルを含むフォルダー、LAS データセットのいずれかを選択して LAS および ZLAS ファイルのコレクションを参照することで、LAS、ZLAS、LAZ ファイル間の変換を行うことができます。
出力ファイル バージョンとポイント記録形式がこの情報をサポートしていないと、元の LAS ファイル内のデータが失われます。出力を特定のバージョンに割り当てる場合は、各入力ファイルの LAS ファイル バージョンおよびポイント記録形式を同じにすることをお勧めします。
LAS ポイントを整理すると、表示および解析のパフォーマンスが上がりますが、テンポラリ LAS ファイルを生成する必要があります。LAS ポイントが整理された時点で、統計情報が自動的に算出されます。
編集できるのは、圧縮されていない LAS ファイルに限ります。一方、ZLAS ファイルは、解析操作を実行するジオプロセシング ツールへの入力データとして使用できます。
構文
arcpy.conversion.ConvertLas(in_las, target_folder, {file_version}, {point_format}, {compression}, {las_options}, {out_las_dataset})
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_las | 変換する LAS データ。フォルダーを指定して、そのフォルダーに含まれている LAS ファイルをすべて処理することができます。 | Layer File; LAS Dataset Layer; Folder; File |
target_folder | 出力 LAS ファイルが書き込まれる既存のフォルダー。 | Folder |
file_version (オプション) | 出力ファイルの LAS ファイル バージョン。
| String |
point_format (オプション) | 出力 LAS ファイルのポイント記録形式を指定します。出力 LAS ファイルのバージョンに基づいて、使用可能なオプションが異なります。
| String |
compression (オプション) | 出力 LAS ファイルを圧縮形式にするか、標準の LAS 形式にするかを指定します。
| String |
las_options [las_options,...] (オプション) | 出力 LAS ファイルのサイズを縮小し、表示および解析操作でこれらのファイルの有用性とパフォーマンスを上げるために実行できる変更を指定します。
| String |
out_las_dataset (オプション) | 新しく作成された LAS ファイルを参照する出力 LAS データセット。 | LAS Dataset |
コードのサンプル
次のサンプルは、Python ウィンドウでこのツールを使用する方法を示しています。
import arcpy
arcpy.conversion.ConvertLas('2014_survey.zlas', '2014_unclassified_collection',
'1.4', 7, 'NO_COMPRESSION',
['REMOVE_VLR', 'REMOVE_EXTRA_BYTES', 'REARRANGE_POINTS'],
'2014_unclassified_collection/2014_Survey_Collection.lasd')
ライセンス情報
- Basic: 次のものが必要 Spatial Analyst または 3D Analyst
- Standard: はい
- Advanced: はい