XML ワークスペース ドキュメントのエクスポート (Export XML Workspace Document) (データ管理)

概要

ジオデータベースのコンテンツから読み取り可能な XML ドキュメントを作成します。

XML ワークスペース ドキュメントは、ジオデータベース スキーマを共有する場合や、ジオデータベース スキーマを別のタイプにコピーする場合に役立ちます。

使用法

  • 出力は XML ファイルとして作成するか、XML ファイルを含む圧縮された ZIP ファイルとして作成できます。XML ファイルを作成する場合は、出力ファイル名に「.xml」の拡張子を付けます。圧縮された ZIP ファイルを作成する場合は、出力ファイル名に「.zip」 または 「.z」の拡張子を付けます。

  • 注意:
    データとスキーマの両方をコピーする場合は、出力 XML ワークスペース ドキュメントのサイズが非常に大きくなる可能性があります。一般に、ジオデータベースのデータをコピーする場合、この方法は推奨されません。ジオデータベースのコピーを作成する別の方法として、[コピー (Copy)] ツールまたは [クリップ (Clip)] ツールを使用して、データのサブセットを抽出する方法があります。また、[パッケージ] ツールセットには、レイヤー、マップ ドキュメント、住所ロケーター、およびジオプロセシング結果の統合、パッケージ化、共有を行うためのツールが含まれています。
  • 入力がジオデータベースまたはフィーチャ データセットである場合は、そのワークスペースに含まれるすべてのデータ エレメントがエクスポートされます。データ エレメントのサブセットだけを XML ファイルにエクスポートする場合は、これらを新しいジオデータベースにコピーしてエクスポートする必要があります。

  • ネットワーク、トポロジ、リレーションシップ クラス、またはテレインのフィーチャクラスをエクスポートする場合は、ネットワーク、トポロジ、リレーションシップ クラス、またはテレインに含まれているフィーチャクラスもすべてエクスポートされます。

  • ツールのメッセージには、エクスポートされたデータ エレメント名のリストが含まれます。

構文

arcpy.management.ExportXMLWorkspaceDocument(in_data, out_file, {export_type}, {storage_type}, {export_metadata})
パラメーター説明データ タイプ
in_data
[in_data,...]

エクスポートして XML ワークスペース ドキュメントで表現する入力データセット。入力データには、ジオデータベース、フィーチャ データセット、フィーチャクラス、テーブル、ラスター、またはラスター カタログを指定できます。複数の入力がある場合、入力は同じワークスペース内のものでなければなりません。複数の入力ワークスペースは、サポートされていません。

Feature Class; Feature Dataset; Raster Dataset; Table; Workspace
out_file

作成される XML ワークスペース ドキュメント ファイル。XML ファイル (*.xml) または圧縮された ZIP ファイル (*.zip または *.z) のいずれかです。

File
export_type
(オプション)

出力 XML ワークスペース ドキュメントに、入力のすべてのデータ (ジオメトリを含む、テーブルおよびフィーチャクラスのレコード) を含めるか、スキーマだけを含めるかを指定します。

  • DATAスキーマとデータの両方をエクスポートします。これがデフォルトです。
  • SCHEMA_ONLYスキーマのみをエクスポートします。
String
storage_type
(オプション)

データをフィーチャクラスからエクスポートするときに、フィーチャ ジオメトリを格納する方法を指定します。

  • BINARYジオメトリを圧縮した base64 バイナリ形式で格納します。このバイナリ形式では、XML ワークスペース ドキュメントのサイズが小さくなります。ArcObjects を使用するカスタム プログラムで XML ワークスペース ドキュメントを読み取る場合は、このオプションを使用します。これがデフォルトです。
  • NORMALIZEDジオメトリを非圧縮形式で格納します。結果としてファイルのサイズは大きくなります。ArcObjects を使用しないカスタム プログラムで XML ワークスペース ドキュメントを読み取る場合は、このオプションを使用します。
String
export_metadata
(オプション)

メタデータをエクスポートするかどうかを指定します。

  • METADATA入力にメタデータが含まれる場合は、メタデータをエクスポートします。これがデフォルトです。
  • NO_METADATAメタデータをエクスポートしません。
Boolean

コードのサンプル

ExportXMLWorkspaceDocument (XML ワークスペース ドキュメントのエクスポート) の例 1 (Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウ スクリプトは、イミディエイト モードで ExportXMLWorkspaceDocument ツールを使用する方法を示しています。

import arcpy
arcpy.ExportXMLWorkspaceDocument_management('c:/data/StJohns.gdb', 
                                            'c:/data/StJohns.xml', 
                                            'SCHEMA_ONLY', 'BINARY', 'METADATA')
ExportXMLWorkspaceDocument (XML ワークスペース ドキュメントのエクスポート) の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

次の Python スクリプトは、スタンドアロン スクリプトで ExportXMLWorkspaceDocument ツールを使用する方法を示しています。

# Name: ExportXMLWorkspaceDocument.py
# Description: Exports the contents of my geodatabase to an XML workspace document. 
# Import system modules
import arcpy
# Set local variables
in_data = 'c:/data/StJohns.gdb'
out_file = 'c:/data/StJohns.xml'
export_option = 'SCHEMA_ONLY'
storage_type = 'BINARY'
export_metadata = 'METADATA'
# Execute ExportXMLWorkspaceDocument
arcpy.ExportXMLWorkspaceDocument_management(in_data, out_file, export_option, 
                                            storage_type, export_metadata)

ライセンス情報

  • Basic: いいえ
  • Standard: はい
  • Advanced: はい

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