ネットワークトポロジの有効化 (Enable Network Topology) (トレースネットワーク)—ArcGIS Pro

概要

トレースネットワークのネットワークトポロジを有効化します。

ネットワークトポロジは、トレースなどの解析操作やネットワークダイアグラムに必要となります。また、ネットワークトポロジをエラーフィーチャの検出に使用することもできます。

すべてのトレースネットワークフィーチャクラスに空間インデックスが必要です。
エンタープライズジオデータベースを操作する場合には、次の要件があります。
- 入力トレースネットワークは、データベーストレースネットワークの所有者として、確立されたデータベース接続から取得する必要があります。
- このツールは、デフォルトバージョンに接続されているときに実行する必要があります。
- トレースネットワークはブランチバージョン対応登録されている必要があります。
- 高度な設定の [エラーのみを生成] を使用するには、トレースネットワークがバージョン非対応の状態である必要があります。

arcpy.tn.EnableNetworkTopology(in_trace_network, {max_number_of_errors}, {only_generate_errors})

パラメーター	説明	データタイプ
in_trace_network	ネットワークトポロジを有効化するトレースネットワーク。	Trace Network; Trace Network Layer
max_number_of_errors (オプション)	ネットワークトポロジの有効化が停止するまでに発生するエラーの最大数。エラーはエラーテーブルに記録されます。デフォルト値は 10000 です。注意: エラーの最大数の値を大きくすると、トポロジの有効化にかかる時間が長くなります。デフォルト値の 10000 より大きい値を設定することはお勧めしません。	Long
only_generate_errors (オプション)	トポロジが有効化されるのか、それともネットワークエラーのみが生成されるのかを指定します。 ONLY_ERRORS —トレースネットワークはネットワークエラーのみに対して評価されます。トポロジは有効化されません。エンタープライズジオデータベースを操作している場合、データをバージョン対応登録できません。これにより、トポロジを有効化するまでに、ネットワーク内を検査してエラーを修正できます。 ENABLE_TOPO — トポロジが有効化され、エラーが存在する場合、エラーフィーチャが生成されます。これがデフォルトです。	Boolean

名前	説明	データタイプ
out_trace_network	更新されるトレースネットワーク。	トレースネットワーク

EnableNetworkTopology (ネットワークトポロジの有効化) の例 1 (Python ウィンドウ)

[EnableNetworkTopology] 関数を使用して、MyNetwork というトレースネットワークのネットワークトポロジを有効化し、エラーの最大数を 500 に設定します。

import arcpy
arcpy.EnableNetworkTopology_tn('MyNetwork', 500)

EnableNetworkTopology (ネットワークトポロジの有効化) の例 2 (Python ウィンドウ)

[EnableNetworkTopology] 関数を使用して、MyNetwork というトレースネットワークのエラーのみを生成します。

import arcpy
arcpy.EnableNetworkTopology_tn('MyNetwork', '', 'ONLY_ERRORS')

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。