[角度方向] は、ダイアグラムのエッジを処理する調整レイアウト アルゴリズムです。このアルゴリズムはすべてのダイアグラム タイプに適用されます。
このレイアウト アルゴリズムは、ダイアグラムのエッジを指定した整列方向に段階的に移動します。このレイアウトは、ダイアグラム エッジごとにその現在の方向を注目し、指定された方向のうち望ましい方向に最も近いものを検索し、その方向にエッジを移動します。
以下の画像は、[角度方向] レイアウトの適用前後のサンプル ダイアグラムを示しています。
アクティブなダイアグラム マップ ビューに [角度方向] レイアウトを適用します。
このレイアウトをネットワーク ダイアグラムに適用する場合、次の前提条件を満たす必要があります。
- この操作はトランザクションであるため、実行前に編集内容を保存する必要があります。
- レイアウトを適用する入力ネットワーク ダイアグラム レイヤーは、ファイル ジオデータベース内のユーティリティ ネットワークまたはトレース ネットワーク、またはネットワーク ダイアグラム サービスから取得する必要があります。エンタープライズ ジオデータベース内のユーティリティ ネットワークまたはトレース ネットワークを操作する場合、入力ネットワーク ダイアグラム レイヤーはサービスから取得する必要があります
アクティブなダイアグラム マップ ビューに角度方向レイアウトを適用するには、次のいずれかを実行します。
- [ネットワーク ダイアグラム] タブの [レイアウト] グループにある [ダイアグラム レイアウト] ボタンのドロップダウン矢印をクリックして、ギャラリーの [角度方向] レイアウト アイテムをクリックします。
- [ジオプロセシング] ウィンドウで [角度方向レイアウトの適用 (Apply Angle Directed Layout)] ツールを読み込みます。
次に、[角度方向] レイアウト パラメーターを調整して [実行] をクリックします。
注意:
ネットワーク ダイアグラム内のフィーチャのサブセットに対してレイアウトを適用するには、[フィーチャの選択] ツールのいずれか (たとえば、[四角形による選択]、[ポリゴンによる選択] など) を使用して、実行前にダイアグラム フィーチャを選択します。
ダイアグラム テンプレートに [角度方向] レイアウトを設定します。
ダイアグラム テンプレートでこのレイアウトを構成するには、[角度方向レイアウトの追加 (Add Angle Directed Layout)] ツールを使用します。
角度方向レイアウトのパラメーター
以下のセクションでは、[角度方向] ダイアグラム レイアウトの主なパラメーターについて説明します。
格納器レイアウトを維持
ほとんどのレイアウト アルゴリズムは [格納器レイアウトを維持] オプションで問題なく動作します。このオプションでは、アルゴリズムの実行を制御できます。つまり、ダイアグラムの上位グラフ ([格納器レイアウトを維持] をオンにする) またはダイアグラム内の格納物フィーチャと格納物以外のフィーチャの両方 ([格納器レイアウトを維持] をオフにする) のどちらかで実行することができます。
処理の反復回数
このパラメーターでは、処理を反復する回数を設定します。反復する回数が多いほど、ダイアグラムのエッジは期待される方向に適合します。
以下の画像は、同じ方向数で実行した場合に、処理の反復回数がサンプル ダイアグラム レイアウトに与える影響を示しています。
方向数
方向数には 3 種類あります: 、4、8、または 12
- 4 方向の場合、エッジは 4 方向のいずれかに段階的に近づきます。4 方向とは、それぞれ 90、180、270、360 度の方向です。
- 8 方向の場合、エッジは 8 方向のいずれかに段階的に近づきます。8 方向とは、それぞれ 45、90、135、180、225、270、315、360 度の方向です。
- 12 方向の場合、エッジは 12 方向のいずれかに段階的に近づきます。12 方向とは、それぞれ 30、60、90、120、150、180、210、240、270、300、330、360 度の方向です。
以下の画像は、処理の反復回数を変えずに [角度方向] レイアウトにさまざまな方向数を使用した場合の、サンプル ダイアグラムのレイアウトを示しています。