ユーティリティ ネットワーク ルールのインポート

ネットワーク ルールは、他のフィーチャ タイプへの接続または関連付けが可能なフィーチャ タイプを制御するものです。フィーチャの接続または関連付けが正しいことを確認するためにルールが評価されます。ジャンクション-ジャンクション接続性、ジャンクション-エッジ接続性、エッジ-ジャンクション-エッジ接続性、格納、構造物付属物という 5 つのルール タイプがあります。

ネットワーク ルールは、[ルールの追加 (Add Rule)] ツールを使用して一度に追加したり、[ルールのインポート (Import Rules)] ツールを使用して一括でインポートしたりできます。[ルールのインポート (Import Rules)] ツールの使用時は、ルールが CSV ファイルからインポートされます。CSV ファイルには、複数のタイプのルールを含めることができます (格納、ジャンクション-ジャンクション接続性、構造物付属物など)。インポート中、CSV ファイル内のルールでユーティリティ ネットワーク内にすでに存在するものはスキップされます。エラーが発生すると、インポートが失敗し、失敗の原因となった CSV ファイル内の行番号と列が報告されます。

ルールをインポートするときは、CSV ファイルでアセット タイプおよびターミナル (該当する場合) の列に対してアスタリスク (*) を使用できます。インポート中は、新しいルールを作成するために、アスタリスクによって、[ルールの追加 (Add Rule)] ツールの使用時にアセット タイプおよびターミナル パラメーターに [すべて] を選択した場合と同じロジックが適用されます。これにより、既存のアセット タイプおよびターミナルのネットワーク フィーチャクラスまたはテーブルが提供する既存のスキーマを使用して、複数のルールをユーティリティ ネットワークに追加できます。

注意:
ルールの CSV ファイルを編集するには、テキスト エディターを使用することをお勧めします。Excel を使用すると、ルールの CSV ファイルの表示はできますが、編集と保存はできません。エクスポート フィルターが、余分な引用符など不要な書式設定を適用するためです。

要件

ネットワーク ルールをインポートするには、以下の要件が満たされている必要があります。

CSV ファイルからのネットワーク ルールのインポート

ネットワーク ルールをインポートするには、以下の手順に従います。

  1. [解析] タブの [ジオプロセシング] グループで、[ツール] ツール をクリックして [ジオプロセシング] ウィンドウを開きます。
  2. [ジオプロセシング] ウィンドウで、[ルールのインポート] を検索してクリックします。
  3. [入力ユーティリティ ネットワーク] パラメーターに、ルールを受け取るユーティリティ ネットワークを指定します。
  4. [ルール タイプ] ドロップダウン リストから、インポートするルールのタイプを選択します。

    CSV ファイルからすべてのルール タイプをインポートするには、[すべて] を選択します。

  5. ルールの名前と場所を [入力ファイル] パラメーターに指定します。
    CSV ファイルの形式については、[ルールのインポート (Import Rules)] ツールのヘルプをご参照ください。
  6. [実行] をクリックします。

入力 CSV ファイルのルールが、ユーティリティ ネットワークにインポートされました。ネットワーク トポロジを有効化すると、システムによってフィーチャをルールに対して整合チェックできます。

ネットワーク プロパティに含まれる情報にアクセスする詳細な手順については、「ネットワーク ルールの表示」をご参照ください。

ヒント:

エンタープライズ ジオデータベースを操作する場合、ネットワーク ルールはデフォルトのブランチ バージョンへのデータベース接続を通じて管理されます。 ユーティリティ ネットワーク サービスは、ネットワーク ルールを追加または削除する前に停止する必要があります。 変更は、サービスと ArcGIS Pro セッションが再開した後に認識されます。 ユーティリティ ネットワーク ルールの更新は、リコンサイル操作が実行されるまで既存の指定バージョンに反映されません。