レポート構造

レポートの主な特徴はセクションに分かれていることです。これらのセクションを使用して、必要な情報にアクセスし、一貫性のある形式で情報を配置することができます。

レポートには 7 つのセクションがあります。標準のセクションはレポート ヘッダー、ページ ヘッダー、詳細、ページ フッター、レポート フッターの 5 つで、この順番に表示されます。グループ化はオプションであり、共通のフィールド別にデータを集約する組織のレベルを適用します。グループ化が使用される場合、レポートには、グループ ヘッダーとグループ フッターという 2 つのセクションがグループごとに含まれます。以下の表では、各セクションについて説明します。

セクション場所説明

レポート ヘッダー レポート ヘッダー

レポートの先頭に表示されます。

一般的に、レポートのこのセクションにはレポート タイトルが含まれます。発信日付や会社のロゴなど、追加のレポート エレメントが含まれるようにこのセクションをカスタマイズできます。

デフォルトでは、レポート ヘッダーがカバー ページとして使用されます。このオプションにより、レポート ヘッダーがエクスポート時にページ全体に表示されるようになります。このオプションは、[書式設定] タブの [レポート ヘッダー ] でオフにできます。

ページ ヘッダー ページ ヘッダー

最初のページを除き、すべてのページの最上部に繰り返し表示されます。最初のページでは、レポート ヘッダーの下に表示されます。

通常、フィールド ヘッダーがページ ヘッダーに含まれ、結果として、すべてのページがこれらの定義で始まります。

グループ ヘッダー グループ ヘッダー

レコードが新しくグループ化されるたびにグループの先頭に表示されます。

グループ ヘッダーには、グループ化されたフィールド値が表示されます。たとえば、都市が郡別にグループ化されるレポートでは、郡フィールドがグループ ヘッダーに含まれます。

詳細 Details

すべてのヘッダー情報の後に表示されます。

レポート内に表示される属性のコンテンツです。このセクションに表示されるフィールドはソースの行ごとに 1 回繰り返されます。

グループ フッター グループ フッター

レコードの各グループの末尾に表示されます。

このセクションには、デフォルトで統計情報のサマリーが表示されます。

ページ フッター ページ フッター

すべてのページの最下部に繰り返し表示されます。

このセクションには、デフォルトでページ番号が表示されます。

レポート フッター レポート フッター

レポートの末尾に表示されます。

通常、レポートのこのセクションには、サマリー情報やデータの引用など、1 回だけレポートの末尾に表示する必要がある結論情報が含まれます。このセクションには、デフォルトで統計情報が表示されます。

注意:

[コンテンツ] ウィンドウのセクションは並べ替えることはできません。

レポートの作成時に、各セクションの高さが、含まれるエレメントの高さに基づいて自動的に計算されます。エレメントは静的 (タイトル、サブタイトル、列ヘッダーなど) または動的 (ページ番号、画像、行、四角形、背景色など) のいずれかになります。セクションと同様にエレメントも、レポート作成時に自動的にサイズが調整されます。セクションとエレメントはいずれも、[選択] ツール Select by Rectangle を使用してサイズと位置を変更できます。セクション内のエレメントのサイズが正しく設定されていることを確認する必要があります。そうしないと、エクスポート時にエレメントが途中で切れてしまう可能性があります。

セクションの高さを制御するには、[書式設定] タブの [サイズ] グループにある高さプロパティに新しい値を入力するか、レポート ビュー内で [選択] ツール Select by Rectangle をアクティブにして、選択したセクションを直接形状変更することで手動で拡大できます。幅はすべてのセクションで同じであり、レポートに対して指定されたページ幅によって決定されます。また、セクションはビューで非表示にすることもできます。

注意:

セクションは、その中に含まれる最小のエレメントよりも小さいサイズに変更することはできません。セクションのサイズを小さくするには、セクションの中のエレメントを削除するか、セクションの上部にエレメントを移動する必要があります。

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