シャドウ ボリューム (Sun Shadow Volume) (3D Analyst)

サマリー

特定日時の太陽光を使用して、フィーチャごとに影をモデリングするクローズド ボリュームを作成します。

使用法

  • 相対的な太陽の位置の計算は 1 つ目のフィーチャクラスの 1 つ目のフィーチャの位置に基づいて行われるため、すべての入力フィーチャが同一のロケールに存在する必要があります。

  • 日の出および日没の条件をモデリングした影は、それぞれ [開始日時] および [終了日時] パラメーターで日付を指定するだけで作成できます。シャドウ ボリュームは、太陽を見ることができない特定の日時、または太陽の相対的な位置が入力フィーチャから 90 度の対頂角にある場合は、作成されません。

  • 影は、入力フィーチャを太陽光の方向に立ち上げることで作成される、クローズド マルチパッチとしてモデリングされます。光線は平行で、太陽の相対的な位置に対して計算された方向に進むと考えます。各シャドウ ボリュームは、太陽光線の水平投影に対する垂直面から始まり、その垂直面で終わります。

  • 次のフィールドがシャドウ ボリューム フィーチャの属性になります。

    • SOURCE - シャドウ ボリュームを生成するフィーチャクラスの名前。
    • SOURCE_ID - シャドウ ボリュームを生成するフィーチャの一意の ID。
    • DATE_TIME - 太陽の位置を計算するために使用される現地日時。
    • AZIMUTH - 真北から、太陽の相対的な位置を地球の水平線上まで垂直に投影させた位置までの水平角度。値の範囲は、0 から 360 です。
    • VERT_ANGLE - 地球の水平線から太陽の相対的な位置までの垂直角度。0 度は水平線で、90 度は真上です。
    注意:

    通常、各シャドウ ボリュームは、その元のフィーチャを覆うか、またはその元のフィーチャに密接に差しかかります。この方法で影を生成できない場合は、フィーチャの外側範囲の境界から作成されます。1 つ以上の影がこの方法で作成されると、HUGS_FEATR という名前のフィールドが追加され、対応するフィーチャを覆う影を示します。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力フィーチャ

影のモデリングに使用するマルチパッチ フィーチャ。ポリゴン フィーチャとライン フィーチャは、立ち上げられた 3D レイヤーとして追加される場合に使用できます。

Feature Layer
開始日時

影のモデリングのために太陽光の軌道が計算される日時。

Date
出力フィーチャクラス

生成されたシャドウ ボリュームを格納するマルチパッチ フィーチャクラス。

Feature Class
サマータイムを適用
(オプション)

時間値にサマータイム (DST) 調整を適用するかどうかを指定します。

  • オフ - DST を導入しません。これがデフォルトです。
  • オン - DST を導入します。
Boolean
タイム ゾーン
(オプション)

関係する入力が位置するタイム ゾーン。デフォルト設定は、オペレーティング システムで設定されているタイム ゾーンです。

String
終了日時
(オプション)

太陽の位置を計算するための最終日時。日付のみを指定すると、最終時間は自動的に日没に設定されます。

Date
繰り返し間隔
(オプション)

開始日からの時間の反復を定義するために使用される値。

Double
繰り返し単位
(オプション)

[開始日時] に適用される反復値を定義する単位。

  • 反復値は日数を表します。これがデフォルトです。
  • 時間反復値は時間数を表します。
  • 反復値は分数を表します。
String

arcpy.ddd.SunShadowVolume(in_features, start_date_and_time, out_feature_class, {adjusted_for_dst}, {time_zone}, {end_date_and_time}, {iteration_interval}, {iteration_unit})
名前説明データ タイプ
in_features
[in_features,...]

影のモデリングに使用するマルチパッチ フィーチャ。ポリゴン フィーチャとライン フィーチャは、立ち上げられた 3D レイヤーとして追加される場合に使用できます。

Feature Layer
start_date_and_time

影のモデリングのために太陽光の軌道が計算される日時。

Date
out_feature_class

生成されたシャドウ ボリュームを格納するマルチパッチ フィーチャクラス。

Feature Class
adjusted_for_dst
(オプション)

時間値にサマータイム (DST) 調整を適用するかどうかを指定します。

  • ADJUSTED_FOR_DSTDST を導入します。
  • NOT_ADJUSTED_FOR_DSTDST を導入しません。これがデフォルトです。
Boolean
time_zone
(オプション)

関係する入力が位置するタイム ゾーン。デフォルト設定は、オペレーティング システムで設定されているタイム ゾーンです。

String
end_date_and_time
(オプション)

太陽の位置を計算するための最終日時。日付のみを指定すると、最終時間は自動的に日没に設定されます。

Date
iteration_interval
(オプション)

開始日からの時間の反復を定義するために使用される値。

Double
iteration_unit
(オプション)

[開始日時] に適用される反復値を定義する単位。

  • DAYS反復値は日数を表します。これがデフォルトです。
  • HOURS反復値は時間数を表します。
  • MINUTES反復値は分数を表します。
String

コードのサンプル

SunShadowVolume (シャドウ ボリューム) の例 1 (Python ウィンドウ)

次のサンプルは、Python ウィンドウでこのツールを使用する方法を示しています。

arcpy.env.workspace = 'C:/data'
arcpy.SunShadowVolume_3d('sample.fgdb/buildings', 
                         start_date_and_time='12/25/2011 10:00 AM', 
                         out_feature_class='shadows_dec25.shp', 
                         adjusted_for_dst='ADJUSTED_FOR_DST', 
                         time_zone='Eastern_Standard_Time',
                         end_date_and_time='12/25/2011 3:00 PM', 
                         iteration_interval='HOURS', iteration_unit=1)
SunShadowVolume (シャドウ ボリューム) の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

次のサンプルは、スタンドアロン Python スクリプトでこのツールを使用する方法を示しています。

'''*********************************************************************
Name: Model Shadows For GeoVRML Models
Description: Creates a model of the shadows cast by GeoVRML models
             imported to a multipatch feature class for a range of dates
             and times. A range of times from the start time and end
             time can also be specified by setting the EnforceTimes
             Boolean to True. This sample is designed to be used in a
             script tool.
*********************************************************************'''
# Import system modules
import arcpy
from datetime import datetime, time, timedelta

#*************************  Script Variables  **************************
inFiles = arcpy.GetParameterAsText(0) # list of input features
spatialRef = arcpy.GetParameterAsText(1) # list of GeoVRML files
outFC = arcpy.GetParameterAsText(2) # multipatch from 3D files
inTimeZone = arcpy.GetParameterAsText(3) # time zone
startDate = arcpy.GetParameter(4) # starting date as datetime
endDate = arcpy.GetParameter(5) # ending date as datetime
dayInterval = arcpy.GetParameter(6) # day interval as long (0-365)
minInterval = arcpy.GetParameter(7) # minute interval as long (0-60)
enforceTime = arcpy.GetParameter(8) # minute interval as Boolean
outShadows = arcpy.GetParameterAsText(9) # output shadow models
outIntersection = arcpy.GetParameterAsText(10) # shadow & bldg intersection

# Function to find all possible date/time intervals for shadow modelling
def time_list():
    dt_result = [startDate]
    if dayInterval:
        if endDate: #Defines behavior when end date is supplied
            while startDate < endDate:
                startDate += timedelta(days=dayInterval)
                dt_result.append(startDate)
            dt_result.append(endDate)
        else: # Behavior when end date is not given
            daymonthyear = datetime.date(startDate)
            while startDate <= datetime(daymonthyear.year, 12, 31, 23, 59):
                startDate += timedelta(days=dayInterval)
                dt_result.append(startDate)
    return dt_result


importFC = arcpy.CreateUniqueName('geovrml_import', 'in_memory')

# Import GeoVRML files to in-memory feature
arcpy.ddd.Import3DFiles(inFiles, importFC, 'ONE_FILE_ONE_FEATURE',
                        spatialRef, 'Z_IS_UP', 'wrl')

# Ensure that building models are closed
arcpy.ddd.EncloseMultiPatch(importFC, outFC, 0.05)

# Discard in-memory feature
arcpy.management.Delete(importFC)
dt_result = time_list()
for dt in dt_result:
    if dt == dt_result[0]:
        shadows = outShadows
    else:
        shadows = arcpy.CreateUniqueName('shadow', 'in_memory')
    arcpy.ddd.SunShadowVolume(outFC, dt, shadows, 'ADJUST_FOR_DST',
                              inTimeZone, '', minInterval, 'MINUTES')
    if dt is not dt_result[0]:
        arcpy.management.Append(shadows, outShadows)
        arcpy.management.Delete(shadows)
arcpy.ddd.Intersect3D(outFC, outIntersection, outShadows, 'SOLID')

ライセンス情報

  • Basic: 次のものが必要 3D Analyst
  • Standard: 次のものが必要 3D Analyst
  • Advanced: 次のものが必要 3D Analyst

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