ルートに沿ってフィーチャを配置 (Locate Features Along Routes) (リニア リファレンス)

この ArcGIS 2.8 ドキュメントはアーカイブされており、今後更新されません。 コンテンツとリンクが古い場合があります。 最新のドキュメントをご参照ください

サマリー

入力フィーチャ (ポイント、ライン、またはポリゴン) とルート フィーチャの交差を計算して、新規イベント テーブルにルートとメジャー情報を書き出します。

使用法

  • 出力テーブルは dBASE ファイルでもジオデータベース テーブルでもかまいません。

  • 入力フィーチャがポイントの場合は、イベント タイプをポイントにする必要があります。また、入力フィーチャがラインまたはポリゴンの場合は、イベント タイプをラインにする必要があります。

  • 入力フィーチャとターゲット ルートが厳密にオーバーレイしている場合に、最良の結果を得ることができます。

    注意:

    入力フィーチャとターゲット ルートの間の相違点を克服するために検索範囲やクラスター許容値を大きくすると、予期せぬ結果となることがあります。

  • このツールで処理する入力フィーチャの数を減らすには、選択セットを含むレイヤーを入力として指定します。

  • 出力テーブルは、[ルート イベント レイヤーの作成 (Make Route Event Layer)] ツールを使用してマップに表示できます。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力フィーチャ

入力ポイント、ライン、またはポリゴン フィーチャ。

Feature Layer
入力ルート フィーチャ

入力フィーチャを交差させるルート。

Feature Layer
ルート識別フィールド

各ルートを一意に識別する値を格納したフィールド。このフィールドには数値または文字を使用できます。

Field
検索範囲

入力フィーチャがポイントの場合は、検索範囲に数値を指定して、ターゲット ルートの検索対象となる領域を各ポイントからの距離で定義します。

入力フィーチャがラインの場合の検索許容値は、入力ラインとターゲット ルートの間の最大許容距離を表す数値であるクラスター許容値です。

入力フィーチャがポリゴンの場合、このパラメーターは無視され、検索範囲は使用されません。

Linear Unit
出力イベント テーブル

作成するテーブル。

Table
出力イベント テーブル プロパティ

出力イベント テーブルに書き出されるルート ロケーション フィールドとイベント タイプで構成されるパラメーター。

  • ルート識別フィールド: 各イベントがあるルートを示す値が格納されるフィールド。
  • イベント タイプ: 出力イベント テーブルに格納されるイベントのタイプ (ポイントまたはライン)。
    • ポイント: ポイント イベントは、ルート沿いの正確な位置で発生します。メジャーを 1 つだけ指定する必要があります。
    • ライン: ライン イベントでは、ルートの一部分を定義します。始点メジャーと終点メジャーの両方のフィールドを指定する必要があります。
  • 始点メジャー値フィールド: メジャー値が格納されるフィールド。イベント タイプがポイントまたはラインの場合は必須です。イベント タイプがポイントの場合は、このパラメーターのラベルが [メジャー値フィールド] になることに注意してください。
  • 終点メジャー値フィールド: メジャー値が格納されるフィールド。イベント タイプがラインの場合は必須です。
Route Measure Event Properties
最短ルート ロケーションのみ保持
(オプション)

ルート沿いのポイントを検索する場合、ポイントによっては、検索範囲に複数のルートが存在することがあります。ルート沿いのラインまたはポリゴンを検索する場合、このパラメーターは無視されます。

  • オン: 最も近いルート ロケーションだけが出力イベント テーブルに書き出されます。これがデフォルトです。
  • オフ: (検索範囲内の) すべてのルート ロケーションが出力イベント テーブルに書き出されます。
Boolean
出力テーブルに距離フィールドを含める
(オプション)

出力イベント テーブルに「DISTANCE」という名称のフィールドを追加するかどうかを指定します。このフィールドの値には、指定した検索範囲の単位が使用されます。ルート沿いのラインまたはポリゴンを検索する場合、このパラメーターは無視されます。

  • オン: ポイントからルートまでの距離を格納したフィールドが出力イベント テーブルに追加されます。これがデフォルトです。
  • オフ: 出力イベント テーブルには、ポイントからルートまでの距離を格納したフィールドが追加されません。
Boolean
長さゼロのライン イベントを保持
(オプション)

ルート沿いのポリゴンを検索するときには、始点メジャーと終点メジャーが同一となるイベントの作成が可能です。ルート沿いのポイントまたはラインを検索する場合、このパラメーターは無視されます。

  • オン - 出力イベント テーブルに長さゼロのライン イベントが書き出されます。これがデフォルトです。
  • オフ - 出力イベント テーブルには、長さゼロのライン イベントが書き出されません。
Boolean
入力データのすべてのフィールドを含める
(オプション)

出力イベント テーブルに、ルート ロケーション フィールドと、入力フィーチャからのすべての属性を格納するかどうかを指定します。

  • オン: 出力イベント テーブルに、ルート ロケーション フィールドと、入力フィーチャからのすべての属性を格納します。これがデフォルトです。
  • オフ - 出力イベント テーブルに、ルート ロケーション フィールドと、入力フィーチャからの ObjectID フィールドだけを格納します。
Boolean
M 方向オフセットの使用
(オプション)

M 方向またはデジタイズされた方向のどちらに基づいてオフセット距離を計算するかを指定します。[出力テーブルに距離フィールドを含める] をオンにした場合、出力イベント テーブルに距離が含められます。

  • オン: 出力イベント テーブルの距離の値は、ルートの M 方向に基づいて計算されます。ルートの M 方向の左にある入力フィーチャには正のオフセット値 (+) が割り当てられ、M 方向の右のフィーチャには負のオフセット値 (-) が割り当てられます。これがデフォルトです。
  • オフ: 出力イベント テーブルの距離の値は、ルートのデジタイズされた方向に基づいて計算されます。ルートのデジタイズ方向の左にある入力フィーチャには、負のオフセット値 (-) が割り当てられます。デジタイズ方向の右のフィーチャには、正のオフセット値 (+) が割り当てられます。
Boolean

ライセンス情報

  • Basic: Yes
  • Standard: Yes
  • Advanced: Yes

関連トピック