値の評価 (If Value Is) (ModelBuilder)

サマリー

定義された比較演算子を使用して入力値を単一の値、値のリスト、または値の範囲と比較して評価します。

ModelBuilder での [値の評価 (If Value Is)] の詳細

使用法

  • このツールは、ModelBuilder で使用するためのツールで、Python スクリプトでは使用できません。

  • このツールには、[True][False] の 2 つのブール出力があります。評価される条件に基づき、ツールの実行後に、これら 2 つのブール出力のいずれかが true となり、他方の出力は false になります。いずれかの前提条件が true である場合、これらのブール出力は実行される下流ツールの前提条件として設定する必要があります。

  • 注意:

    ArcGIS のほとんどのツールは、モデルに追加されると空 (色なし) になりますが、[値の評価 (If Value Is)][データの存在 (If Data Exists)][値の収集 (Collect Values)]、および [ブランチのマージ (Merge Branch)] ツールはこれに当てはまりません。[値の評価 (If Value Is)] ツールは常に実行可能状態 (色付き) になります。これは、このツールへの入力を空にする (比較に有効な入力と見なされる) ことができるためです。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力値
(オプション)

評価する入力値。

Any Value
値のテスト
(オプション)

使用する比較演算子のタイプを指定します。

  • 少なくとも 1 つの値と一致する入力値が比較値のいずれかと一致するかどうかを決定します。これがデフォルトです。
  • 少なくとも 1 つの値と一致しない入力値が比較値のいずれかと一致しないかどうかを決定します。
  • どの値とも一致しない入力値がどの比較値とも一致しないかどうかを決定します。
  • 値のいずれかの範囲内にある入力値が比較値のいずれかの範囲内にあるかどうかを決定します。
  • 値のどの範囲内にもない 入力値が比較値のどの範囲内にもないかどうかを決定します。
  • より小さい入力値が比較値より小さいかどうかを決定します。
  • より大きい入力値が比較値より大きいかどうかを決定します。
  • 以下入力値が比較値以下であるかどうかを決定します。
  • 以上入力値が比較値以上であるかどうかを決定します。
  • 空である入力値が空であるかどうかを決定します。
String
比較タイプ
(オプション)

使用するデータ比較のタイプを指定します。

  • 大文字と小文字の区別のない文字列入力値が大文字と小文字の区別のない文字列として比較値と比較されます。これがデフォルトです。
  • 大文字と小文字の区別のある文字列入力値が大文字と小文字の区別のある文字列として比較値と比較されます。
  • Long入力された数値が Long 型として比較値と比較されます。
  • Double 入力された数値が Double 型として比較値と比較されます。
  • 自動データ タイプ検出入力データ タイプがチェックされ、同等のデータ タイプの比較が行われます。たとえば、文字列タイプ、Long 型と Long 型、Double 型と Double 型の文字列比較を使用して入力値と比較値を比較します。それ以外のすべての入力データ タイプでは、デフォルトの文字列比較方法が使用されます。
String
(オプション)

入力値と比較する値のリスト。

Any Value
範囲値
(オプション)

入力値と比較する範囲値を指定します。

  • 最小 - 入力値が範囲内の最小値と比較されます。
  • 最大 - 入力値が範囲内の最大値と比較されます。
Value Table
比較値
(オプション)

入力値と比較する単一の値。

Any Value

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
True

指定の条件が True であった場合、このパラメーターは True に設定されます。

Boolean
False

指定の条件が False であった場合、このパラメーターは True に設定されます。

Boolean

環境

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。

ライセンス情報

  • Basic: Yes
  • Standard: Yes
  • Advanced: Yes