コンフィグレーション キーワードの変更

Standard または Advancedのライセンスで利用可能。

コンフィグレーション キーワードは、データをジオデータベースに格納する方法を指定する一連の構成パラメーターと設定です。 ジオデータベースにデータを格納する方法を変更する場合、既存のキーワードのパラメーター設定値を変更するか、独自のキーワードを作成することができます。

カスタム コンフィグレーション キーワードの作成または既存のキーワードのパラメーター値の変更を行う場合は、[ジオデータベース コンフィグレーション キーワードのエクスポート (Export Geodatabase Configuration Keywords)] ツールを使用して現在の設定をテキスト ファイルにエクスポートします。そのテキスト ファイルを編集して保存した後、[ジオデータベース コンフィグレーション キーワードのインポート (Import Geodatabase Configuration Keywords)] ツールを実行して変更内容をインポートします。あるいは、Python を使用してテキスト ファイルにエクスポートし、そのファイルを編集して保存した後に、Python を使用して変更内容をインポートすることもできます。

SAP HANA ではジオデータベースのコンフィグレーション キーワードを変更できません。

ジオプロセシング ツールの実行

ArcGIS Desktop (Standard または Advanced) へのアクセス権限がある場合は、[カタログ] ツリーからジオデータベースに接続し、[ジオデータベース コンフィグレーション キーワードのエクスポート (Export Geodatabase Configuration Keywords)] ツールを実行してジオデータベースの現在の構成設定を含むテキスト ファイルを作成し、そのテキスト ファイルを編集して保存し、[ジオデータベース コンフィグレーション キーワードのインポート (Import Geodatabase Configuration Keywords)] ツールを使用して変更内容をインポートします。

  1. sde ユーザーとしてジオデータベースに接続します。
  2. [ジオデータベース コンフィグレーション キーワードのエクスポート (Export Geodatabase Configuration Keywords)] ツールを使用して、現在のコンフィグレーション キーワード設定をテキスト ファイルにエクスポートします。前の手順で作成した接続を [入力データベース接続] で指定し、出力ファイルの名前と場所を入力し、[OK] をクリックしてツールを実行します。

    現在のジオデータベースの構成設定を含むファイルが、指定した場所に作成されます。

  3. エクスポートしたファイルをテキスト エディターで開き、必要な変更を行います。

    既存のキーワードのパラメーター値を変更するか、独自のカスタム キーワードを作成することができます。

  4. テキスト ファイルを保存して閉じます。
  5. [ジオデータベース コンフィグレーション キーワードのインポート (Import Geodatabase Configuration Keywords)] ツールを使用して、編集したファイルをインポートします。コンフィグレーション キーワードをエクスポートしたときに指定したのと同じジオデータベース接続を使用します。

    これで、データを作成するときに新しい構成設定を使用できるようになりました。

Python の使用

データベース接続ファイルの作成をスクリプト化し、その内容を ExportGeodatabaseConfigurationKeywords_management 関数の入力として指定し、結果として生成されたテキスト ファイルを編集し、保存して閉じた後、その接続ファイルと ImportGeodatabaseConfigurationKeywords_management 関数を使用して、変更内容をインポートできます。

Python スクリプトは、ArcGIS Server または ArcGIS Desktop (Standard または Advanced) がインストールされているコンピューターから実行する必要があります。

  1. コマンド ウィンドウを開き、ArcPy モジュールをインポートし、CreateDatabaseConnection_management 関数を使用してデータベース接続 (*.sde) ファイルを作成します。sde ユーザーとして接続します。 ユーザー名とパスワードがファイルに保存されているか確認してください。

    この例では、admin.sde という名前の接続ファイルが、Linux サーバー上の /usr/connectionfiles ディレクトリに作成されます。sde ユーザーとして teamserver PostgreSQL データベース クラスター上の projects ジオデータベースへの接続が確立されます。

    import arcpy
    arcpy.CreateDatabaseConnection_management (r'/usr/connectionfiles', "admin.sde", "POSTGRESQL", "teamserver", "DATABASE_AUTH", "sde", "Cky00r", "SAVE_USERNAME", "projects")

  2. 現在のジオデータベースの構成をエクスポートします。

    この例では、config ファイルが /usr/tmp ディレクトリにエクスポートされます。

    arcpy.ExportGeodatabaseConfigurationKeywords_management (r'/usr/connectionfiles/admin.sde', r'/usr/tmp/config.vi')

  3. エクスポートしたファイルをテキスト エディターで開き、必要な変更を行います。

    既存のキーワードのパラメーター値を変更するか、独自のカスタム キーワードを作成することができます。

  4. テキスト ファイルを保存して閉じます。
  5. 編集済みのファイルをインポートします。

    arcpy.ImportGeodatabaseConfigurationKeywords_management (r'/usr/connectionfiles/admin.sde', r'/usr/tmp/config.vi')

    これで、データを作成するときに新しい構成設定を使用できるようになりました。