ArcGIS Pro プロジェクトでは、カタログ内のさまざまなタイプのアイテムを操作できます。
- プロジェクト ファイル (*.aprx) 内に格納されたマップ、レイアウト、レポートなどのアイテム
- アイテム接続を作成できる、ローカルまたはネットワーク コンピューターに格納されたフォルダー、ジオデータベース、ツールボックスなどのアイテム
- 接続ファイルにより接続する、エンタープライズ ジオデータベースやサーバーなどのリモートにあるアイテム
- アイテム接続から参照する、フィーチャクラス、テーブル、スクリプト、ジオプロセシング モデルなどのアイテム
これらのアイテムの多くは、コピーおよび貼り付けコマンドを使用するか、カタログ内の新しい場所にアイテムをドラッグして、ArcGIS Pro にコピーまたは移動できます。 [カタログ] ウィンドウ、カタログ ビュー、または両方を使用して、アイテムをコピーまたは移動できます。 たとえば、[カタログ] ウィンドウでアイテムをコピーし、カタログ ビューでそのアイテムを貼り付けることができます。 コピーと貼り付けが可能なアイテム接続 (すべての接続ではありません) は、プロジェクト内で、または開いているあるプロジェクトから別のプロジェクトにコピーできます。
コピーおよび貼り付けコマンドを使用したアイテムのコピー
コピーおよび貼り付けが可能なアイテムは、次の表に示す方法でコピーできます。 アイテムをコピーしたら、適切なアイテム コンテナーに貼り付ける必要があります。 同じアイテム コンテナーに貼り付けられる場合は、複数のアイテムを一度にコピーできます。
アイテム コンテナーは、コンテンツを格納するディスク上の物理的な場所ではありません。 アイテム接続を分類して表しているだけです。
| コピーまたは貼り付け方法 | コピー | 貼り付け |
|---|---|---|
リボン コマンドの使用 |
|
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アイテムのショートカット メニュー コマンドの使用 |
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キーボード ショートカットの使用 |
|
|
をクリックします。
をクリックします。注意:
[コピー (Copy)] ジオプロセシング ツールおよび他のツールを使用すると、上記の方法ではコピーできないアイテムをコピーして貼り付けることができる場合があります。
ドラッグによるアイテムのコピーまたは移動
アイテムは、新しい場所にドラッグしてコピーまたは移動することができます。 アイテムは、適切なアイテム コンテナーにドラッグする必要があります。 アイテムのコピーと移動のどちらが実行されるかは、次のルールによって決まります。
- マップやレイアウトなどのプロジェクト ファイルに保存されているアイテムを、あるプロジェクトから別の開いているプロジェクトにドラッグすると、アイテムはコピーされます。
- ツールボックス、データベース、サーバーなどのアイテム接続を、あるプロジェクトから別の開いているプロジェクトにドラッグすると、アイテムはコピーされます。 すべてのアイテム接続をドラッグできるわけではありません。
- ファイルベース アイテムを、同じディスク上のあるフォルダーから別のフォルダーにドラッグすると、アイテムは移動されます。 アイテムを、別のディスク上にフォルダーにドラッグすると、アイテムはコピーされます。
- フィーチャクラスなどのデータベース アイテムを、あるデータベースから別のデータベースにドラッグすると、アイテムはコピーされます。 アイテムを、同一データベースで、あるフィーチャ データセットから別のフィーチャ データセットにドラッグするなど、別の場所にドラッグすると、アイテムはコピーされます。
- ツールを、あるツールボックスから別のツールボックスにドラッグすると、ツールはコピーされます。
注意:
適切なアイテム コンテナーがない場合は、アイテムをあるプロジェクトから別のプロジェクトにドラッグできます。 たとえば、レイアウトが含まれていないプロジェクトにレイアウトをドラッグすることができます。 [カタログ] ウィンドウ、カタログ ビュー、またはカタログ ビューの [コンテンツ] ウィンドウの空きスペースに、アイテムをドラッグします。 アイテムがコピーされ、適切なコンテナーの下に表示されます。
コピーおよび移動できないアイテム
次のプロジェクト アイテムはコピーまたは移動できます。
- マップ
- レイアウト
- レポート
- ファイル ジオデータベースおよびモバイル ジオデータベース - ファイルやモバイル ジオデータベースは、あるフォルダーから別のフォルダーに、あるいはフォルダーから [データベース] コンテナー
にコピーできます。 ジオデータベースをフォルダーからコンテナーにコピーすると、コピーされたジオデータベースは、コピー元と同じディスク上のフォルダーに格納されます。 ジオデータベースをあるフォルダーから別のフォルダーにドラッグすると、上記のルールに従ってコピーまたは移動されます。 - ツールボックス
- ノートブック
- データベース コネクション
- サーバー コネクション
次のアイテムはコピー可能です。 これらのアイテムをアイテム接続として追加することはできません。
- データベース アイテム - データベース アイテムをコピーおよび貼り付けると、関連するアイテムもコピーされます。 たとえば、関連するテーブルを持つフィーチャクラスをコピーすると、フィーチャクラス、テーブル、およびリレーションシップ クラスがすべてコピーされます。 データベース アイテムを、別のデータベースまたはフィーチャ データセットにドラッグして、コピーすることもできます。
- フォルダーに格納されたファイルベース アイテム - フォルダーに関連付けられたファイルベース アイテムをコピーおよび貼り付けると、関連するファイルもコピーされます。 たとえば、シェープファイルをコピーすると、すべてのコンポーネント ファイルがコピーされます。 ファイルベース アイテムを別のフォルダーにドラッグすると、適切にコピーまたは移動されます。
- ツール - ツールボックスおよびツールセット内またはツールボックスおよびツールセット間で、コピーおよび貼り付けできます。
ArcGIS Pro 内ではプロジェクトをコピーまたは移動できません - デフォルト ジオデータベースとデフォルト ツールボックスなど、プロジェクト ファイルとその関連ファイルの両方をコピーするコマンドまたはツールはありません。 ただし、プロジェクト ファイル (*.aprx) を、[名前を付けて保存] コマンドでコピーすることはできます。 コピーされたプロジェクト ファイルには、マップ、レイアウト、レポートなど、元のファイルに保存されているアイテムのコピーが格納され、同じアイテム接続を持ちます。 プロジェクト ファイル、関連アイテム、およびマップ レイヤーが参照するデータをコピーするには、プロジェクト パッケージを作成します。
アイテムのパスのコピー
アイテムの場所へのパスをコピーして、クリップボードから、テキスト ファイル、電子メール、Windows Explorerのアドレス バー、Web ブラウザーなどの他のリソースに貼り付けることができます。
- マップ ビューまたはカタログ ビューをアクティブにします。
- [カタログ] ウィンドウまたはカタログ ビューで、アイテムを 1 つ以上選択します。
アイテム接続、フォルダー内のアイテム、ポータル アイテム、またはお気に入りを選択できます。
- アクティブなビューに応じて、リボン上の [マップ] タブまたは [カタログ] タブをクリックします。 [クリップボード] グループの [パスのコピー]
をクリックします。 - 選択したアプリケーションに、そのアプリケーションの貼り付けコマンドを使用するか、Ctrl + V キーを押して、パスを貼り付けます。
ヒント:
選択したアイテムへのパスは、参照ダイアログ ボックスにもコピーできます。 アイテムを参照して選択します。 参照ダイアログ ボックスで [整理] ドロップダウン矢印をクリックし、[パスのコピー]
をクリックします。