拡張プロパティの構成

Workflow Manager のライセンスで利用可能。

拡張プロパティを使用すると、個々の組織はそれぞれのニーズに応じてビジネス固有のプロパティを格納できます。 作業の種類が異なると、関連するプロパティも異なる可能性が高いため、これらのプロパティはジョブ タイプごとに構成されます。 ArcGIS Workflow Manager (Classic) では、1-1 のリレーションシップ (拡張プロパティ) と、1-M のリレーションシップ (リンク プロパティと関連プロパティ) を構成できます。 1-1 のリレーションシップでは、拡張プロパティ テーブルのジョブごとに 1 つのレコードしかありませんが、1-M のリレーションシップの場合はジョブごとに複数のプロパティのレコードがあります。

拡張プロパティ テーブルを構成する前に、少なくとも 1 つの拡張プロパティ テーブルを Workflow Manager (Classic) リポジトリに追加する必要があります。

拡張プロパティ テーブルの作成の詳細

1. ArcGIS Workflow Manager (Classic) Administrator を起動し、Workflow Manager (Classic) データベースに接続します。
2. [ジョブ コンポーネント] > [ジョブ タイプ] を展開します。
3. 拡張プロパティを構成するジョブ タイプを右クリックし、[アイテムの編集] をクリックします。

   [ジョブ タイプ] ダイアログ ボックスが開きます。

4. [拡張プロパティ] タブをクリックします。

   リレーションシップを作成したテーブルのリストが、左パネルに表示されます。 左パネルのツリー ビューの最上位エレメントは、Jobs テーブルに関連するテーブルを表します。 テーブルの下のレベルにあるエレメントは、テーブルの各フィールドを表します。

5. ジョブ タイプに対し、Workflow Manager (Classic) で表示するフィールドの横にあるチェックボックスをオンにします。
6. [テーブルの順序] リストでテーブルを選択して、[上に移動] か [下に移動] をクリックし、テーブルをアプリケーションに表示する順序を設定します。
7. テーブルを選択し、ジョブ タイプに対して設定されているフィールドのリストを表示します。

   拡張プロパティを開いたときに、ユーザーに表示されるフィールドの順序を設定するには、[フィールドの順序] リストでフィールドを選択し、[上に移動] か [下に移動] をクリックします。

8. フィールドをクリックし、必要に応じて以下のプロパティを構成します。
   • [フィールド] - フィールドの名前 (読み取り専用)。
   • [フィールド エイリアス] - フィールドの表示名。
   • [表示タイプ] - フィールドの値タイプ。 これは、テーブルのフィールドのデータ タイプによって異なります。 文字列データ タイプの場合は、以下のオプションがあります。
     • [テキスト] - ユーザーにテキスト ボックスを表示します。
     • [ファイル] - ユーザーがファイルを参照し、拡張プロパティ テーブルにファイル パスを保存できるようにします。
     • [地理データセット] - ユーザーがジオデータセットを参照し、パスを値として保存できるようにします。
     • [フォルダー] - ユーザーがフォルダーを参照できるようにします。
     • [TableList] - ユーザーが値のリストからフィールド値を選択できるようにします (ドメインと似ています)。 値のリストは、構成した別のテーブルから取得されます。
     • [マルチレベル テーブル リスト] - ユーザーが値のリストからフィールド値を選択し、次に選択する値をさらに絞り込めるようにします。
   • [編集可能] - フィールドが編集可能かどうかを指定します。
   • [必須] - フィールド値が必須かどうかを指定します。
   • [ユーザー表示] - フィールドがユーザーに表示されるかどうかを指定します。
   • [デフォルト値] - レコードを作成したときのフィールドのデフォルト値。
9. [OK] をクリックします。

   プロパティ構成が保存されます。

10. 拡張プロパティを追加する各ジョブ タイプに対して、上記の手順を繰り返します。

高度な拡張プロパティの構成

ArcGIS Workflow Manager (Classic) では、拡張プロパティ フィールドに複雑なルールを構成できます。 このセクションでは、前の選択肢に基づいてユーザーに表示される値を絞り込む、拡張プロパティを構成する方法について説明します。

1. Workflow Manager (Classic) Administrator を開き、Workflow Manager (Classic) データベースに接続します。
2. [ジョブ コンポーネント] > [ジョブ タイプ] を展開します。
3. 拡張プロパティを構成するジョブ タイプを右クリックし、[アイテムの編集] をクリックします。

   [ジョブ タイプ] ダイアログ ボックスが開きます。

4. [拡張プロパティ] タブをクリックします。
5. 拡張プロパティのリストで、構成するフィールドの名前をクリックします。
6. [表示タイプ] ドロップダウン矢印をクリックし、[マルチレベル テーブル リスト] をクリックします。

   Workflow Manager (Classic) リポジトリのテーブルのリストが [テーブル] ドロップダウン メニューに表示されます。

7. [テーブル] ドロップダウン矢印をクリックし、リストからテーブルを選択します。
8. 表示を絞り込むために使用するフィールドの横にあるチェックボックスをオンにします。
9. [保存するフィールド]ドロップダウン矢印をクリックし、拡張プロパティを設定するフィールドを選択します。
10. [OK] をクリックして変更内容を保存します。

    このジョブ タイプが作成されたときに、選択されたフィールドをユーザーが選択できるようになります。