拡張プロパティ

Workflow Manager のライセンスで利用可能。

拡張プロパティとは、必要に応じてビジネス固有の情報を格納できる、カスタム 1 対 1 プロパティです。 作業の種類が異なると、プロパティ タイプも異なる可能性が高いため、これらのプロパティはジョブ タイプごとに構成されます。 カスタム拡張プロパティは、デフォルトで [拡張プロパティ] タブのジョブ ビューに表示されます。 タブ名はジョブ タイプ構成によって異なる可能性があり、1 対 1 のプロパティの表示と更新 (該当する場合) が可能です。 拡張プロパティは、拡張プロパティ テーブルのジョブごとにレコードを 1 つのみ持つことができます。

注意:

拡張プロパティを編集するには、ManageExtendedProperties 権限が必要です。

拡張プロパティは、Workflow Manager (Classic) データベースのジオデータベース テーブルに格納されています。 フィールドは、ジョブ タイプごとに、次の手順で構成します。

  • フィールドを表示可能かつ編集可能として設定する - フィールドは表示可能で、[拡張プロパティ] タブで編集できます。
  • フィールドを表示のみとして設定する - フィールドは表示されますが、編集できません。
  • デフォルト値を設定する - ジョブを作成するときの、フィールドのデフォルト値。

拡張プロパティの表示タイプ

jobIdobjectId などのフィールドは読み取り専用なので編集できません。 必須フィールドは、濃い赤のアウトラインで記されます。

必須の拡張プロパティ フィールド

拡張プロパティは ArcGIS Workflow Manager (Classic) Administrator でのみ構成可能です。

拡張プロパティの構成の詳細

拡張プロパティ フィールドに対して入力する値は、正しいデータが入力されるよう、構成されたフィールド タイプに基づいて制限されています。 [拡張プロパティ] タブでは、特定の情報を格納するための表示タイプも選択できます。

拡張プロパティ タイプ

Workflow Manager (Classic) で使用できる表示タイプは次のとおりです。

  • テキスト - テキスト ボックスに入力します。
  • 日付 - カレンダーの日付ピッカーを使用して日付値を入力します。
  • ファイル - ファイルを参照し、ファイル パスを保存します。
  • フォルダー - フォルダーを参照し、フォルダー パスを参照します。
  • 地理データセット - ジオデータセット タイプを参照し、パスを保存します。 サポートされるタイプは以下のとおりです。
    • ファイル ジオデータベース - データセット、フィーチャ レイヤー、アノテーション フィーチャクラスを含みます。
    • エンタープライズ ジオデータベース - データセット、フィーチャ レイヤー、アノテーション フィーチャクラス。 拡張プロパティとしてアクセス可能にするには、エンタープライズ ジオデータベースをプロジェクトに追加し、プロジェクトの [カタログ] ウィンドウの Databases フォルダーに表示される必要があります。
    • シェープファイル
    • レイヤー - すべてのタイプ。
    • ドメイン - ソース テーブルで構成されたドメインのリストから、フィールド値を選択します。
    • テーブル - ジオデータベースまたはフォルダーのすべてのタイプ。
    • ラスター - ジオデータベースまたはフォルダーから取得されたもの。
    • LAS データセット
  • TableList - 値のリストからフィールド値を選択します (ドメインに似ています)。 値のリストは、構成した別のテーブルから取得されます。
  • マルチレベル テーブル リスト - 値のリストからフィールド値を選択し、次のフィールドで表示および選択される値をさらに絞り込みます。

拡張プロパティの構成時に使用可能な表示タイプは、ソース テーブルのフィールドのデータ タイプに依存します。 たとえば、プロパティが日付データ タイプの場合、使用可能な表示タイプは日付だけです。手動で入力するか、日付ピッカーを使用して入力できます。 プロパティが文字列データ タイプの場合は、テキスト、ファイル、フォルダー、地理データセット、テーブル リスト、マルチレベル テーブル リストのいずれかとして表示できます。 テキストの長さは、テーブルのフィールドの長さに制限されます。 その他すべてのデータ タイプは、テキスト、テーブル リスト、またはマルチレベル テーブル リストとしてのみ表示可能です。

[拡張プロパティ] タブでプロパティを編集後、タブの下部の [適用] をクリックして変更内容を保存します。 編集に問題がある場合は、[元に戻す] をクリックします。編集内容は削除され、プロパティ値は編集前の値に戻ります。

また、ジョブのワークフローの一環として拡張プロパティを更新する Edit Extended Properties ステップを含むよう、ワークフローを設定することもできます。