ラベル | 説明 | データ タイプ |
入力ポイント フィーチャ | サーフェス ラスターとして内挿する Z 値を含む入力ポイント フィーチャ。 | Feature Layer |
Z 値フィールド | 各ポイントの高さまたは大きさの値を保持するフィールド。 これは数値フィールドまたは、入力ポイント フィーチャが Z 値を含む場合は Shape フィールドです。 回帰分析の手法がロジスティックの場合、フィールドには 0 または 1 のみを指定できます。 | Field |
出力ラスター | 内挿された出力サーフェス ラスター。 常に浮動小数点ラスターです。 | Raster Dataset |
出力セル サイズ (オプション) | 作成される出力ラスターのセル サイズ。 このパラメーターは、数値で定義するか、既存のラスター データセットから取得できます。セル サイズがパラメーター値として明示的に指定されていない場合、指定されていれば、環境のセル サイズ値が使用されます。そうでない場合は、追加のルールを使用して別の入力から計算されます。詳細については、使用方法をご参照ください。 | Analysis Cell Size |
多項式の次数 (オプション) | 多項式の次数。 1 ~ 12 の整数にする必要があります。1 を指定するとポイントは平面で近似され、値を大きくするほど複雑なサーフェスとなります。デフォルトは 1 です。 | Long |
回帰分析のタイプ (オプション) | 実行する回帰分析のタイプ。
| String |
出力 RMS ファイル (オプション) | 内挿の RMS 誤差とカイ二乗に関する情報を含む出力テキスト ファイルのファイル名。 拡張子は「.txt」にする必要があります。 | File |
Spatial Analyst のライセンスで利用可能。
3D Analyst のライセンスで利用可能。
使用法
多項式の次数が増えるほど、当てはめるサーフェスの複雑さは増していきます。多項式の次数を高くすることで、必ずしも正確なサーフェスが生成されるとは限りません。正確なサーフェスが生成されるかどうかは、データによって異なります。
[回帰分析の手法] の Logistic オプションでは、入力ポイント フィーチャの Z 値フィールドに 0 および 1 のコードを指定します。
[出力セル サイズ] は、数値で定義するか、既存のラスター データセットから取得できます。セル サイズがパラメーター値として明示的に指定されていない場合、[セル サイズ] 環境が指定されていれば、そこから取得されます。パラメーターのセル サイズも環境のセル サイズも指定されておらず、[スナップ対象ラスター] 環境が設定されている場合には、スナップ ラスターのセル サイズが使用されます。何も指定されていない場合、セル サイズは範囲の幅または高さ (どちらか短い方) を 250 で割って求められます。この範囲は環境で指定された [出力座標系] にあります。
セル サイズが数値によって指定されている場合、このツールは出力ラスターに対してこの値を直接使用します。
セル サイズがラスター データセットを使用して指定されている場合、パラメーターはセル サイズの値ではなくラスター データセットのパスを示します。データセットの空間参照が出力空間参照と同じである場合、解析ではラスター データセットのセル サイズが直接使用されます。データセットの空間参照が出力空間参照と異なる場合は、選択された [セル サイズ投影法] に基づいて投影されます。
オプションの RMS ファイル出力には、内挿の RMS (二乗平均平方根) 誤差の情報が含まれます。この情報を使用して、RMS 誤差が最小になるように次数を変更することで、多項式の最適な次数を決定できます。RMS ファイルの詳細については、「トレンド (Trend) の仕組み」をご参照ください。
入力データセットには X、Y 座標が同じである位置に複数のポイントが存在することがあります。共通の位置にあるポイントの値が同じである場合、それは重複とみなされて出力には影響しません。値が異なる場合は、一致ポイントと見なされます。
このデータ条件の処理方法は各種内挿ツールによって異なることがあります。たとえば、最初に遭遇した一致ポイントが計算に使用されることも、最後に遭遇した一致ポイントが計算に使用されることもあります。そのため、出力ラスター内のある位置に予想とは異なる値が出力される可能性があります。対策としては、このような一致ポイントを削除したデータを用意しておくことです。[Spatial Statistics] ツールボックスの [イベントの集計 (Collect Events)] ツールは、データ内の一致ポイントを特定するのに役立ちます。
NULL 値をサポートするデータ形式 (ファイル ジオデータベース フィーチャクラスなど) では、入力として使用すると、NULL 値は無視されます。
パラメーター
arcpy.ddd.Trend(in_point_features, z_field, out_raster, {cell_size}, {order}, {regression_type}, {out_rms_file})
名前 | 説明 | データ タイプ |
in_point_features | サーフェス ラスターとして内挿する Z 値を含む入力ポイント フィーチャ。 | Feature Layer |
z_field | 各ポイントの高さまたは大きさの値を保持するフィールド。 これは数値フィールドまたは、入力ポイント フィーチャが Z 値を含む場合は Shape フィールドです。 回帰分析の手法がロジスティックの場合、フィールドには 0 または 1 のみを指定できます。 | Field |
out_raster | 内挿された出力サーフェス ラスター。 常に浮動小数点ラスターです。 | Raster Dataset |
cell_size (オプション) | 作成される出力ラスターのセル サイズ。 このパラメーターは、数値で定義するか、既存のラスター データセットから取得できます。セル サイズがパラメーター値として明示的に指定されていない場合、指定されていれば、環境のセル サイズ値が使用されます。そうでない場合は、追加のルールを使用して別の入力から計算されます。詳細については、使用方法をご参照ください。 | Analysis Cell Size |
order (オプション) | 多項式の次数。 1 ~ 12 の整数にする必要があります。1 を指定するとポイントは平面で近似され、値を大きくするほど複雑なサーフェスとなります。デフォルトは 1 です。 | Long |
regression_type (オプション) | 実行する回帰分析のタイプ。
| String |
out_rms_file (オプション) | 内挿の RMS 誤差とカイ二乗に関する情報を含む出力テキスト ファイルのファイル名。 拡張子は「.txt」にする必要があります。 | File |
コードのサンプル
この例では、ポイント シェープファイルを入力として、内挿したサーフェスを TIFF ラスターとして出力します。
import arcpy
from arcpy import env
env.workspace = "C:/data"
arcpy.Trend_3d("ca_ozone_pts.shp", "ozone",
"C:/output/trendout.tif", 2000, 2, "LINEAR")
この例では、ポイント シェープファイルを入力として、内挿したサーフェスを GRID ラスターとして出力します。
# Name: Trend_3d_Ex_02.py
# Description: Interpolate a series of point features onto a
# rectangular raster using a trend technique.
# Requirements: 3D Analyst Extension
# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
# Set environment settings
env.workspace = "C:/data"
# Set local variables
inPointFeatures = "ca_ozone_pts.shp"
zField = "ozone"
outRaster = "C:/sapyexamples/output/trendout02"
cellSize = 2000.0
PolynomialOrder = 2
regressionType = "LINEAR"
# Execute Trend
arcpy.Trend_3d(inPointFeatures, zField, outRaster, cellSize,
PolynomialOrder, regressionType)
環境
特殊なケース
ライセンス情報
- Basic: 次のものが必要 3D Analyst または Spatial Analyst
- Standard: 次のものが必要 3D Analyst または Spatial Analyst
- Advanced: 次のものが必要 3D Analyst または Spatial Analyst