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ポイントの集約 (Aggregate Points) (標準フィーチャ解析)

このトピックの内容

  1. サマリー
  2. 図
  3. 使用法
  4. パラメーター
  5. 環境
  6. ライセンス情報

サマリー

ポイント フィーチャのレイヤーおよびポリゴン フィーチャのレイヤーを使用して、各ポリゴンのエリア内にあるポイントを決定します。このポリゴン内ポイントの空間的な位置関係を判定した後に、ポリゴン内にあるすべてのポイントの統計情報が計算され、そのエリアに割り当てられます。

最も基本的な統計情報は、ポリゴン内にあるポイントの総数ですが、他の統計情報も取得できます。たとえば、ポイントがコーヒー ショップを表し、各ポイントに TOTAL_SALES 属性がある場合、ポリゴン内のすべての TOTAL_SALES の合計、最小または最大 TOTAL_SALES 値、ポリゴン内のすべての売上の標準偏差などの統計情報を取得できます。

図

ポイントの集約

使用法

  • [ポイントの集約] は、境界のセット内のポイント フィーチャを収集および集約するように設計されています。入力パラメーターには、集約するポイントおよび集約エリアが含まれている必要があります。

  • デフォルトでは、[ポイントを含まない境界を維持] チェックボックスはオンになっています。チェックボックスがオンの場合、解析で使用されるすべてのエリアが、ポイントの位置に関係なく結果に含まれます。ポイントがないエリアは空になり、件数は 0 になります。チェックボックスがオフの場合、ポイントがないエリアは結果レイヤーから完全に削除されます。チェックボックスをオフにすると、結果のエリアに大きな影響を与える場合があります。

    ポイントを含まない境界を維持
    ポイントがない境界が維持される場合 (左) と維持されない場合 (右) の結果レイヤーの違い

  • 最も基本的な集約では、各境界のポイント数が計算されます。また、基本的な統計情報 (合計、最小、最大、平均、および標準偏差) も数値フィールド上で計算されます。統計情報は、各エリアで個別に計算されます。

  • また、統計情報の計算では、カテゴリの値を持つフィールドを使用してグループ化することもできます。統計情報をフィールド別にグループ化すると、統計情報は、エリア全体および各グループの両方について計算されます。どちらの統計情報も、結果レイヤーのポップアップで表示することができます。全体の統計情報は数値で示され、グループ化された統計情報は、ポップアップ内のチャート フォームで示されます。また、各フィーチャおよびグループ フィールド値を表示するサマリー テーブルも作成されます。[最少頻値、最頻値の追加] チェックボックスは、最小の件数と最大の件数を持つグループを返し、[パーセンテージの追加] チェックボックスは、最小グループおよび最大グループ内のポイントのパーセンテージを返します。

  • ポイント レイヤーの集計には、入力境界内にあるポイント フィーチャのみを使用します。この結果は、等級シンボルで表示されます。

    仮想的な境界内にあるポイント レイヤーの統計計算を次の図と表に示します。Population フィールドは、レイヤーの統計情報 ([合計値]、[最小値]、[最大値]、[平均値]、および [標準偏差]) を計算するために使用されます。

    ポイント レイヤーの集計
    境界レイヤー内にあるポイントのみを使用して、ポイント レイヤーが集計されています。上記のサンプル属性テーブルには、仮想的な統計計算に使用される値が表示されています。

    統計情報地区 A の結果

    合計

    280 + 408 + 356 + 361 + 450 + 713 = 2,568

    最小

    次のうちの最小値

    [280, 408, 356, 361, 450, 713] = 280

    最大

    次のうちの最大値

    [280, 408, 356, 361, 450, 713] = 713

    平均

    2,568/6 = 428

    標準偏差

    		ポイントの標準偏差
    = 150.79

パラメーター

ダイアログPython

ラベル説明データ タイプ
入力ポイント

ポリゴン レイヤー内のポリゴンへと集約されるポイント フィーチャ。

Feature Set
ポリゴンの集約

入力ポイントが集約されるポリゴン フィーチャ (エリア)。

Feature Set
出力名

ポータルに作成する出力レイヤーの名前。

String
ポイントを含まない境界を維持
(オプション)

ポイントを含まないポリゴンを出力で返すかどうかを指定します。

  • オン - ポイントを含まないポリゴンを維持します。これがデフォルトです。
  • オフ - ポイントを含まないポリゴンを出力で返しません。

Boolean
集計フィールド
(オプション)

各ポリゴン内のすべてのポイントについて計算するフィールド名および集計する統計の種類。各ポリゴン内のポイント数が常に返されます。サポートされている統計情報タイプとしては、次のものがあります。

  • 合計 - 合計値。
  • 最小 - 最小値。
  • 最大 - 最大値。
  • 平均 - 平均値または中間値。
  • 標準偏差 - 標準偏差。

Value Table
フィールドでグループ化
(オプション)

pointLayer 内のフィールド名。[フィールドでグループ化] の同じ値を持つポイントは、独自の数および集計フィールドの統計情報を持つことになります。

解析レイヤーの属性を使用して、統計グループを作成できます。たとえば、近隣境界ごとに犯罪を集約する場合に、5 つの異なる犯罪タイプを含む Crime_type 属性があるとします。個別の犯罪タイプごとに 1 つのグループが形成され、選択した統計情報が Crime_type の個別の値に対して計算されます。グループ属性を選択すると、結果レイヤーおよび統計情報を含む関連テーブルという 2 つの結果が作成されます。

Field
最少頻値属性および最頻値属性の追加
(オプション)

ブール パラメーターは、[フィールドでグループ化] を指定した場合にのみ適用できます。オンにすると、各境界内の各グループ フィールドの最少頻値属性 (最も少ない値) または最頻値属性 (最も多い値) が計算されます。Majority_ と Minority_ の接頭辞を持つ 2 つの新しいフィールドが出力レイヤーに追加されます。

  • オフ - 最少頻値フィールドと最頻値フィールドを追加しません。これがデフォルトです。
  • オン - 最少頻値フィールドおよび最頻値フィールドを追加します。

Boolean
割合表示の追加
(オプション)

ブール パラメーターは、[フィールドでグループ化] を指定した場合にのみ適用できます。オンにした場合、[フィールドでグループ化] の個別値ごとのポイント数の割合が計算されます。各グループ内における各属性値の割合を含む出力グループの集計テーブルに、新しいフィールドが追加されます。また、[最少頻値属性および最頻値属性の追加] を true にした場合、各グループ内の最少頻値および最頻値である属性値の割合を含む出力に、2 つのフィールドが追加されます。

  • オフ - 割合フィールドを追加しません。これがデフォルトです。
  • オン - 割合フィールドを追加します。

Boolean

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
出力レイヤー

出力レイヤー。

フィーチャ セット
出力グループ レイヤー

[フィールドでグループ化] からグループを集計する出力テーブル。

レコード セット

arcpy.sfa.AggregatePoints(pointLayer, polygonLayer, outputName, {keepBoundariesWithNoPoints}, {summaryFields}, {groupByField}, {minorityMajority}, {percentPoints})
名前説明データ タイプ
pointLayer

ポリゴン レイヤー内のポリゴンへと集約されるポイント フィーチャ。

Feature Set
polygonLayer

入力ポイントが集約されるポリゴン フィーチャ (エリア)。

Feature Set
outputName

ポータルに作成する出力レイヤーの名前。

String
keepBoundariesWithNoPoints
(オプション)

ポイントを含まないポリゴンを出力で返すかどうかを指定します。

  • KEEP_EMPTY—ポイントを含まないポリゴンを維持します。これがデフォルトです。
  • REMOVE_EMPTY—ポイントを含まないポリゴンを出力で返しません。
Boolean
summaryFields
[[Field, Statistic],...]
(オプション)

各ポリゴン内のすべてのポイントについて計算するフィールド名および集計する統計の種類。各ポリゴン内のポイント数が常に返されます。サポートされている統計情報タイプとしては、次のものがあります。

  • SUM- 合計値。
  • MIN- 最小値。
  • MAX- 最大値。
  • MEAN- 平均値または中間値。
  • STD- 標準偏差。

Value Table
groupByField
(オプション)

pointLayer 内のフィールド名。[フィールドでグループ化] の同じ値を持つポイントは、独自の数および集計フィールドの統計情報を持つことになります。

解析レイヤーの属性を使用して、統計グループを作成できます。たとえば、近隣境界ごとに犯罪を集約する場合に、5 つの異なる犯罪タイプを含む Crime_type 属性があるとします。個別の犯罪タイプごとに 1 つのグループが形成され、選択した統計情報が Crime_type の個別の値に対して計算されます。グループ属性を選択すると、結果レイヤーおよび統計情報を含む関連テーブルという 2 つの結果が作成されます。

Field
minorityMajority
(オプション)

ブール パラメーターは、groupByField を指定した場合にのみ適用できます。true の場合、各境界内のグループ フィールドごとに最少頻値 (最も支配的でない) 属性値または最頻値 (最も支配的) 属性値が計算されます。Majority_ と Minority_ の接頭辞を持つ 2 つの新しいフィールドが出力レイヤーに追加されます。

  • NO_MIN_MAJ—最少頻値フィールドと最頻値フィールドを追加しません。これがデフォルトです。
  • ADD_MIN_MAJ—最少頻値フィールドおよび最頻値フィールドを追加します。
Boolean
percentPoints
(オプション)

ブール パラメーターは、groupByField を指定した場合にのみ適用できます。ADD_PERCENT に設定した場合、groupByField の個別値ごとのポイント数の割合が計算されます。各グループ内における各属性値の割合を含む出力グループの集計テーブルに、新しいフィールドが追加されます。minorityMajority を true にした場合、各グループ内の最少頻値および最頻値である属性値の割合を含む出力に、2 つのフィールドが追加されます。

  • NO_PERCENT—割合フィールドを追加しません。これがデフォルトです。
  • ADD_PERCENT—割合フィールドを追加します。
Boolean

派生した出力

名前説明データ タイプ
aggregatedLayer

出力レイヤー。

フィーチャ セット
groupSummary

[フィールドでグループ化] からグループを集計する出力テーブル。

レコード セット

環境

出力座標系, 範囲, 現在のワークスペース

特殊なケース

ライセンス情報

  • Basic: 次のものが必要 ArcGIS Enterprise のアカウントで [解析の実行] 権限を設定
  • Standard: 次のものが必要 ArcGIS Enterprise のアカウントで [解析の実行] 権限を設定
  • Advanced: 次のものが必要 ArcGIS Enterprise のアカウントで [解析の実行] 権限を設定

関連トピック

  • データの集約ツールセットの概要
  • ジオプロセシング ツールの検索

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  4. パラメーター
  5. 環境
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