ArcGIS Pro クイックスタート チュートリアルでは、ArcGIS Pro に含まれる多くの機能について紹介します。 データの追加や 3D でのナビゲートなどの基本的な操作だけでなく、マップの作成、ArcGIS Online でのマップの共有、ジオプロセシング モデルの構築などの完全なワークフローについてもカバーしています。
現実的なワークフローによるスキルの構築
チュートリアルは 15 ~ 60 分で、ワークフローについてまとめたビデオが含まれています。 ArcGIS Pro の学習過程で実施する内容を以下に示します。
- 「マップとシーンの操作」で、ニュージーランドで最も高い山を 3D で探索します。
- 「プロジェクトの作成」で絶滅危惧種の生息域を特定します。
- 「データのプロジェクトへの追加」で、都市部の洪水リスクを可視化します。
- 「Web マップの共有」で、ハイキング コースのマップをオンライン ポータルで共有します。
- 「マップ レイヤーのシンボル表示」で、人口密度のヒート マップを描き、市営バスのルートと比較します。
- 「時系列データの可視化」では、20 年間にわたる観光の表示が動的に変化します。
- 「ジオプロセシング ツールの使用」で、侵食型草種のリスクのある地域を特定します。
チュートリアルには ArcGIS Pro ソフトウェアが必要です。 ArcGIS Pro がない場合、ArcGIS Pro の無料トライアルにサイン アップできます。
各チュートリアルは別々に実行できるので、皆さんは関心のあるものを選択できます。 新規の GIS ユーザーであれば、基礎を習得するセクションのチュートリアルから開始することをお勧めします。
クイックスタート チュートリアルへのアクセス
ほとんどのチュートリアルではプロジェクト パッケージを使用しています。これは ArcGIS Online でホストされており、ArcGIS Pro から開くことができます。 一部のチュートリアルは、コンピューターにダウンロードされた圧縮ファイル (*.zip ファイル) を使用します。 各チュートリアルでは、必要なデータを検索して開く方法について説明します。
チュートリアルのプロジェクト パッケージを開くには、ArcGIS Online へのアクティブなポータル接続が必要です。 このアクティブなポータル接続は、多くの場合はデフォルトで設定されています。 設定されていない場合は、ここに示すリンクに沿って ArcGIS Online へのポータル接続を追加し、そのポータルをアクティブなポータルにします。
インターネット接続がない、または制限された環境で ArcGIS Pro を使用しており、ArcGIS Online に接続できない場合は、状況が許す場合に以下のリンクからチュートリアル データをダウンロードできます。 チュートリアルの開始時には、ArcGIS Online で検索する代わりに、自分のコンピューター上のプロジェクト パッケージを参照します。
- ArcGIS Pro の紹介
- マップとシーンの操作
- プロジェクトの作成
- データのプロジェクトへの追加
- データの探索
- プロジェクト テンプレートの作成
- ArcMap ドキュメントのインポート
- 地図の作成
- マップからシーンへの変換
- マップ レイヤーのシンボル表示
- マップのラベル付け
- レイアウトの作成
- 時系列データの可視化
- データの管理
- マップへのポイントの作成
- テーブルからポイントを作成
- ジオプロセシング ツールの使用
- ジオプロセシング モデルの作成
- Web マップの共有
- ローカル シーンの作成と共有
- Web ツールの共有
注意:
一部のチュートリアルでは、ArcGIS Online から Web レイヤーを追加します。 ArcGIS Online に接続できない場合 (ArcGIS Enterprise へのポータル接続しか使用できない場合など) は、同等のダウンロード可能なデータが提供されます。
問題のトラブルシューティング
このセクションには、クイックスタート チュートリアルのデータへのアクセスまたは使用で生じる問題へのヘルプ情報が含まれます。 ここに示す提案で問題が解決されない場合は、Esri Community の ArcGIS Pro セクションに質問を投稿できます。 チュートリアルのドキュメントにエラーが見つかった場合は、チュートリアルの Web ヘルプ ページの下部にある [このトピックへのフィードバック] リンクを使用してその内容をレポートできます。
検索結果が返されない
チュートリアルのプロジェクト パッケージの検索時に結果が返されない場合は、次の図と表を使用して、手順に正しく従っていることを確認します。
[プロジェクトを開く] 参照ダイアログ ボックスを使用しています (プロジェクト パッケージは、[カタログ] ウィンドウ、カタログ ビュー、その他の参照ダイアログ ボックスには表示されません)。 | |
検索語句は、ダイアログ ボックスの上部にある検索ボックスに入力されます。 | |
[コンテンツ] ボタンが選択されています。 | |
[ArcGIS Online] が、選択されているポータル コンテナーです。 |
ヒント:
[ポータル] の下に ArcGIS Enterprise が表示されている場合は、前のセクションのリンクを参照して、ArcGIS Online のポータル接続を追加します。
チュートリアルのプロジェクトをもう一度元の状態で開くことができない
プロジェクト パッケージを開くと、そのコンテンツはデフォルトの場所 (C:\Users\<user>\Documents\ArcGIS\Packages\<project folder>) に保存されます。 チュートリアルを操作する過程でプロジェクトに対して行った変更は、すべてこの場所に保存されます。 これらの保存された変更は、プロジェクト パッケージを再度開いても上書きできません。
チュートリアルのプロジェクトを開始時点の状態に戻すには、はじめに Microsoft File Explorer を使用して、上記の指定場所からプロジェクト フォルダーを削除します (プロジェクト フォルダーは別の場所に移動することもできます)。プロジェクト フォルダーの名前は、チュートリアルの名前の後に英数文字列を付けたものです (例: Make_a_layout_a8f8f2)。 プロジェクト フォルダーを削除する前に、まず ArcGIS Pro を終了する必要があるかもしれません。
次に、プロジェクト パッケージを ArcGIS Online からもう一度開きます。 チュートリアルのプロジェクトが開始時点の状態に戻ります。
ヒント:
または、展開オプションを変更して、プロジェクト パッケージのコンテンツを保存するために別の場所を選択することができます。 同じパッケージからのプロジェクト フォルダーがすでに格納されている場所を選択する限り、プロジェクトは元の状態で開きます。
クイックスタート チュートリアル以外のチュートリアルについて
この他にも、次のようなチュートリアルが ArcGIS Pro ヘルプ システムに用意されています。
- マップ レイアウト: テーブル フレームの操作、経緯線の操作、空間マップ シリーズの作成
- レポート: レポートの作成および変更
- 住所の検索で始まるジオコーディング シリーズ
- ジオデータベース管理: PostgreSQL のジオデータベースの概要
- ArcPy マッピング モジュール: arcpy.mp を開始するには
- テリトリー ソリューションの作成で始まる Business Analyst シリーズ
- OD コスト マトリックスによる起点と終点の間の移動時間の計算で始まる Network Analyst シリーズ
- 自動品質管理の実装で始まる Data Reviewer シリーズ
- フィーチャクラスの反復の操作で始まる ModelBuilder シリーズ
- Publisher: オフライン マップの作成
- タスク: 新しいタスクの作成
Learn ArcGIS サイトは、実環境で ArcGIS ソフトウェアを使用するガイド付きレッスンのコレクションです。
Esri Academy には、インストラクター主導型コース、Web コース、トレーニング セミナー、ビデオなど、さまざまな学習リソースが用意されています。