モデル ダイアグラムの外観

エレメントの移動、[自動レイアウト] の使用、ズーム レベルの設定、ラベルやテキストの書式設定、コネクタ ラインの形状変更、コネクタ ラインのルーティング プロパティの変更により、モデル ダイアグラムの外観を変更することができます。モデル ダイアグラムの外観を変更すると、モデルが読みやすく、また理解しやすくなります。

レイアウト

  • モデルのエレメントは、エレメントを別の場所に移動することで、手動で並べ替えることができます。モデルを保存すると、エレメントの場所も保存されます。
  • モデルに自動レイアウトを適用するには、[ModelBuilder] タブをクリックし、[表示] グループの [自動レイアウト] 自動レイアウト をクリックします。また、モデル内の任意の場所を右クリックして [ダイアグラムの自動レイアウト] をクリックすることもできます。
  • モデル グループ内のエレメントのみを自動で整列させるには、グループを右クリックして [グループの自動レイアウト] をクリックします。グループ外部のエレメントは影響を受けません。
  • 右クリックして [すべて折りたたむ] および [すべて展開] をクリックすると、[自動レイアウト] でグループの展開および折りたたみのサイズが補正されます。
  • グループの展開コントロールをクリックしてモデルを手動で展開または折りたたんでも、[自動レイアウト] は実行されません。展開または折りたたまれたグループのサイズ変更は手動で管理する必要があります。
  • [ダイアグラム] タブの [リンク フローの設定] プロパティは、モデルのレイアウトに大きな影響を与えます。適切なレイアウトを見つけるには、このプロパティをオンまたはオフにします。
  • 次に示すように、モデル ダイアグラム上でエレメントをロックして、[自動レイアウト] の影響を受けないようにすることができます。
    1. モデル ダイアグラム内の 1 つ以上のエレメントまたはラベルを選択します。
    2. [ModelBuilder] タブの [表示] グループで、[エレメントのロック] エレメントのロック をクリックします。
    3. 選択したエレメントのロックを解除するには、[エレメントのロック解除] ボタン エレメントのロック解除 をクリックします。

ズーム レベル

  • モデル ダイアグラムの拡大に使用できる 3 つの方法を次に示します。
    1. マウス ホイールをスクロールして、カーソル位置で拡大/縮小します。
    2. モデル ビューの下部でズーム スライダー コントロールを調整します。
    3. [ModelBuilder] タブの [表示] グループにある [拡大] または [縮小] ボタンをクリックします。
  • [ModelBuilder] タブの [表示] グループで [前の範囲] ボタン 前の範囲 および [次の範囲] ボタン 次の範囲 を使用して、前のズーム レベルとモデル ダイアグラムの範囲および次のズーム レベルとモデル ダイアグラムの範囲間を移動できます。
  • すべてのモデル エレメントが、ビューの現在の範囲内に表示されるようモデルのズーム レベルを変更するには、モデル ビューの下部または [ModelBuilder] タブの [表示] グループにある [ウィンドウに合わせる] ボタン ウィンドウに合わせる をクリックします。

テキストとラベルの書式設定

  • デフォルトでは、モデル内のすべてのエレメントのフォントのタイプとサイズは同じ (Arial サイズ 12、黒色) です。
  • モデル内の選択したエレメントのフォントを変更するには、次の手順に従ってください。
    1. モデル ダイアグラム内の 1 つ以上のエレメントまたはラベルを選択します。
    2. [ModelBuilder][ダイアグラム] タブの [テキスト] グループにある [テキスト] コントロールを使用し、選択したエレメントのテキストに適用するフォント、サイズ、色、太字、下線、斜体、配置を選択します。
  • モデル内のすべてのテキストのフォントを変更し、今後モデルに追加されるすべてのエレメントのフォントを設定するには、次の手順に従ってください。
    1. モデル エレメントが選択されていないことを確認します。
    2. [ModelBuilder][ダイアグラム] タブの [テキスト] グループにある [テキスト] コントロールを使用し、フォント、サイズ、色、太字、下線、斜体、配置を選択します。

コネクタ ラインとルーティング

  • コネクタ ラインの色は、[ダイアグラム] タブの [ModelBuilder] の下にあるコントロールを使用して変更できます。これらのリンクの色はモデルとともに保存されます。
  • エレメント間のコネクタ ラインの形状を手動で変更するには、そのコネクタ ラインをクリックして別の場所までドラッグします。これによってライン上に頂点が作成されます。この頂点を移動させて、コネクタ ラインが独自の経路をたどるようにすることができます。モデルのカスタム パスはモデルとともに保存されます。
    コネクタ ライン形状の変更
    追加した頂点を移動させてコネクタ ラインの形状を変更する。
  • モデル内の任意の場所を右クリックし、[すべてのリンクをルーティング] をクリックすると、指定されたリンク ルーティング方法を使用してモデルのすべてのリンクをリセットできます。
  • モデル グループ内のリンクだけをリセットするには、グループを右クリックして [グループ リンクのルート] をクリックします。グループの外部にあるエレメントのリンクは影響を受けません。

ダイアグラム プロパティ

モデル ダイアグラム レイアウトとルート検索プロパティを変更するには、[ダイアグラム] タブの設定で変更できます。これらのプロパティを変更すると、これらのプロパティが自動的にダイアグラムに適用されます。次の表に、ダイアグラム プロパティを説明します。

プロパティ説明

間隔 > エレメント

ツール、変数、コネクト、およびグループ間の距離。

グループ内のエレメントにこのプロパティを適用するには、該当するグループを右クリックして [自動レイアウト] をクリックします。

間隔 > レベル

同じグラフ内の積み重なったツール間、変数間、およびグループ間の距離。

グループ内のエレメントにこのプロパティを適用するには、該当するグループを右クリックして [自動レイアウト] をクリックします。

間隔 > サブグラフ

接続されていないグラフ間の距離。

グループ内のエレメントにこのプロパティを適用するには、該当するグループを右クリックして [自動レイアウト] をクリックします。

リンク > リンク形状

描画中または [自動レイアウト] コマンドの適用後に使用されるコネクタの形状。

  • ベジェ曲線 - コネクタ セグメントがベジェ曲線になります。
  • カスケード - コネクタ セグメントが水平線と垂直線になり、それぞれが隣接セグメントと直交します。
  • ポリライン - コネクタ セグメントが直線になります。
  • スプライン - コネクタ セグメントは、すべてのコントロール ポイントを通過する内挿スプラインを形成する曲線になります。

リンク > リンク フローを設定

オンにすると、レイアウトは、すべてのリンクが同じ方向を指すように強制しようとします。配置されたグラフにサイクルが含まれている場合、一部のリンクは引き続き逆方向を指します。このプロパティは、デフォルトでオンになっています。

リンク > 長いリンクを直線化

オンにすると、レイアウトは、グラフの複数のレイヤーと交差するリンクを直線化しようとします。追加の水平方向の配置制約のため、配置されたグラフは通常、このプロパティがオフの場合よりも大きい領域を占めます。このプロパティは、デフォルトでオンになっています。

リンク > 直交リンク

コネクタが直交ルートに追従します。このプロパティは、デフォルトでオフになっています。

方向 > 方位の反転

モデルの方位を水平 (オフ) から垂直 (オン) に変更するかどうかを決定します。

このプロパティを [方向の反転] と組み合わせて使用すると、次に示された方向と方位でモデルを取得できます。

  • 左から右 (デフォルト) - [方位の反転] をオフ、[方向の反転] をオフにする
  • 上から下 - [方位の反転] をオン、[方向の反転] をオフにする
  • 右から左 - [方位の反転] をオフ、[方向の反転] をオンにする
  • 下から上 - [方位の反転] をオン、[方向の反転] をオンにする

グループ内のエレメントにこのプロパティを適用するには、該当するグループを右クリックして [自動レイアウト] をクリックします。

方向 > 方向の反転

モデルの方向を反転させるかどうかを決定します。

このプロパティを [方位の反転] と組み合わせて使用すると、次に示された方向と方位でモデルを取得できます。

  • 左から右 (デフォルト) - [方位の反転] をオフ、[方向の反転] をオフにする
  • 上から下 - [方位の反転] をオン、[方向の反転] をオフにする
  • 右から左 - [方位の反転] をオフ、[方向の反転] をオンにする
  • 下から上 - [方位の反転] をオン、[方向の反転] をオンにする

グループ内のエレメントにこのプロパティを適用するには、該当するグループを右クリックして [自動レイアウト] をクリックします。

方向 > フロー方向の反転

モデルの読みパターンを決定します。このプロパティは、モデルを左から右に読む言語または右から左に読む言語に固有にする場合に使用します。

  • オフ - モデルのフローおよびテキスト方向が左から右の読みパターンに設定されます。これがデフォルトです。
  • オン - モデルのフローおよびテキスト方向が右から左の読みパターンに設定されます。

レイアウト > サブグラフ

モデル内の独立したグラフのレイアウト。これは、グループ内のエレメントには影響しません。

レイアウト > グループグラフ

モデルに含まれるグループ内の独立したグラフのレイアウト。

グループ内のエレメントにこのプロパティを適用するには、該当するグループを右クリックして [自動レイアウト] を選択します。

ルート検索 > グリッド ルーターを使用

モデルでモデル エレメントの配置にグリッド ルーターを使用するかどうかを決定します。モデルの描画と操作のパフォーマンスは、モデル内のエレメントの数によって変わることがあります。

  • オフ - グリッド ルーターではなく、クイック ルーターを使用します。これがデフォルトです。
  • オン - グリッド ルーターを使用します。

ルート検索 > 格子線を表示

モデルでポイントのインデックス格子線を表示するかどうかを決定します。

ルート検索 > グリッド設定 > グリッド サイズ

ルート検索のグリッドのサイズ。グリッド サイズを小さくすると、良好な結果が生成されますが、モデル内のエレメントの数によっては、レイアウトのパフォーマンスが低下することがあります。

ルート検索 > グリッド設定 > 長さのコスト

長いコネクタに追加するコスト。ルート検索は、最小のコストを持つパスを検出することを目的としているため、大きい値を割り当てると、短いパスを使用したモデルが生成されます。

ルート検索 > グリッド設定 > ターン コスト

コネクタに沿ったターンに追加するコスト。ルート検索は、最小のコストを持つパスを検出することを目的としているため、大きい値を割り当てると、ターン数が少ないコネクタを使用したモデルが生成されます。

ルート検索 > グリッド設定 > 交差コスト

コネクタが互いに交差する場合に追加するコスト。ルート検索は、最小のコストを持つパスを検出することを目的としているため、大きい値を割り当てると、交差頻度が低いコネクタを使用したモデルが生成されます。

ルート検索 > グリッド設定 > ノード周辺コスト

コネクタが他のエレメントのすぐ近くを通過する場合に追加するコスト。ルート検索は、最小のコストを持つパスを検出することを目的としているため、大きい値を割り当てると、他のエレメントの近くを通過しないコネクタを使用したモデルが生成されます。

通過するコネクタに追加コストが発生する他のエレメント周辺のエリアのサイズは、[ノード周辺サイズ] で設定します。

ルート検索 > グリッド設定 > ノード周辺サイズ

通過するコネクタに追加コストが発生する他のエレメント周辺のエリアのサイズ。