ArcGIS 組織サイトで Web レイヤーを公開したり、Web マップや Web シーンを共有したり、パッケージを共有したりする場合、共有する GIS リソースの複雑さとサイズに応じて、この処理が数秒で終わることも、数時間かかることもあります。 共有リクエストはバックグラウンドで処理されるため、ArcGIS Pro で作業を続けることも、アプリケーションを完全に終了することもできます。 進捗状況は、共有しているウィンドウの下部に表示されます。 [共有] タブから、共有プロセスのステータスにアクセスすることもできます。 これは、共有しているウィンドウを閉じている場合や、複数の Web レイヤー、Web マップ/Web シーン、またはパッケージを共有している場合に役立ちます。
[共有] タブの [ステータス] グループで [ジョブ] をクリックします。 [ジョブ ステータス] ウィンドウが表示されます。 [ジョブ ステータス] ウィンドウは、共有ウィンドウとパッケージ化ウィンドウで [ジョブ] ボタンをクリックして開くこともできます。
[ジョブ ステータス] ウィンドウは、共有プロセスとそのステータスを即座に表示します。 アイコンと進行状況バーで、共有プロセスが正常終了したか 、警告とともに完了したか 、異常終了したか 、または進行中か、保留中か、キャンセルされたかを確認できます。 ジョブ ID、名前、ステータス、ArcGIS 組織サイト、URL、メッセージなどの各ジョブに関する詳細情報は、共有プロセスの上にカーソルを置くと、ポップアップに表示されます。
共有ジョブが失敗した場合、共有ウィンドウの下部、または [ジョブ ステータス] ウィンドウで共有プロセスにマウス ポインターを合わせると表示されるポップアップで、[ログの表示] リンクをクリックします。 SharingJobLog.log ファイルが各ジョブ フォルダー内にあり、共有ジョブに関する詳細情報が格納されています。 このファイルは、C:\Users\<USERPROFILE>\AppData\Local\ESRI\ArcGISPro\Staging\SharingProcesses にある関連付けられているジョブ フォルダーに置かれています。 [ジョブ ステータス] ウィンドウからジョブを削除すると、対応するジョブ フォルダーとすべてのコンテンツがこの場所から削除されます。
キャッシュ ステータス
ArcGIS Pro で公開されたキャッシュ Web レイヤーおよびサービスのキャッシュ生成ステータス情報は [ジョブ ステータス] ウィンドウにも表示されます。 詳細なキャッシュ メッセージを表示するには [ジョブ キュー] で、キャッシュされている Web レイヤーまたはサービスにマウス ポインターを合わせます。 ポップアップで表示される情報は、キャッシュされている Web レイヤーまたはサービスの名前、キャッシュが完了している割合 (%)、キャッシュ プロセスの開始時刻と終了時刻です。
Web レイヤーまたはサービスでキャッシュが失敗した場合、共有ウィンドウの下部、または [ジョブ ステータス] ウィンドウで共有プロセスにマウス ポインターを合わせると表示されるポップアップで、[ログの表示] リンクをクリックします。 CachingLog.log ファイルには、キャッシュ生成ジョブの詳細が記述されています。 SharingJobLog.log ファイルと同様に、CachingLog.log ファイルは、関連付けられているジョブ フォルダーに置かれています。
注意:
シーン レイヤー、タイル レイヤー、標高レイヤーをローカルにキャッシュした場合、CachingLog.log ファイルは生成されません。
ジョブ ステータスの管理
次のツールを使用すると、[ジョブ ステータス] ウィンドウに表示された共有プロセスを管理できます。
- 保留中または進行中の共有プロセスをキャンセルするには、[ジョブのキャンセル] をクリックします。
- 完了した共有プロセスをリストから削除するには、該当するジョブにマウス ポインターを合わせて [ジョブの削除] をクリックします。
- 完了したすべての共有プロセスをリストから削除するには、メニュー をクリックしてから [終了したジョブを削除] をクリックします。
- [ジョブ キュー] に一覧表示されたジョブのステータスを更新するには、メニュー をクリックしてから [更新] をクリックします。