ラベル | 説明 | データ タイプ |
入力レーダー データ | 入力レーダー データ。 | Raster Dataset; Raster Layer |
出力レーダー データ | 熱ノイズ補正済みのレーダー データ | Raster Dataset |
偏波バンド (オプション) | 補正する偏波バンド。 デフォルトでは、最初のバンドが選択されています。 | String |
Image Analyst ライセンスで利用できます。
サマリー
入力 SAR (合成開口レーダー) データ内の熱ノイズにより生じる後方散乱干渉を補正して、よりシームレスな画像を生成します。
使用法
画像全体の後方散乱信号を正規化するには、熱ノイズを補正、つまり除去することが必要です。これは、SAR データの定性的な利用と定量的な利用の両方で不可欠です。
熱ノイズは、VH や HV などの交差偏波 SAR データおよび後方散乱の少ない SAR データで最も顕著です。
Sentinel-1 SAR データを使用する場合、このツールは、熱ノイズにより生じるインタースワス後方散乱の不連続性を補正します。
パラメーター
RemoveThermalNoise(in_radar_data, out_radar_data, {polarization_bands})
名前 | 説明 | データ タイプ |
in_radar_data | 入力レーダー データ。 | Raster Dataset; Raster Layer |
out_radar_data | 熱ノイズ補正済みのレーダー データ | Raster Dataset |
polarization_bands [polarization_bands,...] (オプション) | 補正する偏波バンド。 デフォルトでは、最初のバンドが選択されています。 | String |
コードのサンプル
この例では、交差偏波 (VH) バンドから熱ノイズを除去します。
import arcpy
arcpy.env.workspace = "D:\Data\SAR\S1"
outRadar = arcpy.ia.RemoveThermalNoise("IW_manifest", "VV;VH")
outRadar.save("D:\Data\SAR\S1\20181014\IW_manifest_TNR.crf")
この例では、交差偏波 (VH) バンドの manifest.safe ファイルから熱ノイズを除去します。
# Import system modules and check out ArcGIS Image Analyst extension license
import arcpy
arcpy.CheckOutExtension("ImageAnalyst")
from arcpy.ia import *
# Set local variables
in_radar = "D:\Data\SAR\S1\S1B_IW_GRDH_1SDV_20181014T014104_20181014T014129_013142_018486_D82E.SAFE\manifest.safe"
out_radar ="D:\Data\SAR\S1\20181014\IW_manifest_TNR.crf"
polarization = "VV;VH"
# Execute
outRadar = arcpy.ia.RemoveThermalNoise(in_radar, polarization)
outRadar.save(out_radar)
この例では、交差偏波 (VH) バンドの manifest.safe\IW ファイルから熱ノイズを除去します。
# Import system modules and check out ArcGIS Image Analyst extension license
import arcpy
arcpy.CheckOutExtension("ImageAnalyst")
from arcpy.ia import *
# Set local variables
in_radar = "D:\Data\SAR\S1\S1B_IW_GRDH_1SDV_20181014T014104_20181014T014129_013142_018486_D82E.SAFE\manifest.safe\IW"
out_radar ="D:\Data\SAR\S1\20181014\IW_TNR.crf"
polarization = "VV;VH"
# Execute
outRadar = arcpy.ia.RemoveThermalNoise(in_radar, polarization)
outRadar.save(out_radar)
環境
セル配置, セル サイズ, 圧縮, 現在のワークスペース, 範囲, 地理座標系変換, NoData, 出力座標系, 並列処理ファクター, ピラミッド, ラスターの統計情報, リサンプリング方法, テンポラリ ワークスペース, スナップ対象ラスター, タイル サイズ
ライセンス情報
- Basic: 次のものが必要 Image Analyst
- Standard: 次のものが必要 Image Analyst
- Advanced: 次のものが必要 Image Analyst