セグメント属性の計算 (Compute Segment Attributes) (Spatial Analyst)

Spatial Analyst のライセンスで利用可能。

Image Analyst ライセンスで利用できます。

サマリー

セグメント画像に関連付けられた一連の属性を計算します。 入力ラスターは、シングルバンドまたは 3 バンドの 8 ビットのセグメント画像です。

使用法

  • このツールは、画像内に存在するセグメントごとに属性を生成します。属性には、平均、標準偏差、セグメント サイズ、収束色 ([セグメント平均シフト (Segment Mean Shift)] ツールから取得)、コンパクト性などがあります。

  • このツールに適用されるジオプロセシング環境の詳細については、「解析環境と Spatial Analyst」をご参照ください。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力セグメント RGB またはグレー ラスター

セグメントに属するすべてのピクセルが同じ収束 RGB 色を持つ、セグメント入力ラスター データセット。通常は 8 ビット、3 バンド RGB ラスターを指定しますが、1 バンド グレースケール ラスターを指定することもできます。

Raster Layer; Mosaic Layer
追加入力ラスター
(オプション)

マルチスペクトル画像や DEM などの補助ラスター データセットを取り入れて、分類器の属性やその他の必要な情報を生成できます。 このラスターは、平均値や標準偏差などの属性を計算する際に必要です。 このパラメーターはオプションです。

Raster Layer; Mosaic Layer
使用するセグメント属性
(オプション)

出力ラスターに関連付けられた属性テーブルに含める属性を指定します。

このツールへの入力が、セグメント画像のみである場合、デフォルトの属性は、[平均色度][ピクセル数][コンパクト性]、および [矩形性] になります。セグメント画像とともに [追加入力ラスター] も入力として含まれている場合、必要に応じて [平均デジタル ナンバー][標準偏差] を使用できます。

  • 収束色RGB カラー値は、入力ラスターからセグメント単位で取得されます。 これは、平均色度とも呼ばれます。
  • 平均デジタル ナンバーセグメント単位でオプションのピクセル画像から得られる平均デジタル ナンバー (DN)。
  • 標準偏差セグメント単位でオプションのピクセル画像から得られる標準偏差。
  • ピクセル数セグメント単位で、セグメントを構成するピクセル数。
  • 圧縮率セグメント単位で、セグメントがコンパクトまたは円形である程度。 値の範囲は 0 から 1 で、1 は円形です。
  • 矩形性セグメント単位で、セグメントが矩形である程度。 値の範囲は 0 から 1 で、1 は矩形です。
String

戻り値

ラベル説明データ タイプ
出力セグメント インデックス ラスター

出力セグメント インデックス ラスター。各セグメントの属性は、関連付けられた属性テーブルに記録されます。

Raster

ComputeSegmentAttributes(in_segmented_raster, {in_additional_raster}, {used_attributes})
名前説明データ タイプ
in_segmented_raster

セグメントに属するすべてのピクセルが同じ収束 RGB 色を持つ、セグメント入力ラスター データセット。通常は 8 ビット、3 バンド RGB ラスターを指定しますが、1 バンド グレースケール ラスターを指定することもできます。

Raster Layer; Mosaic Layer
in_additional_raster
(オプション)

マルチスペクトル画像や DEM などの補助ラスター データセットを取り入れて、分類器の属性やその他の必要な情報を生成できます。 このラスターは、平均値や標準偏差などの属性を計算する際に必要です。 このパラメーターはオプションです。

Raster Layer; Mosaic Layer
used_attributes
[used_attributes,...]
(オプション)

出力ラスターに関連付けられた属性テーブルに含める属性を指定します。

  • COLORRGB カラー値は、入力ラスターからセグメント単位で取得されます。 これは、平均色度とも呼ばれます。
  • MEANセグメント単位でオプションのピクセル画像から得られる平均デジタル ナンバー (DN)。
  • STDセグメント単位でオプションのピクセル画像から得られる標準偏差。
  • COUNTセグメント単位で、セグメントを構成するピクセル数。
  • COMPACTNESSセグメント単位で、セグメントがコンパクトまたは円形である程度。 値の範囲は 0 から 1 で、1 は円形です。
  • RECTANGULARITYセグメント単位で、セグメントが矩形である程度。 値の範囲は 0 から 1 で、1 は矩形です。

このツールへの入力が、セグメント画像のみである場合、デフォルトの属性は COLORCOUNTCOMPACTNESS、および RECTANGULARITY になります。セグメント画像とともに in_additional_raster も入力として含まれている場合、必要に応じて MEANSTD を使用できます。

String

戻り値

名前説明データ タイプ
out_index_raster_dataset

出力セグメント インデックス ラスター。各セグメントの属性は、関連付けられた属性テーブルに記録されます。

Raster

コードのサンプル

ComputeSegmentAttributes (セグメント属性の計算) の例 1 (Python ウィンドウ)

次の例では、TIFF ラスターのセグメント属性を計算しています。

import arcpy
from arcpy.sa import *

compute_att = ComputeSegmentAttributes(
                  "c:/test/moncton_seg.tif", "c:/test/moncton.tif", 
                  "COLOR;MEAN;STD;COUNT;COMPACTNESS;RECTANGULARITY")

compute_att.save("c:/test/moncton_computeseg.tif")
ComputeSegmentAttributes (セグメント属性の計算) の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

次の例では、TIFF ラスターのセグメント属性を計算しています。

# Import system modules
import arcpy
from arcpy.sa import *


# Set local variables
inSegRaster = "c:/test/moncton_seg.tif"
in_additional_raster = "c:/test/moncton.tif"
attributes = "COLOR;MEAN;STD;COUNT;COMPACTNESS;RECTANGULARITY"

# Execute 
compute_att = ComputeSegmentAttributes(inSegRaster, in_additional_raster, 
                                       attributes)
#save output 
compute_att.save("c:/test/moncton_computeseg.tif")

ライセンス情報

  • Basic: 次のものが必要 Spatial Analyst または Image Analyst
  • Standard: 次のものが必要 Spatial Analyst または Image Analyst
  • Advanced: 次のものが必要 Spatial Analyst または Image Analyst

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