ダイナミック テキストは、レイアウト上に配置されたテキストで、プロジェクト、マップ フレーム、マップなどの現在のプロパティに基づいて変化します。 ダイナミック テキストを追加して、次の情報を含めることができます。
- ユーザー名
- プロジェクトが最後に保存された日付
- プロジェクトのファイル パス
- マップ内のフィールドの平均値
- レイヤーの属性テーブルからの値のリスト
- レイアウト上のマップのメタデータ
ダイナミック テキストを挿入すると、そのプロパティの現在の値が自動的に表示されます。 そのプロパティが更新されると、ダイナミック テキストも自動的に更新されます。 ダイナミック テキストは、HTML と同様に、タグの使用によって機能します。 このため、ダイナミック テキストと静的テキストを 1 つのテキスト エレメント内で結合し、使用可能な書式オプションを適用して、結果のテキスト表示をカスタマイズすることができます。
注意:
ダイナミック テキストが自動で更新されない場合は、F5 キーを押してレイアウトを更新します
次に、プロジェクト名のダイナミック テキスト タグの例を示します。
<dyn type="project" property="name"/>
これは、[エレメント] ウィンドウの [テキスト ビュー] ボックスに表示されます。 ページ レイアウトに、現在のプロジェクトの名前が表示されます。
ダイナミック テキストには次のようなタイプがあります。
- マップ フレーム (<dyn type="mapFrame" name="<Map Frame Name>"/>) - 指定したマップ フレームとそのマップのプロパティ値を返します
- テーブル (<dyn type="table"/>) - マップ フレーム内の指定したレイヤーまたはスタンドアロン テーブルから属性値または統計情報を返します
- レイアウト ((<dyn type="layout"/>) - 現在のレイアウトのプロパティ値を返します
- プロジェクト (<dyn type="project"/>) - プロジェクトのプロパティ値を返します
- 日付 (<dyn type="date"/>) - 現在の日付を返します
- 時間 (<dyn type="time"/>) - 現在の時間を返します
- ユーザー (<dyn type="user"/>) - 現在のユーザー名を返します
- コンピューター (<dyn type="computer"/>) - プロジェクトを現在表示しているコンピューターの名前を返します
テーブル ダイナミック テキストは、テーブル データをフィルタリングできるため、他のダイナミック テキストと異なります。 テーブルにあるすべてのデータのプロパティ、レイアウトに表示可能なデータのみ、またはデータのカスタム サブセットのみを表示するように選択できます。 テーブル データはフィルタリング可能なため、テーブル ダイナミック テキストの追加パラメーターがあります。
注意:
ダイナミック テキストは、レイアウトまたはレポートでのみサポートされています。