ラスター レイヤーは、複数の定義済みシンボル アイテムをサポートするよう設定できます。 これらの各シンボル アイテムには、シンボル パラメーター群が事前定義されたラスター レイヤーが表示されます。 つまり、別の変数を ([多次元] タブで) 使用したり、処理テンプレートを ([データ] タブで) 適用したりするたびにシンボルを再定義する必要はありません。 通常ラスター レイヤーに複数のシンボル アイテムを設定して、そのラスター レイヤーが複数の事前定義済みアイテムを持つようにすることもできます。
注意:
1 つのラスター レイヤーに、netCDF ファイルから作成されるレイヤーなどの複数の変数のデータ ソースや、.crf ファイルなどの複数テンプレートを持つデータ ソースが含まれる場合があります。 これらの変数またはテンプレートでは、多くの場合、異なる種類のデフォルト シンボルが必要です。
シンボル アイテムを事前構成したら、それを登録することで、レイヤーの特定の変数、テンプレート、またはレンダラーに特定のシンボル パラメーターを適用できます。 これらの設定は、レイヤー ファイル (.lyrx) に保存され、類似するラスター データセットを持つ他者と共有して、これらの他者が使用できます。ただし、このレイヤー ファイルには、複数セットの事前定義済みシンボル パラメーターが格納されます。
以下の手順を実施すると、複数シンボル アイテムを持つラスター レイヤーを作成できます。
- シンボルを設定します。
多次元データまたはラスター関数テンプレートを使用する場合は、適切な変数またはテンプレートを使用しているか確認します。
- シンボル アイテムを登録します。
- 必要に応じて、既存シンボル セットを編集するか、別のシンボル セットをラスター レイヤーに追加することで、シンボル アイテムを管理します。
- レイヤー ファイルに複数のシンボル アイテムを保存します。
- すべてのシンボル アイテムが揃ったラスター レイヤーを使用します。
レイヤー ファイルへのシンボル アイテムの登録と保存が完了すると、あたかも別のプライマリ シンボル タイプのように、[シンボル] ドロップダウン リストからシンボル アイテムを使用できます。
類似するラスター データセットとラスター レイヤーを持つこのレイヤー ファイル (.lyrx) を共有、インポートできます。