ナレッジ グラフからリンク チャートを構築する際、エンティティ間のリレーションシップを見やすくするためにエンティティを配置する方法を変更できます。 個別のエンティティを選択して、移動できます。 リンク チャート上にエンティティを配置し、そのエンティティ間にリレーションシップを描画するために使用されているレイアウトを変更することもできます。
デフォルトでは、エンティティは標準オーガニック レイアウトを使用して配置されます。 ただし、レイアウトのタイプは複数あり、基本、オーガニック、ツリー、放射状、階層型の中から選択できます。 リンク チャートのコンテンツの配置に使用されているレイアウトはリボン上に示され、現在のレイアウトと呼ばれます。 このリンク チャートに対して機能するさまざまな操作は、現在のレイアウトを使用して結果を処理します。 たとえば、エンティティとそのリレーションシップを追加すると、現在のレイアウトに適した方法で追加されます。
リンク チャートの特定の部分が現在のレイアウトでは適切に表示されない場合は、それらのグラフ アイテムを選択して、選択したコンテンツに別のレイアウトを適用することができます。
基本レイアウト
現時点では、このグループにはグリッド レイアウト だけが含まれています。 このレイアウトは、等間隔の格子パターンでエンティティを配置します。グリッドのサイズはエンティティの数により異なります。
オーガニック レイアウト
このグループでは、エネルギー方向レイアウトを使用して、エンティティがリンク チャート上に配置されます。 このタイプのレイアウト アルゴリズムは、リンク チャートを機械システムと見なします。 エンティティは、同極を向き合わせて配置された 2 つの磁石のように互いに反発し、エンティティを相互に結合するリレーションシップにより互いに引き寄せられます。 アルゴリズムは、均衡状態になるまで、エンティティの確認と配置、エネルギーの評価を繰り返します。 設定により「エンティティの配置方法をカスタマイズ」できます。 これらのレイアウトにより、接続方法を強調するクラスター内のエンティティを視覚化できます。
サポートされているオーガニック レイアウトは、標準、コミュニティ、リーフ サークル、紡錘状、地理です。
標準オーガニック レイアウト
標準レイアウト は、エネルギー方向レイアウトを使用してエンティティを配置します。
標準レイアウトは、リンク チャートの作成時にエンティティとリレーションシップの配置に使用されるデフォルトのレイアウトです。
コミュニティ オーガニック レイアウト
コミュニティ レイアウト は、相互に密接に関連するエンティティのグループであるコミュニティを見つけます。 その後、エネルギー方向レイアウトを基に、コミュニティを配置します。 さまざまなコミュニティのエンティティ間のリレーションシップに沿った引力が緩和され、さまざまなコミュニティが、標準オーガニック レイアウトよりも分散されます。
リーフ サークル オーガニック レイアウト
リーフ サークル レイアウト は標準レイアウトと同じエネルギー方向レイアウトを使用します。 ただし、「リーフ エンティティ」は、接続されているエンティティを囲む円内に配置されます。 この構造により、ネットワークの周辺にどのエンティティがあるかを視覚化できます。
紡錘状オーガニック レイアウト
紡錘状レイアウト は、リーフ サークル レイアウトに似ています。 しかし、「2 つまたは 3 つの減次数を持つ」エンティティは異なる方法で処理されます。
2 つの同じエンティティに関連付けられている 2 つの減次数を持つエンティティのグループが、最初にエネルギー方向レイアウト プロセスから除外されます。 最後に、エンティティのグループはラインに沿って配置されます。 このラインは、接続先の 2 つのエンティティ間に描画されたラインに直交します。 たとえば、親が 2 人、互いに離れて道に立っているとします。 歩道に沿って 2 人の親の間にラインを描画することができます。 親に接続するラインに直交して描画されたラインに沿って、彼らの子供が並んで立っています。
3 つの減次数を持つエンティティも同じ方法で処理されます。 ただし、接続されたエンティティ間の重心の周囲に配置されます。 このレイアウトでは、複数のエンティティに、同じペアまたはトリオのエンティティを持つリレーションシップがあることを確認できます。
地理オーガニック レイアウト
地理レイアウト は、ジオメトリを使用して地理空間的に空間エンティティを配置します。 エンティティに NULL ジオメトリを含む空間エンティティが存在する空間エンティティも非空間エンティティもリンク チャートに表示されますが、その配置と配列は標準レイアウトを使用して決定されます。
デフォルトでは、空間コンテキストを提供するために、背景としてキャンバス (ライト グレー) ベースマップが使用されます。 ベースマップを変更するには、リボンの [リンク チャート] タブの [レイヤー] グループで、[ベースマップ] ギャラリー をクリックします。
地理レイアウトを使用するリンク チャートに空間データを追加することもできます。 [リンク チャート] タブの [レイヤー] グループで、[データの追加] をクリックします。
リンク チャートを変更し、代わりに別のレイアウトを使用した場合、ベースマップと追加された空間データは削除されます。
注意:
地理レイアウトは、エンティティの地理空間フィーチャを定義する際にサポートされる唯一の座標系である WGS 1984 地理座標系を使用します。 リンク チャートの座標系を変更した場合、エンティティとリレーションシップのレイアウトが歪んで表示され、一部のグラフ アイテムが表示されないことがあります。
ツリー レイアウト
ツリー レイアウトは、樹木が幹から始まり、すべての枝がそのポイントから出るように、エンティティとリレーションシップを配置します。 リンク チャートでは、ルート エンティティは始点であり、上から下レイアウトの上部に配置されます。 その後、ルート エンティティに関連付けられたエンティティは、この例では、ルート エンティティの下の行に左から右に向かって整列されます。 リンク チャートにまだ存在しないこれらのアイテムに関連付けられているエンティティは、下部付近の別の行として追加されます。
リンク チャート内の 1 つ以上のエンティティをルート エンティティとして指定できます。 ルート エンティティが指定されていない場合、アルゴリズムは、最小のネットワーク トポロジ インデックスが関連付けられたエンティティを識別し、このエンティティをルート エンティティとして使用します。
各タイプのツリー レイアウトは、リレーションシップの向きを設定できるさまざまな方向を表します。 タイプには、左から右、右から左、上から下、下から上があります。
左から右のツリー レイアウト
左から右レイアウト では、ルート エンティティがリンク チャートの左側に配置されます。 ツリー内の各レベルは、リンク チャートの右側付近に配置されます。
右から左のツリー レイアウト
右から左レイアウト では、ルート エンティティがリンク チャートの右側に配置されます。 ツリー内の各レベルは、リンク チャートの左側付近に配置されます。
上から下のツリー レイアウト
上から下レイアウト では、ルート エンティティがリンク チャートの上部に配置されます。 ツリー内の各レベルは、リンク チャートの下部付近に配置されます。
下から上のツリー レイアウト
下から上レイアウト では、ルート エンティティがリンク チャートの下部に配置されます。 ツリー内の各レベルは、リンク チャートの上部付近に配置されます。
放射状レイアウト
放射状レイアウトは、特定の形式のツリー レイアウトです。ツリーのルートが円の中心に配置され、関連先のエンティティがルート周辺の円内に配置されます。 サポートされている放射状レイアウトは、ルート中心とノード中心です。
ルート中心の放射状レイアウト
ルート中心レイアウト では、ツリーのルート エンティティが円の中央に配置されます。 ツリーのすべてのリーフ エンティティは、円の外縁の周辺に配置されます。 エンティティは、ツリー内の階層レベルごとに、ルート エンティティと外側の円の間の同心円内に配置されます。
ノード中心の放射状レイアウト
ノード中心レイアウト も円に基づいています。 各エンティティは円の中心として使用され、関連するエンティティがその円のエッジ周辺に配置されます。 エンティティの円は重なることができます。エンティティの円はツリーのルート周辺に配置されるからです。
階層型レイアウト
階層型レイアウトはツリー レイアウトと同様に配置されます。 ただし、大部分のリレーションシップの向きを指定した方向に設定しようとします。 たとえば、上から下の階層型レイアウトでは、リレーションシップの終点エンティティは上部に配置され、起点エンティティは下部に配置されます。
アルゴリズムは、リレーションシップを表すラインが互いに交差している場所の数を制限しようとします。 ツリー レイアウトと対照的に、階層型レイアウトでは、チャート内で同じレベルのエンティティ間のリレーションシップは許可されません。
サポートされている階層型レイアウトは、上から下と下から上です。
上から下の階層型レイアウト
上から下レイアウト では、ルート エンティティがリンク チャートの上部に配置されます。 アルゴリズムは、起点エンティティを上位に向かって配置し、終点エンティティをリンク チャートの下部に向かって配置しようとします。
下から上の階層型レイアウト
下から上レイアウト では、ルート エンティティがリンク チャートの下部に配置されます。 アルゴリズムは、起点エンティティを上位に向かって配置し、終点エンティティをリンク チャートの下部に向かって配置しようとします。
リンク チャートの現在のレイアウトを変更
リンク チャートの現在のレイアウトは、リボンの [リンク チャート] タブの [レイアウト] グループに表示されます。 たとえば、リンク チャートで現在、デフォルトの標準オーガニック レイアウトが使用されている場合、ドロップダウン リストに標準レイアウトのアイコン が表示されます。
リンク チャート内のエンティティとリレーションシップに別のレイアウトを適用するには、次の手順に従います。
- リボンの [リンク チャート] タブをクリックします。
- リンク チャート全体のレイアウトを変更するには、[選択] グループの [選択解除] をクリックします。
- リボンの [レイアウト] グループで、[レイアウト] ドロップダウン リストをクリックして、ギャラリー上で別のレイアウトをクリックします。
新しいレイアウトに従って、リンク チャート上のすべてのエンティティとリレーションシップが再配置されます。 リボンのドロップダウン リストに新しいレイアウトのアイコンが表示され、リンク チャートの現在のレイアウトになりました。
- リンク チャート上のグラフ アイテムのサブセットのレイアウトを変更するには、「適切なエンティティとリレーションシップを選択」します。
- リボンの [レイアウト] グループで、[レイアウト] ドロップダウン リストをクリックして、ギャラリー上で別のレイアウトをクリックします。
新しいレイアウトに従って、選択したエンティティとリレーションシップだけが再配置されます。 リボンのドロップダウン リストに新しいレイアウトのアイコンが表示され、リンク チャートの現在のレイアウトになりました。
ツリー、放射状、階層型レイアウトのルート エンティティの設定
リンク チャートでツリー、放射状、または階層型レイアウトを使用する場合、必要に応じて、特定のエンティティを選択してツリーのルートとして使用できます。 複数のルート エンティティを選択できますが、これは、複数のツリーを構成する分離されたコンテンツのセットがリンク チャート上にある場合にのみ有効です。
リボンの [レイアウト] グループに 3 つのボタンがあります。これを使用すると、リンク チャートにルート エンティティを設定して視覚化できます。
- [ルートの表示] - この切り替えボタンを使用すると、リンク チャートでどのエンティティがツリー、放射状、階層型レイアウトのルート エンティティとして設定されているか確認できます。 この切り替えボタンがオンになっている場合、リンク チャート上でルート エンティティがハイライト表示され、緑色のひし形が付けられます。 [ルートの表示] は、デフォルトでオンになっています。
- [ルートの設定] - リンク チャートで 1 つ以上のエンティティが選択されている場合、このボタンを使用して、そのエンティティをルート エンティティに設定することができます。
- [ルートの選択] - このオプションを使用して、ルート エンティティとして設定するエンティティを対話的に選択できます。 リンク チャートで現在選択されているグラフ アイテムが選択解除されます。 適切なエンティティを選択するには、エンティティをクリックするか、現在の選択ツールで図形を描画します。
アクティブなリンク チャートに対してこのモードをオンにすると、緑のひし形シンボルが現在ルートとして設定されている各リンク チャート エンティティをオーバーレイします。 また、オーバーレイしている緑のひし形シンボルは、現在指定されているルート エンティティのセットに追加、またはそのセットから削除する各エンティティの上部に自動的に表示または非表示になります。
次の手順に従って、ルート エンティティを設定します。
- リボンの [リンク チャート] タブをクリックします。
- リボンの [レイアウト] グループで [ルートの表示] 切り替えボタン がハイライト表示されていない場合は、切り替えボタンをクリックします。
[ルートの表示] 切り替えボタンがオンの場合、リンク チャート内のルート エンティティがハイライト表示され、緑のひし形が付けられています。 エンティティがこのようにハイライト表示されていない場合、リンク チャートのルート エンティティは設定されていません。
- ルート エンティティとして使用するリンク チャートの「1 つ以上のエンティティを選択」します。
- [レイアウト] グループで、[ルートの設定] をクリックします。
選択した各エンティティの上に緑のひし形シンボルが表示され、ルート エンティティとして設定されたことが示されます。 ルート エンティティはリンク チャート内で選択されたままになります。
- ルート エンティティを変更するには、[ルートの選択] をクリックします。
現在選択されているエンティティとリレーションシップが選択解除され、ルート エンティティが選択されます。
- ルート エンティティとして使用する「エンティティを選択」します。
- [ルートの設定] をクリックします。
緑のひし形シンボルが前のルート エンティティのセットから削除され、リンク チャートで現在選択されているエンティティの上に表示されて、それらのエンティティがルート エンティティになったことが示されます。 ルート エンティティはリンク チャート内で選択されたままになります。
- すべてのルート エンティティを選択解除するには、リボンの [選択] グループで [選択解除] をクリックして、[ルートの設定] をクリックします。
現在リンク チャートにはルート エンティティがないため、すべての緑色のひし形シンボルがリンク チャートから削除されます。
ヒント:
リンク チャート内のエンティティにレイアウトを適用した後で、2 つ目の分離されたツリーが存在することに気づく場合があります。 2 つ目のツリー用に別のルート エンティティを追加するには、現在のルート エンティティを選択して、別のエンティティも選択する必要があります。 Shift キーを押しながら両方のエンティティをクリックし、[ルートの設定] をクリックします。
エンティティおよびリレーションシップの移動
利用可能な選択オプションのいずれか 1 つを使用して、エンティティとリレーションシップを対話的に選択し、リンク チャート上の別の位置に移動することができます。
一般的に、「マップ上でフィーチャを選択」したり、「属性を使用してフィーチャを選択」したりするのと同じ方法で、リンク チャート上のエンティティとリレーションシップを選択できます。 デフォルトの四角形の選択ツールを使用するなど、エンティティとリレーションシップを対話的に選択する方法を決定するには、リボン上の利用可能な選択ツールを使用します。
リストの下部で、エンティティとリレーションシップを選択するだけか、選択して新しい位置に移動するかを選択できます。
- [選択] がオン - エンティティとリレーションシップを選択します。 たとえば、選択したグラフ アイテムをリンク チャートから削除することができます。 選択したグラフ アイテムを対話的に移動することはできません。
- [選択と移動] がオン - エンティティとリレーションシップを選択して、別の位置に移動します。 移動したエンティティは、リンク チャート内の選択されなかった他のエンティティに接続されたままになります。 移動したアイテムを残りのリンク チャートに接続するエンティティがストレッチされます。
リンク チャート内のエンティティとリレーションシップを選択して移動するには、次の手順に従います。
- リボン上にある [リンク チャート] タブの [選択] グループで、[選択] ドロップダウン リストをクリックします。
- リストの上部で、使用する選択ツール ([四角形] 選択ツールなど) をクリックします。
- リストの下部にある [選択と移動] をオンにします。
アクティブな選択モードがオンになり、[選択と移動] ツール を使用していることがドロップダウン リストで示されます。
- リンク チャート内の選択されていないエンティティの上にポインターを置きます。
移動するエンティティ上にオレンジ色の円が表示されます。
- リンク チャート上の新しい位置にエンティティをドラッグします。
エンティティを移動すると、接続先のリレーションシップがオレンジ色でハイライト表示されます。 選択されていないエンティティのみを個別に移動できます。
エンティティが新しい位置に配置され、そのエンティティが属しているリレーションシップを表すラインが、新しい位置に合わせて拡大/縮小されます。
- 移動するリンク チャート上の「エンティティおよびリレーションシップを、対話形式で選択」します。
- リンク チャート内の選択したエンティティの上にポインターを置きます。
選択したグラフ アイテムを移動するためにアンカー ポイントとして使用可能な選択したエンティティの上にオレンジ色の円が表示されます。 選択されたリレーションシップもオレンジ色でハイライト表示されます。
- ハイライト表示されたオレンジ色のグラフ アイテムをリンク チャート上の新しい位置にドラッグします。
選択されたすべてのグラフ アイテムが一緒に移動されます。 互いの現在位置は新しい位置でも維持されます。
グラフ アイテムが新しい位置に配置されます。 選択したエンティティを残りのリンク チャートに接続するリレーションシップを表すラインが、新しい位置に合わせて拡大/縮小されます。
オーガニック レイアウトの設定変更
オーガニック レイアウトを使用している場合、いくつかの設定によって、リンク チャート上のエンティティとリレーションシップの配置を調整できます。
ArcGIS Pro は反復処理によって、エンティティとリレーションシップをリンク チャート上のどこに配置するかを決定します。 オーガニック レイアウトで必要な計算を実行するための反復処理の回数は、妥当な時間内に良好な結果を得ることができるように最適化されます。 ただし、大きなリンク チャートでは時間がかかっても構わない場合、反復処理の回数を増やすことによって全体的な結果が向上することがあります。 [計算の限度] 設定を使用して、計算の実行に費やすことができる最大時間を指定します。 指定する値は、絶対秒数ではなく、相対時間です。
「オーガニック レイアウト」で上述したように、エンティティは互いに反発しますが、そのリレーションシップによって互いに引き寄せられもします。 デフォルトでは、オーガニック レイアウトで使用される反発半径はグラフ内のデータに基づいて自動的に計算されます。 ただし、[反発半径] 設定を手動で調整して異なる結果を得ることができます。 たとえば、コミュニティ レイアウトでは、半径サイズを増やすと、密接に関連していないコミュニティはリンク チャート上で遠く離れて配置されます。 別のケースで、オーガニック レイアウトで特定のデータ セットが円形パターンで均等に分布している場合、たとえば、反発半径を大きくしても、エンティティ間のエネルギーのバランスが取れているため、目立った効果が得られないことがあります。 反発距離を計算する際に、目標エッジ長にこの値が掛け合わされます。
地理レイアウトでは、空間位置があるエンティティはマップ上のそれぞれの地理的位置で固定されます。 空間位置がないエンティティは標準レイアウトを使用して配置されます。 引力と反発のエネルギーをリレーションシップに沿ってどのように計算するかを指定する [目標エッジ長] 設定を変更することによって、これらのエンティティの配置方法を制御することができます。 目標エッジ長を増やすと、空間位置を持たない関連エンティティは空間位置を持つエンティティから離れた位置に配置されます。 縮尺が異なるマップでは別の長さにするのが適している場合があります。
空間エンティティと関連する非空間エンティティとの間の目標距離を計算するには 2 つの方法を使用できます。 デフォルトでは [乗法性] 設定が使用され、リンク チャートで一般に使用される目標距離に特定の数が掛け合わされます。 [絶対] 設定では、目標エッジ長を 10 進経緯度で指定できます。 リンク チャートの地理的縮尺が大きい場合、小さい絶対目標値を使用します。たとえば、データが都市を表す場合、大きい数値では関連する非空間エンティティがマップ範囲の外に配置されます。
デフォルトでは、[目標エッジ長] 設定を調整するとマップが拡大または縮小します。 リンク チャート上にすべてのエンティティが常に表示されます。 マップの縮尺を変更せずに非空間エンティティの配置を変更するには、[現在の範囲を維持] オプションをオンにします。
オーガニック レイアウトの設定を変更するには、次の手順に従います。
- 「リンク チャートの現在のレイアウト」がオーガニック レイアウトであることを確認します。
- リボンの [リンク チャート] タブの [レイアウト] グループで、[設定] ボタン をクリックします。
- 次のいずれかの方法で、[計算の限度] 設定を変更します。
- スライド コントロールを左または右にドラッグします。
- テキスト ボックスに数値を入力します。
デフォルトでは、適切な計算を実行するための最大許容時間は 2 秒です。 最小値は 1 秒、最大値は 100 秒です。
- [反発半径] 設定の [自動] 切り替えボタンをクリックして自動計算をオフにし、次のいずれかの方法を使用して半径の計算方法を変更します。
- スライド コントロールを左または右にドラッグします。
- テキスト ボックスに数値を入力します。
デフォルトでは、反発半径 1 が使用されます。 最小値は 1、最大値は 99 です。
- リンク チャートの現在のレイアウトが地理レイアウトの場合、[目標エッジ長] ドロップダウン リストをクリックし、適切な距離計算方法をクリックし、以下のいずれかの方法を使用して距離の計算方法を変更します。
- スライド コントロールを左または右にドラッグします。
- テキスト ボックスに数値を入力します。
[乗法性] 方法の場合、デフォルトでは乗数 1 が使用されます。最小値は 0、最大値は 5 です。 [絶対] 方法の場合、デフォルトでは乗数 1 が使用されます。最小値は 0、最大値は 360 です。
- リンク チャートの現在のレイアウトが地理レイアウトの場合、レイアウトの設定を変更したときにマップの縮尺を維持するには、[現在の範囲を維持] をオンにします。
- [適用] をクリックします。
現在の設定に従ってエンティティがリンク チャート上に再配置されます。
注意:
レイアウトの設定をデフォルト値に戻すには、[設定] ボタン をクリックし、[リセット] をクリックし、[適用] をクリックします。 地理レイアウトを使用している場合、[リセット] をクリックしても、マップの現在の範囲を維持することに関しての選択は変更されません。
リンク チャートのテキストとシンボルのサイズを拡大/縮小
エンティティとリレーションシップ、そのラベルを利用可能なボタンを使用してリンク チャート上にシンボル表示する方法を微調整できます。 リンク チャート内のレイヤーのシンボルまたはラベルを拡大/縮小するには、次の手順に従います。
- [コンテンツ] ウィンドウで、次のオプションのいずれかを使用して、シンボルを調整するレイヤーを選択します。
- リンク チャートにあるすべてのレイヤーのシンボルを変更するには、ナレッジ グラフ レイヤーを選択するか、選択したレイヤーの選択をすべて解除します。
- シンボルを変更する特定のエンティティ タイプまたはリレーションシップ タイプの「リンク チャート レイヤー」を選択します。 この変更は、グループ化されていないエンティティとリレーションシップを視覚化する方法だけに影響します。
- シンボルを変更する特定のエンティティ タイプまたはリレーションシップ タイプの「リンク チャート集約レイヤー」を選択します。 この変更は、グループ化されたエンティティとリレーションシップを視覚化する方法だけに影響します。
- リボンの [リンク チャート] タブの [レイアウト] グループで、下に表示されているボタンのいずれかをクリックして、選択したレイヤーのシンボルを調整します。
- エンティティのポイント シンボルのサイズとリレーションシップのライン シンボルの幅を拡大するには、[シンボルの拡大] をクリックします。
- エンティティのポイント シンボルのサイズとリレーションシップのライン シンボルの幅を縮小するには、[シンボルの縮小] をクリックします。
- エンティティとリレーションシップのラベルのフォント サイズを拡大するには、[ラベルの拡大] をクリックします。
- エンティティとリレーションシップのラベルのフォント サイズを縮小するには、[ラベルの縮小] をクリックします。
リンク チャート上で選択したレイヤーのポイント シンボルが変更されます。 プロジェクトを保存して、変更を保存します。
リンク チャートにグラフィックスを追加
リンク チャート上にエンティティとリレーションシップを構築および配置すると、さらに調査が必要な対象のデータまたはアイテムの側面がわかる場合があります。 リンク チャート上で「グラフィックス レイヤーを使用」して、エンティティのグループやリレーションシップに注目が集まるように図形、テキスト、ピクチャを追加したり、今後の作業のためにメモを追加したりできます。
- [リンク チャート] タブの [レイヤー] グループで、[グラフィックス レイヤーの追加] をクリックします。
新しいグラフィックス レイヤーが、[コンテンツ] ウィンドウに表示されます。
- グラフィックス レイヤーが作成されたら、[グラフィックス] タブをクリックします。 [挿入] グループでギャラリーを使用し、「新しいグラフィックス エレメントを挿入」します。