テーブル フレームの追加および変更

テーブル フレームは、ページ上のテーブルのコンテナーです。 テーブル フレームは、プロジェクト内の任意のマップまたはシーンのフィーチャ テーブルを参照することができます。 テーブルのフィールドを、いつでもテーブル フレームに対して追加または削除することができ、テーブル フレームがレイアウト上で自動的に更新されます。 フレーム全体に対して、または [コンテンツ] ウィンドウで選択した個々のフィールドに対して、書式設定を変更することができます。

テーブル フレームは、テーブルのすべてのレコードを表示する静的な設定、またはマップ フレーム範囲が変更されるたびに更新し、マップ範囲に表示できるレコードのみを表示する動的な設定のいずれかを選択できます。 テーブルの動作は、設定されたクエリによって決定されます。

テーブル フレームの挿入

テーブル フレームを挿入するには、次の手順を実行します。

  1. マップ フレームを含むレイアウトを開きます。

    テーブル フレームでは、レイアウト上のマップ フレーム内に存在するデータのみを指定できます。 マップ フレームがない場合、テーブル フレームは空白になります。

  2. [コンテンツ] ウィンドウで、使用するレイヤーを選択してテーブルを作成します。
  3. [挿入] タブの [地図整飾] グループで、[テーブル フレーム] をクリックします。

    ボタンの上半分をクリックすると、現在のデフォルトのテーブル スタイル アイテムが挿入されます。 ボタンの下半分をクリックすると、テーブル フレームのスタイル アイテムのギャラリーから選択できます。

  4. レイアウト上で四角形を描画して、テーブル フレームの境界を定義します。

表示フィールド

デフォルトでは、テーブルの最初の 10 件のフィールドが表示されます。 テーブル フレームをレイアウトに追加すると、フィールドを追加、削除、並べ替え、またはオン/オフすることができます。 テーブルにすべてのフィールドを表示する十分なスペースが存在しない場合、フィールドはテーブルから削除され、アイコン Overflow が表示されます。 テーブルのサイズを変更するか、すべてのフィールドが表示されるよう調整ルールを変更すると、シンボルは表示されなくなります。

各フィールドの表示設定が適用されます。 期待するフィールドが表示されない場合、[コンテンツ] ウィンドウでフィールドの表示設定を確認します。 必要に応じて、チェックボックスをオンにして表示設定を切り替えます。

フィールドの追加

テーブル フレームにフィールドを追加するには、次の手順を実行します。

  1. [コンテンツ] ウィンドウで、テーブル フレームを右クリックして、[フィールドの追加] をクリックします。
  2. メニューからフィールドを選択します。
  3. 必要に応じてテーブル フレーム内のフィールドの順序を変更するには、[コンテンツ] ウィンドウでテーブル フレームを展開し、フィールドを目的の位置にドラッグします。

フィールドの編集

テーブル フレーム フィールドは、フィールド ビューに設定されている書式設定 (エイリアス、有効桁数など) を使用します。 このビューのフィールドを編集するには、次の手順に従います。

  1. テーブル フレームを右クリックして、[開く] をクリックします。
  2. [テーブル] タブの [フィールド] グループにある [フィールド] をクリックします。
  3. 適切な変更を行います。

詳細については、「テーブル フレーム フィールドの追加および変更」をご参照ください。

テーブル フレームの変更

テーブル フレームを変更するには、[コンテンツ] ウィンドウでテーブル フレームを選択し、リボンにある [テーブル フレーム] タブをクリックします。 ここで、テキスト シンボルおよびそのサイズと位置を変更できます。 [エレメント] ウィンドウのその他のオプションを使用するには、[コンテンツ] ウィンドウでテーブル フレームを右クリックして、[プロパティ] を選択します。 個々のフィールドを変更するには、「テーブル フレーム フィールドの追加および変更」をご参照ください。

テーブル フレームを変更した後、それをスタイルに保存できるので、今後のプロジェクトで書式設定をやり直すことなく使用できます。 保存したテーブル スタイル アイテムを選択したテーブルに適用するには、[テーブル フレーム] タブの [テーブル フレーム ギャラリー] Table frame gallery ドロップダウンから選択します。

オプション

[エレメント] ウィンドウの [オプション] の下で、以下を設定できます。

  • [名前] - [コンテンツ] ウィンドウに表示されるテーブルの名前を変更します。
  • [表示] - レイアウトでのテーブルの表示/非表示を切り替えます。
  • [ロック] - レイアウトで選択できないようにするため、テーブルをロックします。
  • [マップ フレーム] - テーブル フレームが参照するレイヤーまたはスタンドアロン テーブルを含むマップ フレームを選択します。 この値を変更すると、[テーブル] コンボ ボックスは自動的にマップ内の最初のスタンドアロン テーブルに更新されます。スタンドアロン テーブルが存在しない場合は、最初のレイヤーに更新されます。
  • [テーブル] - テーブル フレームが参照するレイヤー テーブルまたはスタンドアロン テーブルを選択します。
  • [クエリ] - 表示するデータ行を選択します。 すべての行を表示するか、マップ フレーム範囲内に表示できるフィーチャの行のみを表示することができ、レイアウトに空間マップ シリーズが含まれている場合は、インデックス フィーチャごとに単一の行を表示することもできます。
  • [フィルター] - SQL クエリを適用してテーブル データをさらにフィルターします。 設定されているクエリに加えてフィルターが適用されます。
  • [フィールド] - フィールドの表示設定およびすべてのフィールドの表示プロパティを変更します。 詳細については、「テーブル フレーム フィールドの追加および変更」をご参照ください。

注意:

スタンドアロン テーブルの場合、スタンドアロン テーブルはマップ範囲に表示されないため、使用可能なクエリ オプションは [すべての行] のみです。

テーブル フレームの配置

テーブル フレーム内のフィールドの配置を変更することもできます。

調整ルール

デフォルトでは、フィールドはフレーム全体に表示されます。 テーブル フレームのサイズを変更すると、フィールドが拡大または圧縮され、フィールドを追加または削除すると、テーブル フレームが拡大または圧縮されます。 次の調整オプションは、テーブルおよびその項目の振舞いを変更します。

  • [フォント サイズの調整] - 自動的にフォント サイズを縮小するかフレームの列数を増やすことで、フレームに適合するようにテーブルを調整します。 最小フォント サイズとフレームの最大列数を設定できます。アプリケーションは必要に応じて、フォント サイズを最小サイズまで縮小するか、フレームの列数を最大値まで増やします。
  • [フレーム列の調整] - 自動的に行を複数のフレーム列にフローして、フレームに適合するようにテーブルを調整します。
  • [フレーム列とフォント サイズの調整] - 自動的に行を複数のフレーム列にフローし、フォント サイズを縮小して、フレームに適合するようにテーブルを調整します。 最小フォント サイズを設定できます。アプリケーションは必要に応じて、最小サイズまでフォント サイズを縮小します。

さらに、調整ルールの [列の調整] オプションをオンにすると、すべてのテーブルの列がほぼ同じ長さになります。 これにより、すべての列がテーブル フレームの長さより小さくなる可能性があります。 このオプションをオフにすると、1 つの列が完全に埋められてから新しい列が追加されます。 これにより、最後の列は他の列より小さくなる可能性があります。

注意:

調整ルールを終了したときに列がフィットしない場合は、フィールド全体がテーブル フレームから削除されます。 たとえば、テーブル フレームの項目に 15 件のレコードが含まれているが、10 件のフィールドのみがフィットする場合、そのフィールド全体が削除されます。 これが発生する場合、リスト内の別のフィールドがフィットする場合でも、項目をテーブル フレームに追加することはできません。 テーブル フレーム内の項目を並べ替える場合、このことに注意してください。 項目がテーブル フレームから削除されると、オーバーフローのシンボル Overflow が表示されます。

フィールドをフレームに収めるときに、調整ルールとして [フレーム列の調整] が選択されていない限り、個々のフィールドの列設定が適用されます。 [フレーム列の調整] が選択されている場合、フィールドの列設定は無効になり、テーブル フレームの高さに収まる限り、新しい列が作成されます。

[フォント サイズの調整] が選択されている場合、最小フォント サイズに達するまで、テーブルにより多くの項目が入るようにテーブルのコンテンツが圧縮されます。 フィールドがこのフォント サイズに達すると、テーブルは中に収まらないフィールドを表示しなくなります。

フォント サイズを調整する調整ルールには、[最小フォント サイズ] 閾値を指定するオプションが含まれています。そのため、テーブル フレームが調整されても、フォント サイズは、指定したサイズよりも小さくなりません。

並べ替え

並べ替えは、データをアルファベット順または特定の順序で整理する効率的な手段であり、データを良く理解するのに役立ちます。 最大値と最小値や、テーブル内の重要度の最も高いフィーチャと最も低いフィーチャを検出できます。 列の値を昇順に並べ替えると、値は A から Z または 1 から 10 の順に並びます。 降順では、列の値が Z から A または 10 から 1 の順に並びます。 フィールドを追加して並べ替えるには、[追加] ボタン 追加 をクリックします。 テーブルの並べ替えダイアログ ボックスで複数のフィールドを使用して対話的に並べ替えることができます。これによって、複数の列を簡単に並べ替えることができます。 複数のフィールドに基づいて並べ替えたり、テーブルの現在の並べ替え順序をクリアしたり、大文字小文字を区別して並べ替える場合は、ユーザー設定の並べ替えボックスを使用します。

間隔

ギャップを使用して、テーブル フレーム エレメント間の縦軸間隔と横軸間隔を指定できます。 ポイント値を変更して、次のオプションを調整できます。

  • [フレーム列] - 各列間のギャップ
  • [見出しと行] - 見出しと行間の縦軸方向のギャップ
  • [テキストと枠線 (横軸方向)] - テキストの横軸方向の余白
  • [テキストと枠線 (縦軸方向)] - テキストの縦軸方向の余白

表示

テーブル、テーブルのフレーム、見出し、行、およびフィールドも、個別にシンボル表示することができます。 次のオプションを使用して、自分の仕様に合わせて、各枠線、背景、および影の形式を設定することができます。

  • [テーブル フレーム] - フレームの枠線、背景、および影のシンボルを修正することができ、必要に応じてそれらの角を丸めることができます。 X と Y のギャップを使用して、エレメント間の縦軸間隔と横軸間隔を指定できます。
  • [テーブル] - テーブル内のすべてのテキスト、各セルの周囲のすべての枠線、および列フレームの周囲の枠線に対して、テキスト シンボルを指定できます。
  • [見出し] - すべての見出しに対して、枠線の追加、下線シンボルの追加または変更、およびの背景の追加または変更を行います。
  • [行] - 各行の周囲の枠線を設定します。 テーブルの読み取りを効果的にするために、背景 1 および 2 を使用して背景色を交互に入れ替えることができます。
  • [フィールド] - フィールドの表示設定および複数のフィールドの表示プロパティを変更します。 詳細については、「テーブル フレーム フィールドの追加および変更」をご参照ください。

注意:

テーブル フレーム内の個別のセルを書式設定することはできません。 特定のセル値をハイライト表示するには、テーブル外でのダイナミック テキストの使用を検討してください。

配置

幅、高さ、X と Y の位置、および回転を調整することによって、テーブル フレームのサイズおよび位置を変更できます。 選択したエレメントのサイズを変更するときに縦横比を維持するには、リンク ボタンをクリックします。

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