Workflow Manager のライセンスで利用可能。
ジョブ タイプを使用すると、作業とプロセスを分類できます。 どのジョブもそれぞれに異なりますが、ほとんどの場合は共通項があり、これを使用して類似する作業をグループ分けし、標準を作成することができます。 これにより、管理される作業単位ごとのテンプレートが組織に提供され、作業の作成と実行がさらに効率化されます。
ArcGIS Workflow Manager (Classic) では、各ジョブが同じワークフローに従うため、メトリクスをクエリできます。
ワークフローを標準化すると、組織はタスクをより効率的に完了できるようになります。 すべてのジョブがいくつかの個別タイプに合理化されると、自動化できるコンポーネントやタスクを抽出することも可能になります。
ジョブ タイプの基本プロパティ
すべてのジョブ タイプには基本的な説明情報があります。 これらのプロパティの一部は、ユーザーに公開されています。 いくつかのプロパティを使用することで、ジョブ タイプをさらに効率的に整理できます。
すべてのジョブ タイプの基本プロパティを以下に示します。
- [ジョブ タイプ名] - システムに新しいジョブを作成すると、システム内で構成されており、アクセスできるジョブ タイプの名前が表示されます。
- [ジョブ タイプ ID] - この値は、ジョブ タイプの作成時に自動的に入力されます。 クエリ、カスタム ステップ、独自のカスタム開発向けに、この値を把握しておくと便利です。
- [カテゴリ] - 整理するために、カテゴリを指定できます。 ジョブ タイプは、ArcGIS Workflow Manager (Classic) Administrator のジョブ タイプ リストのこの値をもとにグループ化されます。
- [説明] - ジョブ タイプの説明。
- [状態] - [ジョブの作成] ダイアログ ボックスには、アクティブなジョブ タイプのみが表示されます。 他に、「ドラフト」と「廃止」の状態があります。
- [ワークフロー] - ジョブ タイプを作成したときに、そのタイプのすべてのジョブに割り当てられるワークフロー。 [ジョブ作成時にワークフローを自動実行] チェックボックスをオンにすると、このタイプのジョブが作成されたときに、自動実行するよう設定されたすべてのワークフロー ステップが実行されます。
ジョブ タイプの高度なプロパティ
ジョブ (複数可) を作成したときに、自動的に実行できます。 このプロパティは、ジョブ タイプの作成時に設定され、他のすべてのジョブ タイプ プロパティと同様、作成されたジョブによって継承されます。 この処理が正常に行われるようにするには、ワークフロー内のステップ プロパティを使用します。
ワークフローを定義する際、ステップの [このステップに達したら自動的に実行] オプションを有効にします。 ジョブは、ワークフロー内でこのプロパティがオンになったすべてのステップを実行します。 所定のステップでジョブの実行を停止し、前のステップの結果を確認する場合は、ステップのプロパティをオフにしておきます。
ジョブ タイプのクローン化
一部のジョブ タイプのプロパティは、他のジョブ タイプでも再利用可能です。 ArcGIS Pro の Workflow Manager (Classic) Administrator でジョブ タイプを右クリックしたときに表示される、[ジョブ タイプのクローン作成] メニュー オプションを使用します。
[ジョブ タイプのコピー] ダイアログ ボックスでは、対象地域ベースマップ、テンプレート マップ ドキュメント、ワークフロー、拡張/リンク プロパティ、デフォルトのジョブ タイプ プロパティをコピーできます。