ラベル | 説明 | データ タイプ |
入力 3D 地球統計レイヤー | 多変量ラスター データセットにエクスポートされるモデルを表す 3D 地球統計レイヤー。 | Geostatistical Layer |
出力多次元ラスター データセット | 地球統計モデルをエクスポートした結果を含む出力ラスター データセット。 出力はクラウド ラスター形式ファイル (*.crf) として保存する必要があります。 | Raster Dataset |
セル サイズ (オプション) | 出力多次元ラスターのセル サイズ。 | Analysis Cell Size |
明示的な高さ値を入力 (オプション) | 高さを明示的なリストとして入力するか、反復子を使用するかを指定します。 各高さは、出力多次元ラスターのディメンションで表されます。
| Boolean |
最小高さ (オプション) | 反復処理を開始するために使用される最小高さ。 | Double |
最大高さ (オプション) | 反復処理を停止するために使用される最大高さ。 | Double |
高さ間隔 (オプション) | 各反復での高さの増分値。 | Double |
高さ値 (オプション) | エクスポートする高さ値。 | Double |
高さ単位 (オプション) | 高さ値の計測単位を指定します。
| String |
出力タイプ (オプション) | 出力多次元ラスターの主な出力タイプを指定します。 [追加出力タイプ] パラメーターを使用して、出力多次元ラスターに追加の変数を指定できます。 詳細については、「内挿モデルが生成できる出力サーフェスのタイプ」をご参照ください。
| String |
分位値または確率値の閾値 (オプション) | [出力タイプ] が [分位] に設定されている場合、このパラメーターを使用して要求された分位を入力します。 [出力タイプ] が [確率] に設定されている場合、このパラメーターを使用して要求された閾値を入力すると、閾値を超える確率が計算されます。 この値を 1 から引くと、閾値を超えない確率が求められます。 | Double |
追加出力タイプ (オプション) | 追加出力タイプごとに、出力タイプと分位値または確率値を指定します。 複数の出力タイプが指定されている場合、出力ラスターは出力タイプごとに異なる変数を含む多変量ラスター データセットになります。 詳細については、「内挿モデルが生成できる出力サーフェスのタイプ」をご参照ください。 | Value Table |
多次元転置の構築 (オプション) | 出力多次元ラスター上に多次元の転置を構築するかどうかを指定します。
| Boolean |
Geostatistical Analyst のライセンスで利用可能。
サマリー
[経験ベイズ クリギング 3D (Empirical Bayesian Kriging 3D)] ツールを使用して作成した 3D 地球統計レイヤーを、多次元クラウド ラスター形式 (*.crf ファイル) のラスター データセットにエクスポートします。 Image Analyst ツールボックスの多次元解析ツールセット内のツールは、多次元ラスターを直接操作することを目的に設計され、データの 3D 特性を識別できます。
3D 地球統計レイヤーには、連続して実行された 3D 内挿の結果が格納され、指定の高さで 2D 水平スライスとして表示されます。 レンジ スライダーを使用して現在の高さを変更でき、新しい高さの推定値を使用してレイヤーの計算とレンダリングが実行されます。 内挿された推定のラスターは、[地球統計レイヤー → ラスター (GA Layer To Rasters)] ツールを使用して任意の高さで抽出できます。 [地球統計レイヤー 3D → 多次元ラスター (GA Layer 3D To Multidimensional Raster)] ツールでは、ラスターを複数の高さで抽出する処理が自動化され、これらのラスターが多次元ラスターとして格納されます。
使用法
[入力 3D 地球統計レイヤー] は、経験ベイズ クリギング 3D を使用して作成する必要があります。
次のいずれかの方法で、目的の高さを指定できます。
- 反復子を使用して高さ値を指定する - [明示的な高さ値を入力] パラメーターをオフのままにして、[最小高さ]、[最大高さ]、および [高さ間隔] パラメーターに値を指定します。 反復処理は最小高さから開始され、最大高さまで指定した間隔で増加します。 たとえば、最小高さを 0、最大高さを 100、間隔を 20 に指定した場合、6 つの高さ (0、20、40、60、80、100) が出力されます。
- 明示的な高さ値を入力する- [明示的な高さ値を入力] パラメーターをオンにして、[高さ値] パラメーターに目的の高さを指定します。
指定した [高さ間隔] によって高さ範囲 ([最大高さ] から [最小高さ] を引いた値) が均等に分割されない場合、最大高さを超える高さが 1 つ使用されます。 たとえば、最小高さを 10、最大高さを 80、高さ間隔を 20 に指定した場合、5 つの高さ (10、30、50、70、90) が出力されます。
[出力多次元ラスター データセット] パラメーターのデフォルトのラスター セル サイズは、X ディメンションまたは Y ディメンションの出力範囲 (どちらか小さい方) を 100 で割った値になります。 デフォルトの高さスライス数は 10 です。これにより、XY 座標精度が Z 座標精度の 10 倍以上となる多次元ラスターが作成されます。 特に、3 次元すべてでほぼ同じ座標精度が必要な場合は、これらの値を検討する必要があります。 セル サイズを大きくするか、高さスライス数を増やすと、すべての次元で同じ座標精度に近い出力が生成されます。
ツールの実行時間は、必要な推定値の総数にほぼ比例し、各高さのラスター セルごとに推定値を計算する必要があります。 デフォルトでは、ツールの実行時間は、[地球統計レイヤー → ラスター (GA Layer To Rasters)] ツールのデフォルト オプションを使用して単一の高さスライスをエクスポートするよりも約 60% 長くなります。 複数の出力タイプを同時に推定できるため、[追加出力タイプ] を含めても、実行時間は大幅には増加しません。
[追加出力タイプ] が指定されている場合、出力ラスターは出力タイプごとに異なる変数を含む多変量多次元ラスター データセットになります。
多次元ラスターで転置が構築されると、Image Analyst ツールボックスの多次元解析ツールセット内のすべてのツールでパフォーマンスが向上します。 [多次元転置の構築 (Build multidimensional transpose)] パラメーターを使用して自動的に転置を構築することもできますが、ツールの実行時間が長くなります。 また、[多次元転置の構築 (Build Multidimensional Transpose)] ツールを使用して、後で転置を構築することもできます。
パラメーター
arcpy.ga.GALayer3DToMultidimensionalRaster(in_3d_geostat_layer, out_multidimensional_raster, {cell_size}, {explicit_only}, {min_elev}, {max_elev}, {elev_interval}, {elev_values}, {elev_units}, {output_type}, {quantile_probability_value}, {additional_outputs}, {build_transpose})
名前 | 説明 | データ タイプ |
in_3d_geostat_layer | 多変量ラスター データセットにエクスポートされるモデルを表す 3D 地球統計レイヤー。 | Geostatistical Layer |
out_multidimensional_raster | 地球統計モデルをエクスポートした結果を含む出力ラスター データセット。 出力はクラウド ラスター形式ファイル (*.crf) として保存する必要があります。 | Raster Dataset |
cell_size (オプション) | 出力多次元ラスターのセル サイズ。 | Analysis Cell Size |
explicit_only (オプション) | 高さを明示的なリストとして入力するか、反復子を使用するかを指定します。
| Boolean |
min_elev (オプション) | 反復処理を開始するために使用される最小高さ。 | Double |
max_elev (オプション) | 反復処理を停止するために使用される最大高さ。 | Double |
elev_interval (オプション) | 各反復での高さの増分値。 | Double |
elev_values [elev_values,...] (オプション) | エクスポートする高さ値。 | Double |
elev_units (オプション) | 高さ値の計測単位を指定します。
| String |
output_type (オプション) | 出力多次元ラスターの主な出力タイプを指定します。 [追加出力タイプ] パラメーターを使用して、出力多次元ラスターに追加の変数を指定できます。 詳細については、「内挿モデルが生成できる出力サーフェスのタイプ」をご参照ください。
| String |
quantile_probability_value (オプション) | [出力タイプ] が [分位] に設定されている場合、このパラメーターを使用して要求された分位を入力します。 [出力タイプ] が [確率] に設定されている場合、このパラメーターを使用して要求された閾値を入力すると、閾値を超える確率が計算されます。 この値を 1 から引くと、閾値を超えない確率が求められます。 | Double |
additional_outputs [[output_type, quantile_probability_value],...] (オプション) | 追加出力タイプごとに、出力タイプと分位値または確率値を指定します。 複数の出力タイプが指定されている場合、出力ラスターは出力タイプごとに異なる変数を含む多変量ラスター データセットになります。 詳細については、「内挿モデルが生成できる出力サーフェスのタイプ」をご参照ください。 | Value Table |
build_transpose (オプション) | 出力多次元ラスター上に多次元の転置を構築するかどうかを指定します。
| Boolean |
コードのサンプル
3D ポイントを内挿し、出力を多変量ラスターに変換します。
import arcpy
arcpy.ga.EmpiricalBayesianKriging3D("my3DLayer", "Shape.Z", "myValueField", "my3DGALayer")
arcpy.ga.GALayer3DToMultivariateRaster("my3DGALayer", r"C:\\gapydata\\outputMDRD.crf", 1000,
"NO_EXPLICIT_VALUES", 0, 500, 50, "","METERS",
"PREDICTION", "", [["PREDICTION_STANDARD_ERROR",""]],
"BUILD_TRANSPOSE")
3D ポイントを内挿し、出力を複数の出力タイプおよび転置を含む多変量ラスターに変換します。
# Name: GALayer3DToMDR_Example_02.py
# Description: Interpolates 3D points and exports to a multidimensional raster dataset.
# Requirements: Geostatistical Analyst Extension
# Author: Esri
# Import system modules
import arcpy
# Set local variables
in3DPoints = "C:/gapyexamples/input/my3DPoints.shp"
elevationField = "Shape.Z"
valueField = "myValueField"
outGALayer = "myGALayer"
# Check out the ArcGIS Geostatistical Analyst extension license
arcpy.CheckOutExtension("GeoStats")
# Execute Empirical Bayesian Kriging 3D
arcpy.ga.EmpiricalBayesianKriging3D(in3DPoints, elevationField, valueField, outGALayer)
# Export predictions and standard errors to multidimensional raster with tranposes.
# Set up variables
outMDRaster = r"C:\\gapydata\\outputMDRD.crf"
explicitVals = "NO_EXPLICIT_VALUES"
cell_size = 1000
min_elev = 0
max_elev = 500
elev_interval = 50
elev_list = ""
elev_units = "METERS"
out_type = "PREDICTION"
quan_value = ""
add_outputs = [["PREDICTION_STANDARD_ERROR",""]]
transpose = "BUILD_TRANSPOSE"
# Additionally output prediction standard errors.
arcpy.ga.GALayer3DToMultivariateRaster(outGALayer, outMDRaster, cell_size, explicitVals,
min_elev, max_elev, elev_interval, elev_list,
elev_units, out_type, quan_value, add_outputs,
transpose)
ライセンス情報
- Basic: 次のものが必要 Geostatistical Analyst
- Standard: 次のものが必要 Geostatistical Analyst
- Advanced: 次のものが必要 Geostatistical Analyst