放射基底関数 (Radial Basis Functions) (Geostatistical Analyst)

Geostatistical Analyst のライセンスで利用可能。

サマリー

5 つの基底関数のいずれかを使用して、入力ポイントを正確に通過するサーフェスを内挿します。

放射基底関数の詳細

使用法

  • 滑らかな検索近傍は、逆多重二乗関数でのみ使用できます。

  • 逆多重二乗関数を除くすべての方法では、このパラメーター値が高いほど、サーフェスがより滑らかになります。 逆多重二乗関数では、この逆のことが当てはまります。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力フィーチャ

内挿する Z 値を含む入力ポイント フィーチャ。

Feature Layer
Z 値フィールド

各ポイントの高さまたは大きさの値を保持するフィールド。 これは数値フィールドまたは、入力フィーチャが Z 値または M 値を含む場合は Shape フィールドです。

Field
出力地球統計レイヤー
(オプション)

地球統計レイヤーが生成されます。 このレイヤーは、出力ラスターが要求されていない場合にのみ必須の出力です。

Geostatistical Layer
出力ラスター
(オプション)

出力ラスター。 このラスターは、出力地球統計レイヤーが要求されていない場合にのみ必須の出力です。

Raster Dataset
出力セル サイズ
(オプション)

作成する出力ラスターのセル サイズ。

この値は、[環境][セル サイズ] パラメーターで明示的に設定できます。

設定されていない場合、入力空間参照において、入力ポイント フィーチャの範囲の幅または高さ (どちらか短い方) を 250 で割った値になります。

Analysis Cell Size
検索近傍
(オプション)

出力の制御に使用する周辺のポイントを定義します。 標準がデフォルトです。

標準

  • [長軸] - 近傍検索の長軸の値。
  • [短軸] - 近傍検索の短軸の値。
  • [角度] - 変動ウィンドウの軸 (円) または長軸 (楕円) の回転角度。
  • [最大近傍数] - 未知の位置の値を推定する際に使用される最大近傍数。
  • [最小近傍数] - 未知の位置の値を推定する際に使用される最小近傍数。
  • [セクター タイプ] - 近傍のジオメトリ。
    • [1 セクター] - 単一の楕円。
    • [4 セクター] - 4 つのセクターに分割された楕円。
    • [4 セクター (回転)] - 4 つのセクターに分割され、45 度回転した楕円。
    • [8 セクター] - 8 つのセクターに分割された楕円。

標準円形

  • [半径] - 検索円の半径の長さ。
  • [角度] - 変動ウィンドウの軸 (円) または長軸 (楕円) の回転角度。
  • [最大近傍数] - 未知の位置の値を推定する際に使用される最大近傍数。
  • [最小近傍数] - 未知の位置の値を推定する際に使用される最小近傍数。
  • [セクター タイプ] - 近傍のジオメトリ。
    • [1 セクター] - 単一の楕円。
    • [4 セクター] - 4 つのセクターに分割された楕円。
    • [4 セクター (回転)] - 4 つのセクターに分割され、45 度回転した楕円。
    • [8 セクター] - 8 つのセクターに分割された楕円。
Geostatistical Search Neighborhood
放射基底関数
(オプション)

5 つの放射基底関数が用意されています。

  • Thin Plate スプラインThin Plate スプライン関数
  • テンション スプラインテンション スプライン関数
  • 完全に正規化されたスプライン完全に正規化されたスプライン関数
  • 多重二乗多重二乗スプライン関数
  • 逆多重二乗逆多重二乗スプライン関数
String
スモール スケール パラメーター
(オプション)

移動ウィンドウ内に存在するポイントに割り当てる加重の計算に使用されます。 各放射基底関数には、サーフェスの小規模な変化の度合いを制御するパラメーターがあります。 RMS 推定誤差 (RMSPE) を最小化する値を求めることで、(最適) パラメーターを決定します。

Double

arcpy.ga.RadialBasisFunctions(in_features, z_field, {out_ga_layer}, {out_raster}, {cell_size}, {search_neighborhood}, {radial_basis_functions}, {small_scale_parameter})
名前説明データ タイプ
in_features

内挿する Z 値を含む入力ポイント フィーチャ。

Feature Layer
z_field

各ポイントの高さまたは大きさの値を保持するフィールド。 これは数値フィールドまたは、入力フィーチャが Z 値または M 値を含む場合は Shape フィールドです。

Field
out_ga_layer
(オプション)

地球統計レイヤーが生成されます。 このレイヤーは、出力ラスターが要求されていない場合にのみ必須の出力です。

Geostatistical Layer
out_raster
(オプション)

出力ラスター。 このラスターは、出力地球統計レイヤーが要求されていない場合にのみ必須の出力です。

Raster Dataset
cell_size
(オプション)

作成する出力ラスターのセル サイズ。

この値は、[環境][セル サイズ] パラメーターで明示的に設定できます。

設定されていない場合、入力空間参照において、入力ポイント フィーチャの範囲の幅または高さ (どちらか短い方) を 250 で割った値になります。

Analysis Cell Size
search_neighborhood
(オプション)

出力の制御に使用する周辺のポイントを定義します。 標準がデフォルトです。

検索近傍クラスには、SearchNeighborhoodStandardSearchNeighborhoodStandardCircular があります。

標準

  • majorSemiaxis - 近傍検索の長軸の値。
  • minorSemiaxis - 近傍検索の短軸の値。
  • angle - 変動ウィンドウの軸 (円) または長軸 (楕円) の回転角度。
  • nbrMax - 未知の位置の値を推定する際に使用される最大近傍数。
  • nbrMin - 未知の位置の値を推定する際に使用される最小近傍数。
  • sectorType - 近傍のジオメトリ。
    • ONE_SECTOR - 単一の楕円。
    • FOUR_SECTORS - 4 つのセクターに分割された楕円。
    • FOUR_SECTORS_SHIFTED - 4 つのセクターに分割され、45 度回転した楕円。
    • EIGHT_SECTORS - 8 つのセクターに分割された楕円。

標準円形

  • radius - 検索円の半径の長さ。
  • [角度] - 変動ウィンドウの軸 (円) または長軸 (楕円) の回転角度。
  • nbrMax - 未知の位置の値を推定する際に使用される最大近傍数。
  • nbrMin - 未知の位置の値を推定する際に使用される最小近傍数。
  • sectorType - 近傍のジオメトリ。
    • ONE_SECTOR - 単一の楕円。
    • FOUR_SECTORS - 4 つのセクターに分割された楕円。
    • FOUR_SECTORS_SHIFTED - 4 つのセクターに分割され、45 度回転した楕円。
    • EIGHT_SECTORS - 8 つのセクターに分割された楕円。
Geostatistical Search Neighborhood
radial_basis_functions
(オプション)

5 つの放射基底関数が用意されています。

  • THIN_PLATE_SPLINEThin Plate スプライン関数
  • SPLINE_WITH_TENSIONテンション スプライン関数
  • COMPLETELY_REGULARIZED_SPLINE完全に正規化されたスプライン関数
  • MULTIQUADRIC_FUNCTION多重二乗スプライン関数
  • INVERSE_MULTIQUADRIC_FUNCTION逆多重二乗スプライン関数
String
small_scale_parameter
(オプション)

移動ウィンドウ内に存在するポイントに割り当てる加重の計算に使用されます。 各放射基底関数には、サーフェスの小規模な変化の度合いを制御するパラメーターがあります。 RMS 推定誤差 (RMSPE) を最小化する値を求めることで、(最適) パラメーターを決定します。

Double

コードのサンプル

RadialBasisFunctions の例 1 (Python ウィンドウ)

ポイント フィーチャを四角形ラスターに内挿します。

import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/gapyexamples/data"
arcpy.RadialBasisFunctions_ga(
    "ca_ozone_pts", "OZONE", "outRBF", "C:/gapyexamples/output/rbfout", "2000", 
    arcpy.SearchNeighborhoodStandard(300000, 300000, 0, 15, 10, "ONE_SECTOR"),
    "THIN_PLATE_SPLINE", "")
RadialBasisFunctions の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

ポイント フィーチャを四角形ラスターに内挿します。

# Name: RadialBasisFunctions_Example_02.py
# Description: RBF methods are a series of exact interpolation techniques;
#              that is, the surface must go through each measured sample value.
# Requirements: Geostatistical Analyst Extension

# Import system modules
import arcpy

# Set environment settings
arcpy.env.workspace = "C:/gapyexamples/data"

# Set local variables
inPointFeatures = "ca_ozone_pts.shp"
zField = "OZONE"
outLayer = "outRBF"
outRaster = "C:/gapyexamples/output/rbfout"
cellSize = 2000.0
rbf = "THIN_PLATE_SPLINE"
smallscaleParam = ""

# Set variables for search neighborhood
majSemiaxis = 300000
minSemiaxis = 300000
angle = 0
maxNeighbors = 15
minNeighbors = 10
sectorType = "ONE_SECTOR"
searchNeighbourhood = arcpy.SearchNeighborhoodStandard(majSemiaxis, minSemiaxis, 
                                                       angle, maxNeighbors, 
                                                       minNeighbors, sectorType)

# Execute RadialBasisFunctions
arcpy.RadialBasisFunctions_ga(inPointFeatures, zField, outLayer, outRaster, 
                              cellSize, searchNeighbourhood, rbf, smallscaleParam)

ライセンス情報

  • Basic: 次のものが必要 Geostatistical Analyst
  • Standard: 次のものが必要 Geostatistical Analyst
  • Advanced: 次のものが必要 Geostatistical Analyst

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