カラー合成の作成 (Create Color Composite) (Image Analyst)

サマリー

マルチバンド ラスター データセットから 3 バンド ラスター データセットを作成します。

使用法

• バンド演算アルゴリズムを定義する際、式ごとに単一行の代数式を入力して、マルチバンド出力を作成できます。 サポートされる演算子は、単項、加算 (+)、減算 (-)、乗算 (*)、除算 (/) です。

• 式にバンド ID を使用する場合は、バンド番号に B または b の接頭辞を付加してバンドを指定します。

• 二重偏波の合成開口レーダー (SAR) に使用する一般的なバンドの組み合わせは、リニア単位では赤が VV、緑が VH、青が VV/VH です。 入力データがデシベル単位の場合は、バンドの組み合わせを赤が VV、緑が VH、青が VV-VH とする必要があります。

パラメーター

ダイアログ

ラベル	説明	データ タイプ
入力ラスター	入力マルチバンド ラスター データ。	Raster Dataset; Raster Layer
出力ラスター	出力される 3 バンド コンポジット ラスター。	Raster Dataset
方法	バンドの抽出に使用する方法を指定します。 バンド名—電磁スペクトルの波長間隔を表すバンド名 (赤、近赤外、熱赤外など) または偏波 (VH、VV、HH、HV など) が使用されます。 これがデフォルトです。 バンド ID—バンド番号 (B1、B2、B3 など) が使用されます。	String
赤の式	最初のバンドに割り当てられる計算。 バンド名、バンド ID、またはバンドを使用する代数演算式。 サポートされる演算子は、単項、加算 (+)、減算 (-)、乗算 (*)、除算 (/) です。。	String
緑の式	2 つ目のバンドに割り当てられる計算。 バンド名、バンド ID、またはバンドを使用する代数演算式。 サポートされる演算子は、単項、加算 (+)、減算 (-)、乗算 (*)、除算 (/) です。。	String
青の式	3 つ目のバンドに割り当てられる計算。 バンド名、バンド ID、またはバンドを使用する代数演算式。 サポートされる演算子は、単項、加算 (+)、減算 (-)、乗算 (*)、除算 (/) です。。	String

Python

CreateColorComposite(in_raster, out_raster, method, red_expression, green_expression, blue_expression)

名前	説明	データ タイプ
in_raster	入力マルチバンド ラスター データ。	Raster Dataset; Raster Layer
out_raster	出力される 3 バンド コンポジット ラスター。	Raster Dataset
method	バンドの抽出に使用する方法を指定します。 BAND_NAMES—電磁スペクトルの波長間隔を表すバンド名 (赤、近赤外、熱赤外など) または偏波 (VH、VV、HH、HV など) が使用されます。 これがデフォルトです。 BAND_IDS—バンド番号 (B1、B2、B3 など) が使用されます。	String
red_expression	最初のバンドに割り当てられる計算。 バンド名、バンド ID、またはバンドを使用する代数演算式。 サポートされる演算子は、単項、加算 (+)、減算 (-)、乗算 (*)、除算 (/) です。。	String
green_expression	2 つ目のバンドに割り当てられる計算。 バンド名、バンド ID、またはバンドを使用する代数演算式。 サポートされる演算子は、単項、加算 (+)、減算 (-)、乗算 (*)、除算 (/) です。。	String
blue_expression	3 つ目のバンドに割り当てられる計算。 バンド名、バンド ID、またはバンドを使用する代数演算式。 サポートされる演算子は、単項、加算 (+)、減算 (-)、乗算 (*)、除算 (/) です。。	String

コードのサンプル

CreateColorComposite の例 1 (Python ウィンドウ)

この例は、バンド名 VV、VH、VV/VH を使用してカラー コンポジットを作成します。

import arcpy
arcpy.env.workspace = "D:\Data\SAR\S1\20181014"
out_raster = arcpy.ia.CreateColorComposite(
   "IW_manifest_TNR_CalB0_Dspk_RTFG0_GTC.crf", "BAND_NAMES", "VV", "VH", "VV/VH")
out_raster.save = ("IW_manifest_TNR_CalB0_Dspk_RTFG0_GTC_RGB.crf")

CreateColorComposite の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

この例は、バンド名 VV、VH、VV-VH を使用してカラー コンポジットを作成します。

# Import system modules 
import arcpy 

# Define input parameters 
in_raster = "D:\Data\SAR\S1\20181014\IW_manifest_TNR_CalB0_Dspk_RTFG0_GTC_dB.crf"
out_raster = "D:\Data\SAR\S1\20181014\IW_manifest_TNR_CalB0_Dspk_RTFG0_GTC_dB_RGB.crf"
method = "BAND_NAMES"
redExp = "VV"
greenExp = "VH"
blueExp = "VV-VH" 

out = arcpy.ia.CreateColorComposite(in_raster, method, redExp, greenExp, blueExp)
out.save(out_raster)

CreateColorComposite の例 3 (Python ウィンドウ)

この例は、B1、B2、B1/B2 のバンド ID を使用してカラー コンポジットを作成します。

import arcpy
arcpy.env.workspace = "D:\Data\SAR\S1\20181014"
out_raster = arcpy.ia.CreateColorComposite(
    "IW_manifest_TNR_CalB0_Dspk_RTFG0_GTC.crf", "BAND_IDS", "B1", "B2", "B1/B2")
out_raster.save = ("IW_manifest_TNR_CalB0_Dspk_RTFG0_GTC_RGB.crf")

環境

セル配置, セル サイズ, 圧縮, 現在のワークスペース, 範囲, 地理座標系変換, NoData, 出力座標系, 並列処理ファクター, ピラミッド, ラスターの統計情報, リサンプリング方法, テンポラリ ワークスペース, スナップ対象ラスター, タイル サイズ

ライセンス情報

• Basic: Yes
• Standard: Yes
• Advanced: Yes