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IFC を Indoor データセットにインポート (Import IFC To Indoor Dataset) (Indoors)

このトピックの内容

  1. サマリー
  2. 使用法
  3. パラメーター
  4. 環境
  5. ライセンス情報

ArcGIS Indoors Pro または ArcGIS Indoors Maps エクステンションで利用できます。

サマリー

フィーチャを IFC (International Foundation Class) ファイルから、ArcGIS Indoors Information Model に準拠する Indoor データセットにインポートします。 このツールの出力を使用して、フロア対応マップおよびシーンを作成したり、ルート検索用の Indoor ネットワークを生成したりすることができます。

使用法

  • [Indoor データセットの作成 (Create Indoor Dataset)] ツールまたは [Indoors データベースの作成 (Create Indoors Database)] ツールを使用して作成された Indoors ワークスペースにフロア プラン データを読み込むには、このツールを使用します。

  • [ターゲット ユニット フィーチャ]、[ターゲット詳細フィーチャ]、[ターゲット施設フィーチャ]、および [ターゲット レベル フィーチャ] パラメーターは、Indoors モデルに準拠するフィーチャクラスまたはフィーチャ レイヤーを参照する必要があります。

    注意:

    ターゲット フィーチャはすべて、同じファイル ジオデータベース、エンタープライズ ジオデータベース、またはフィーチャ サービスから生成される必要があります。

  • ソース IFC データは、このツールの実行前にジオリファレンスする必要があります。

    ArcGIS Pro での BIM データのジオリファレンスについての詳細

  • [BIM ファイル フロアプランを抽出 (Extract BIM File Floorplan)] ツールを実行してフロア プラン フィーチャクラスを作成し、このツールへの入力としてこれらを使用することができます。 [Floorplan レイヤーから読み込み] パラメーターがオンになっている場合、入力フロア プラン レイヤーに存在するフィーチャだけが Indoors ワークスペースに読み込まれます。 入力フロア プラン レイヤーで設定されている選択または定義クエリが適用されます。

    注意:

    [BIM ファイルのフロア プランを抽出 (Extract BIM File Floorplan)] ツールによって作成されたフロア プラン レイヤーを使用している場合、それらのレイヤーは入力 IFC ファイルと同じ座標系でなければなりません。

  • 次の表に従って、IFC ファイルから Indoors モデルにフィーチャがインポートされます。

    IFC カテゴリIndoors モデルのフィーチャクラス

    Slabs

    Levels

    Spaces

    Units

    The extent of all slabs

    Facilities

    Doors、Columns、Walls、Ramps、Stairs、Windows、Curtain Walls、Furniture、および Structural Columns

    Details

  • [施設名] パラメーターは、Indoor データセットにインポートされる施設フィーチャの NAME フィールドに入力されます。 このパラメーター値を設定する際には、次の点に留意してください。

    • 入力 IFC データを既存の Indoor データセットの新しい施設として追加するには、ターゲット施設フィーチャの別の施設に割り当てられていない施設名を指定します。
    • 既存の施設を更新するには、ターゲット施設フィーチャにあるその施設フィーチャの NAME フィールド値を使用します。
      注意:

      既存の施設フィーチャを更新するには、[施設名] パラメーター値がその施設フィーチャの NAME フィールド値に一致する必要があります。

  • ターゲット フィーチャ パラメーターに設定した位置にデータが存在する場合、ソース IFC ファイルの施設およびレベルの名前がフィーチャの施設およびレベルの名前と比較され、更新するフィーチャが決定されます。

    • [施設名] パラメーターの値がターゲット施設フィーチャの NAME フィールドの値と一致する場合に施設フィーチャが更新されます。
    • ソース IFC ファイルのレベル フィーチャの BldgLevel フィールド値がターゲット レベル フィーチャの NAME フィールドの値と一致する場合は、レベル フィーチャとその関連する詳細フィーチャおよびユニット フィーチャが更新されます。
    • 更新時に、施設レイヤー、レベル レイヤー、ユニット レイヤー内のデフォルトでは設定されないフィールド内のフィールド値は維持されます。 詳細フィーチャは削除されて再び追加されます。
    注意:

    [施設名] パラメーターの値が既存の施設フィーチャの NAME フィールドと一致しない場合、指定した [施設名] の値で IFC モデルが新しい施設としてインポートされます。

  • [グラウンド フロア名] パラメーターは、建物の地上階を決定します。 ターゲット レベル レイヤー フィーチャの各レベルの垂直方向の順序、レベル数、ショート ネーム、Z 値は、この入力から取得されます。 グラウンド フロアとして設定されたレベルが垂直方向の順序で z 値を 0 として作成されます。 特定されたグラウンド フロアよりも標高の低いレベルは負の垂直方向の順序と z 値が割り当てられ、グラウンド フロアよりも高いレベルは正の垂直方向の順序と z 値が割り当てられます。

  • [ユニット プロパティのマッピング] パラメーターを使用して、ソース IFC ファイル内の Spaces レイヤーからターゲット ユニット レイヤー内の既存のフィールドに追加の属性をマッピングできます。 ツールを実行する前に、フィールドが存在している必要があります。 ソース IFC Spaces レイヤーのフィールドは、同じデータ タイプのターゲット フィールドにマッピングすることをお勧めします。

パラメーター

ダイアログPython

ラベル説明データ タイプ
入力 BIM ファイル ワークスペース

入力 IFC ワークスペース

BIM File Workspace
ターゲット施設フィーチャ

ArcGIS Indoors Information Model に準拠し、ターゲット レベル フィーチャ、ユニット フィーチャ、詳細フィーチャと同じワークスペースに存在するターゲット施設フィーチャ レイヤー、フィーチャクラス、またはフィーチャ サービス。

Feature Layer
施設名

建物の一般名。 同じ名前のフィーチャがターゲット施設レイヤーに存在する場合、そのフィーチャおよび関連するすべてのレベル フィーチャ、ユニット フィーチャ、詳細フィーチャが更新されます。

String
ターゲット レベル フィーチャ

ArcGIS Indoors Information Model に準拠し、ターゲット施設フィーチャ、ユニット フィーチャ、詳細フィーチャと同じワークスペースに存在するターゲット レベル フィーチャ レイヤー、フィーチャクラス、またはフィーチャ サービス。

Feature Layer
ターゲット ユニット フィーチャ

ArcGIS Indoors Information Model に準拠し、ターゲット施設フィーチャ、レベル フィーチャ、詳細フィーチャと同じワークスペースに存在するターゲット ユニット フィーチャ レイヤー、フィーチャクラス、またはフィーチャ サービス。

Feature Layer
ターゲット詳細フィーチャ

ArcGIS Indoors Information Model に準拠し、ターゲット施設フィーチャ、レベル フィーチャ、ユニット フィーチャと同じワークスペースに存在するターゲット詳細フィーチャ レイヤー、フィーチャクラス、またはフィーチャ サービス。

Feature Layer
グラウンド フロアの名前

グラウンド フロア名 レベルの垂直順序は、この入力から取得されます。 指定された地上階より標高が少ないレベルは、マイナスの垂直順序が割り当てられます。

String
ユニット プロパティのマッピング
(オプション)

入力 IFC Spaces レイヤーのフィールド値が入力される Units レイヤー内の属性フィールドを制御します。 ツールを実行する前に、これらのフィールドが存在している必要があります。 入力 IFC Spaces レイヤーのフィールドは、同じフィールド タイプの Units レイヤーのフィールドにマッピングすることをお勧めします。

Field Mappings
Floorplan レイヤーから読み込み
(オプション)

[BIM ファイルのフロア プランを抽出 (Extract BIM File Floorplan)] ツールによって作成された入力フロア プラン レイヤーからフィーチャを読み込むかどうかを指定します。

  • オン - [BIM ファイルのフロア プランを抽出 (Extract BIM File Floorplan)] ツールによって作成された入力フロア プラン レイヤーからフィーチャが読み込まれます。 入力レイヤーで設定されている選択が適用されます。
  • オフ - フィーチャは IFC ファイルから読み込まれます。 すべてのレベルが読み込まれ、選択は適用されません。 これがデフォルトです。
Boolean
入力 Floorplan フットプリント レイヤー
(オプション)

[BIM ファイルのフロア プランを抽出 (Extract BIM File Floorplan)] ツールを使用して作成された Floorplan フットプリント フィーチャ レイヤー。 このレイヤー内のフィーチャを使用して、ターゲット施設レイヤー内にフィーチャが作成されます。

Feature Layer
入力 Floorplan ポリゴン レイヤー
(オプション)

[BIM ファイルのフロア プランを抽出 (Extract BIM File Floorplan)] ツールを使用して作成された Floorplan ポリゴン フィーチャ レイヤー。 このレイヤー内のフィーチャを使用して、ターゲット レベル レイヤーとターゲット施設レイヤー内にフィーチャが作成されます。

Feature Layer
入力 Floorplan ポリライン レイヤー
(オプション)

[BIM ファイルのフロア プランを抽出 (Extract BIM File Floorplan)] ツールを使用して作成された Floorplan ポリライン フィーチャ レイヤー。 このレイヤー内のフィーチャを使用して、ターゲット詳細レイヤー内にフィーチャが作成されます。

Feature Layer

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
更新された施設

更新されたターゲット施設フィーチャ。

Feature Layer
更新されたレベル

更新されたターゲット レベル フィーチャ。

Feature Layer
更新されたユニット

更新されたターゲット ユニット フィーチャ。

Feature Layer
更新された詳細

更新されたターゲット詳細フィーチャ。

Feature Layer

arcpy.indoors.ImportIFCToIndoorDataset(in_bim_file_workspace, target_facility_features, facility_name, target_level_features, target_unit_features, target_detail_features, ground_floor_name, {unit_properties_mapping}, {load_floorplan_layers}, {in_floorplan_footprint}, {in_floorplan_polygon}, {in_floorplan_polyline})
名前説明データ タイプ
in_bim_file_workspace

入力 IFC ワークスペース

BIM File Workspace
target_facility_features

ArcGIS Indoors Information Model に準拠し、ターゲット レベル フィーチャ、ユニット フィーチャ、詳細フィーチャと同じワークスペースに存在するターゲット施設フィーチャ レイヤー、フィーチャクラス、またはフィーチャ サービス。

Feature Layer
facility_name

建物の一般名。 同じ名前のフィーチャがターゲット施設レイヤーに存在する場合、そのフィーチャおよび関連するすべてのレベル フィーチャ、ユニット フィーチャ、詳細フィーチャが更新されます。

String
target_level_features

ArcGIS Indoors Information Model に準拠し、ターゲット施設フィーチャ、ユニット フィーチャ、詳細フィーチャと同じワークスペースに存在するターゲット レベル フィーチャ レイヤー、フィーチャクラス、またはフィーチャ サービス。

Feature Layer
target_unit_features

ArcGIS Indoors Information Model に準拠し、ターゲット施設フィーチャ、レベル フィーチャ、詳細フィーチャと同じワークスペースに存在するターゲット ユニット フィーチャ レイヤー、フィーチャクラス、またはフィーチャ サービス。

Feature Layer
target_detail_features

ArcGIS Indoors Information Model に準拠し、ターゲット施設フィーチャ、レベル フィーチャ、ユニット フィーチャと同じワークスペースに存在するターゲット詳細フィーチャ レイヤー、フィーチャクラス、またはフィーチャ サービス。

Feature Layer
ground_floor_name

グラウンド フロア名 レベルの垂直順序は、この入力から取得されます。 指定された地上階より標高が少ないレベルは、マイナスの垂直順序が割り当てられます。

String
unit_properties_mapping
(オプション)

入力 IFC Spaces レイヤーのフィールド値が入力される Units レイヤー内の属性フィールドを制御します。 ツールを実行する前に、これらのフィールドが存在している必要があります。 入力 IFC Spaces レイヤーのフィールドは、同じフィールド タイプの Units レイヤーのフィールドにマッピングすることをお勧めします。

Field Mappings
load_floorplan_layers
(オプション)

[BIM ファイルのフロア プランを抽出 (Extract BIM File Floorplan)] ツールによって作成された入力フロア プラン レイヤーからフィーチャを読み込むかどうかを指定します。

  • LOAD_FROM_FLOORPLAN_LAYERS—[BIM ファイルのフロア プランを抽出 (Extract BIM File Floorplan)] ツールによって作成された入力フロア プラン レイヤーからフィーチャが読み込まれます。 入力レイヤーで設定されている選択が適用されます。
  • NO_LOAD_FROM_FLOORPLAN_LAYERS—フィーチャは IFC ファイルから読み込まれます。 すべてのレベルが読み込まれ、選択は適用されません。 これがデフォルトです。
Boolean
in_floorplan_footprint
(オプション)

[BIM ファイルのフロア プランを抽出 (Extract BIM File Floorplan)] ツールを使用して作成された Floorplan フットプリント フィーチャ レイヤー。 このレイヤー内のフィーチャを使用して、ターゲット施設レイヤー内にフィーチャが作成されます。

Feature Layer
in_floorplan_polygon
(オプション)

[BIM ファイルのフロア プランを抽出 (Extract BIM File Floorplan)] ツールを使用して作成された Floorplan ポリゴン フィーチャ レイヤー。 このレイヤー内のフィーチャを使用して、ターゲット レベル レイヤーとターゲット施設レイヤー内にフィーチャが作成されます。

Feature Layer
in_floorplan_polyline
(オプション)

[BIM ファイルのフロア プランを抽出 (Extract BIM File Floorplan)] ツールを使用して作成された Floorplan ポリライン フィーチャ レイヤー。 このレイヤー内のフィーチャを使用して、ターゲット詳細レイヤー内にフィーチャが作成されます。

Feature Layer

派生した出力

名前説明データ タイプ
updated_facilities

更新されたターゲット施設フィーチャ。

Feature Layer
updated_levels

更新されたターゲット レベル フィーチャ。

Feature Layer
updated_units

更新されたターゲット ユニット フィーチャ。

Feature Layer
updated_details

更新されたターゲット詳細フィーチャ。

Feature Layer

コードのサンプル

ImportIFCToIndoorDataset の例 1 (Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウ スクリプトは、イミディエイト モードで ImportIFCToIndoorDataset 関数を使用する方法を示しています。

import arcpy
arcpy.indoors.ImportCADToIndoorDataset('C:/Indoors/AdminBuilding.ifc', 'C:/Indoors/ExampleCampus.gdb/Indoor/Facilities', 'Admin Building',
                                         'C:/Indoors/ExampleCampus.gdb/Indoor/Levels', 'C:/Indoors/ExampleCampus.gdb/Indoor/Units', 
                                         'C:/Indoors/ExampleCampus.gdb/Indoor/Details', '2', '', 
                                         'NO_LOAD_FROM_FLOORPLAN_LAYERS', '', '', '',)
ImportIFCToIndoorDataset の例 2 (Python ウィンドウ)

次のスタンドアロン スクリプトで、ImportIFCToIndoorDataset 関数を使用する方法を示します。

import arcpy
    
#Set the IFC file to import
in_bim_file_workspace= 'C:/Indoors/AdminBuilding.ifc'

#Set target layers that conform to the ArcGIS Indoors Information model and Facility Name
target_facility_features='C:/Indoors/ExampleCampus.gdb/Indoor/Facilities'
facility_name="Administrative Building"
target_level_features='C:/Indoors/ExampleCampus.gdb/Indoor/Levels'
target_unit_features='C:/Indoors/ExampleCampus.gdb/Indoor/Units'
target_detail_features='C:/Indoors/ExampleCampus.gdb/Indoor/Details'

#Set which floor is the ground floor
ground_floor_name="0"

#Map additional unit attributes from spaces features
unit_properties_mapping='NAME_LONG "Long Name" true true false 255 Text 0 0,First,#,"Spaces",Family,0,255;' \
                            'CUSTOM_FIELD_DEPARTMENT "Department" true true false 255 Text 0 0,First,#,"Spaces",Department,0,255;' \
                            'CUSTOM_FIELD_FILEUPDATE "IFC File Update" true true false 255 Date 0 0,First,#,"Spaces",DocUpdate,0,255;'
    
#Load from floorplan layers created using Extract BIM File Floorplan tool
load_floorplan_layers="LOAD_FROM_FLOORPLAN_LAYERS"
in_floorplan_footprint='C:/Indoors/ExampleCampus.gdb/Floorplan_Dataset/Footprint'
in_floorplan_polygon='C:/Indoors/ExampleCampus.gdb/Floorplan_Dataset/planPolygon'
in_floorplan_polyline='C:/Indoors/ExampleCampus.gdb/Floorplan_Dataset/planPolyline'

#Run the tool
arcpy.indoors.ImportIFCToIndoorDataset_Indoors(in_bim_file_workspace, target_facility_features, facility_name,
                                                target_level_features, target_unit_features, target_detail_features, 
                                                ground_floor_name, unit_properties_mapping, load_floorplan_layers,
                                                in_floorplan_footprint, in_floorplan_polygon, in_floorplan_polyline)

環境

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。

ライセンス情報

  • Basic: No
  • Standard: No
  • Advanced: 次のものが必要 ArcGIS Indoors Pro または ArcGIS Indoors Maps

関連トピック

  • Indoors ツールボックスの概要
  • ジオプロセシング ツールの検索

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