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深度マップの計算 (Compute Depth Map) (リアリティ マッピング)

このトピックの内容

  1. サマリー
  2. 使用法
  3. パラメーター
  4. 環境
  5. ライセンス情報

Advanced のライセンスで利用可能。

ArcGIS Reality ライセンスがある ArcGIS 組織で利用できます。

サマリー

モザイク データセットを構成する各画像の深度マップに基づいてより正確な CenterZ フィールド値を計算します。 コントール ポイントとソリューション ポイントを使用して、モザイク データセットを構成する各画像の深度マップを計算すると、特に傾きが大きい場合に画像から地表 (マップ) への変換が改善されます。

一般的に画像空間で実行される画像検査では、欠陥を検出し、計測を実行して、修正画像の検査レポートを生成できます。 マップ空間または画像空間のいずれかでオブジェクトの距離、面積、高さを計測でき、検査レポートを生成して検査結果を共有できます。

検査ワークフローの重要な構成要素の 1 つに、画像から地表 (マップ) 空間への変換があります。これにより、画像上の欠陥、ポイント、ライン、ポリゴンをより正確に特定および計測できます。 画像から地表への変換では、特に傾きの大きい画像を対象として深度マップが使用されます。深度マップは、カメラの位置から地上の位置までの距離をピクセルごとに示したものです。

使用法

  • このツールは、調整済みのモザイク データセット、コントロール ポイント テーブル、ソリューション ポイント テーブルを入力として受け取り、更新された調整済みのモザイク データセットを生成します。

    注意:

    深度マップ ファイル (.dm) は、調整済みのモザイク データセットを構成している入力画像アイテムごとに作成されます。 深度マップ ファイルは、元の調整済みのモザイク データセットを構成しているソース画像ファイルと同じディレクトリに作成されます。

  • 更新された調整済みのモザイク データセットの CenterZ フィールドが、より正確な値で更新されます。

  • このツールで使用されるコントロール ポイント テーブルとソリューション ポイント テーブルは、オルソ マッピング ワークフローまたは ArcGIS Reality for ArcGIS Pro を使用したブロック調整の実行時に生成されます。

パラメーター

ダイアログPython

ラベル説明データ タイプ
入力モザイク データセット

ブロック調整された入力モザイク データセット。 モザイク データセットは、このツールの入力として使用する前に調整する必要があります。 モザイク データセットを調整するには、ArcGIS Pro のオルソ マッピング ワークフローまたは Reality for ArcGIS Pro ワークフローを使用できます。

Mosaic Dataset; Mosaic Layer
コントロール ポイント テーブル

入力コントロール ポイント フィーチャクラス。 このポイント フィーチャクラスは、[カメラ モデルの計算 (Compute Camera Model)] ツールまたは [タイ ポイントの計算 (Compute Tie Points)] ツールの出力です。

Feature Class; Table View
ソリューション ポイント テーブル

入力ソリューション ポイント フィーチャクラス。 このポイント フィーチャクラスは、[カメラ モデルの計算 (Compute Camera Model)] ツールまたは [タイ ポイントの計算 (Compute Tie Points)] ツールの出力です。

Feature Class; Table View
クエリ定義
(オプション)

深度マップに含めるモザイク データセット内のアイテムの選択に使用される SQL 式。

SQL Expression
既存をスキップ
(オプション)

深度マップの CenterZ 値を、CenterZ 値がないラスターのみで計算するか、既存の CenterZ 値があるアイテムを含め、すべてのモザイク データセット アイテムで計算するかを指定します。

  • オフ - 深度マップの CenterZ 値を、既存の CenterZ 値があるアイテムを含め、すべてのモザイク データセット アイテムで計算します。 これがデフォルトです。
  • オン - 深度マップの CenterZ 値を、CenterZ 値がないラスターのみで計算します。

Boolean
フットプリントの調整
(オプション)

画像に適用されたのと同じ変換を使用してフットプリントのジオメトリが更新されるかどうかを指定します。

  • オフ - フットプリントのジオメトリは更新されません。 これがデフォルトです。
  • オン - フットプリントのジオメトリが画像のジオメトリに更新されます。

Boolean

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
出力モザイク データセット

更新された調整済みのモザイク データセット。 CenterZ フィールドが更新されます。 [フットプリントの調整] パラメーターがオンの場合、モザイク データセットのフットプリントも更新されます。

Mosaic Dataset; Mosaic Layer

arcpy.rm.ComputeDepthMap(in_mosaic_dataset, control_point_table, solution_point_table, {where_clause}, {skip_existing}, {adjust_footprints})
名前説明データ タイプ
in_mosaic_dataset

ブロック調整された入力モザイク データセット。 モザイク データセットは、このツールの入力として使用する前に調整する必要があります。 モザイク データセットを調整するには、ArcGIS Pro のオルソ マッピング ワークフローまたは Reality for ArcGIS Pro ワークフローを使用できます。

Mosaic Dataset; Mosaic Layer
control_point_table

入力コントロール ポイント フィーチャクラス。 このポイント フィーチャクラスは、[カメラ モデルの計算 (Compute Camera Model)] ツールまたは [タイ ポイントの計算 (Compute Tie Points)] ツールの出力です。

Feature Class; Table View
solution_point_table

入力ソリューション ポイント フィーチャクラス。 このポイント フィーチャクラスは、[カメラ モデルの計算 (Compute Camera Model)] ツールまたは [タイ ポイントの計算 (Compute Tie Points)] ツールの出力です。

Feature Class; Table View
where_clause
(オプション)

深度マップに含めるモザイク データセット内のアイテムの選択に使用される SQL 式。

SQL Expression
skip_existing
(オプション)

深度マップの CenterZ 値を、CenterZ 値がないラスターのみで計算するか、既存の CenterZ 値があるアイテムを含め、すべてのモザイク データセット アイテムで計算するかを指定します。

  • NO_SKIP_EXISTING—深度マップの CenterZ 値を、既存の CenterZ 値があるアイテムを含め、すべてのモザイク データセット アイテムで計算します。 これがデフォルトです。
  • SKIP_EXISTING—深度マップの CenterZ 値を、CenterZ 値がないラスターのみで計算します。
Boolean
adjust_footprints
(オプション)

画像に適用されたのと同じ変換を使用してフットプリントのジオメトリが更新されるかどうかを指定します。

  • NO_ADJUST_FOOTPRINTS—フットプリントのジオメトリは更新されません。 これがデフォルトです。
  • ADJUST_FOOTPRINTS—フットプリントのジオメトリが画像のジオメトリに更新されます。
Boolean

派生した出力

名前説明データ タイプ
out_mosaic_dataset

更新された調整済みのモザイク データセット。 CenterZ フィールドが更新されます。 adjust_footprints パラメーターが ADJUST_FOOTPRINTS として指定された場合、モザイク データセットのフットプリントも更新されます。

Mosaic Dataset; Mosaic Layer

コードのサンプル

ComputeDepthMap の例 1 (スタンドアロン スクリプト)

この例では、より正確な CenterZ 値を使用して更新された調整済みのモザイク データセットを作成します。

# Import system modules
 import arcpy  

# Execute
arcpy.rm.ComputeDepthMap(in_mosaic_dataset= r"C:\CDM.gdb\YVWD", control_point_table=r" C:\CDM.gdb\YVWD_ControlPoints", solution_point_table= r"C:\CDM.gdb\YVWD_SolutionPoints", skip_existing="SKIP_EXISTING", adjust_footprints="NO_ADJUST_FOOTPRINTS")
ComputeDepthMap の例 2 (Python ウィンドウ)

この例では、より正確な CenterZ 値を使用して更新された調整済みのモザイク データセットを作成します。

# Import system modules
import arcpy  

# Define input parameters
in_mosaic_dataset= r"C:\CDM_RM.gdb\YVWD"
control_point_table=r"C:\CDM_RM.gdb\YVWD_ControlPoints"
solution_point_table= r"C:\CDM_RM.gdb\YVWD_SolutionPoints",
where_clause= "OBJECTID > 2",
skip_existing="SKIP_EXISTING",
adjust_footprints="ADJUST_FOOTPRINTS"

# Execute
arcpy.rm.ComputeDepthMap(in_mosaic_dataset, control_point_table, solution_point_table, where_clause, skip_existing, adjust_footprints)

環境

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。

ライセンス情報

  • Basic: No
  • Standard: 次のものが必要 ArcGIS Reality for ArcGIS Pro
  • Advanced: Yes

関連トピック

  • リアリティ マッピング ツールボックスの概要
  • ジオプロセシング ツールの検索
  • ArcGIS Pro のリアリティ マッピング

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