Log10 (Spatial Analyst)

Spatial Analyst のライセンスで利用可能。

Image Analyst ライセンスで利用できます。

サマリー

ラスターのセル値に対して底が 10 の対数を計算します。

Log10 の図
OutRas = Log10(InRas1)

使用法

  • 入力は、整数タイプまたは浮動小数点タイプです。

    浮動小数点の入力値の結果については、「対数ツールの出力値の例」をご参照ください。

  • 0 または負の入力値は、出力ラスターでは NoData になります。

  • このツールの出力ラスターは入力値の型に関係なく常に浮動小数点型です。

  • 入力がマルチバンド ラスターである場合、出力はマルチバンド ラスターになります。 このツールは、入力の各バンドに対して操作を実行します。

  • 入力が多次元ラスター データである場合、すべての変数のすべてのスライスが処理されます。 出力は CRF 形式の多次元ラスターになります。

  • このツールに適用されるジオプロセシング環境の詳細については、「解析環境と Spatial Analyst」をご参照ください。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力ラスター、または定数値

底が 10 の対数を計算する入力値。

数値をこのパラメーターの入力として使用するには、セル サイズと範囲を最初に環境で設定しておく必要があります。

Raster Layer; Constant

戻り値

ラベル説明データ タイプ
出力ラスター

出力ラスター。

セル値は、入力値の底が 10 の対数です。

Raster

Log10(in_raster_or_constant)
名前説明データ タイプ
in_raster_or_constant

底が 10 の対数を計算する入力値。

数値をこのパラメーターの入力として使用するには、セル サイズと範囲を最初に環境で設定しておく必要があります。

Raster Layer; Constant

戻り値

名前説明データ タイプ
out_raster

出力ラスター。

セル値は、入力値の底が 10 の対数です。

Raster

コードのサンプル

Log10 の例 1 (Python ウィンドウ)

次の例では、入力ラスター値の底が 10 の対数を計算し、結果を IMG ラスターとして生成しています。

import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.sa import *
env.workspace = "C:/sapyexamples/data"
outLog10 = Log10("elevation")
outLog10.save("C:/sapyexamples/output/outlog10.img")
Log10 の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

次の例では、入力ラスター値の底が 10 の対数を計算しています。

# Name: Log10_Ex_02.py
# Description: Calculates the base 10 logarithm of cells in a raster
# Requirements: Spatial Analyst Extension

# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.sa import *

# Set environment settings
env.workspace = "C:/sapyexamples/data"

# Set local variables
inRaster = "degs"

# Execute Log10
outLog10 = Log10(inRaster)

# Save the output 
outLog10.save("C:/sapyexamples/output/outlog10")

ライセンス情報

  • Basic: 次のものが必要 Spatial Analyst または Image Analyst
  • Standard: 次のものが必要 Spatial Analyst または Image Analyst
  • Advanced: 次のものが必要 Spatial Analyst または Image Analyst

関連トピック